おかえりからおやすみまで ― 2012年05月02日 18時27分58秒
川見店主が帰宅すると、チビタ先生がお出迎え。
にゃかえり
にゃかえり
川見店主が晩ごはんを食べるときは、寄り添って来られるんだとか。
へぇ~、先生、そうやって、ねぎらってくださるんですね。
あ、おやつ、ですか。
「カリカリ」
就寝はPM10時だそうです。
先生って、夜行性じゃないの?
「・・・・・・」
(撮影:川見店主)
速記部の彼女が走り高跳びをする理由~恩師に捧げるアムフィット(その1) ― 2012年05月07日 16時35分32秒
彼女は無口で“ぼんやり”した女の子に見えた。
周囲の大人たちは、彼女が何を考えているのかよくわからなかったし、
彼女自身にも、自分が何を考えているのかよくわかっていなかった。
周囲の大人たちは、彼女が何を考えているのかよくわからなかったし、
彼女自身にも、自分が何を考えているのかよくわかっていなかった。
彼女は中学校へ入学すると、“速記部(そっきぶ)”に入部した。
「何か身につくものを」という母親からのすすめだった。
“速記部”はおもしろいのかおもしろくないのか、よくわからなかった。
しばらくしてから「辞めたいな」と思ったけれど、その頃には、同級生達はみんな退部してしまっていた。
「あんただけは、やめんといてな」
上級生に頼まれて、彼女は“速記部”をやめることができなくなった。
「何か身につくものを」という母親からのすすめだった。
“速記部”はおもしろいのかおもしろくないのか、よくわからなかった。
しばらくしてから「辞めたいな」と思ったけれど、その頃には、同級生達はみんな退部してしまっていた。
「あんただけは、やめんといてな」
上級生に頼まれて、彼女は“速記部”をやめることができなくなった。
ある日の体育の授業は走り高跳びだった。
彼女の身長は学年でも高い方で、誰よりもバーを高く跳ぶことができた。
それを見た先生は、授業が終わると彼女を呼び止めた。
「今度の日曜日、空いてるか?」
日曜日の朝、先生に連れて行かれたのは、陸上競技場だった。
彼女は、着古されたユニフォームとスパイクシューズを渡され、走り高跳びの試合に出場した。
「体育の時みたいに跳んだらいいから」
先生にそう言われて、彼女は、「体育の時」みたいに、バーを跳びこえた。
その試合はブロックの大会で、彼女は3位の成績をおさめてしまった。
それからも、試合のたびに先生から声をかけられ、競技場へ連れて行かれ、ユニフォームとスパイクシューズを渡されて、「体育の時」みたいに、バーを跳び越えた。
結局、中学生活の3年間、彼女が陸上部に入部することはなかった。
やめられなかった“速記部”では、“部長”にもなった。
中学校の卒業アルバム。
“速記部”の集合写真にはもちろん“部長”の姿がおさまっている。
そして、陸上競技部の集合写真の中にも、“速記部の部長”の姿が、ちゃんとおさまっているらしい。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆
こんなふうに、彼女は陸上競技に出会ったそうです。
彼女↓
川見店主
(つづく)
彼女がおじいちゃんを誇りに思う理由~恩師に捧げるアムフィット(その2) ― 2012年05月10日 18時54分07秒
(つづき)
川見店主が陸上競技という世界の扉を開けるきっかけとなった
恩師のN先生がご来店されました。
今春に高校の陸上部に入部されたお孫さんとご一緒です。
川見店主が陸上競技という世界の扉を開けるきっかけとなった
恩師のN先生がご来店されました。
今春に高校の陸上部に入部されたお孫さんとご一緒です。
「この子ずっと故障続きでな。足のことはちゃんとさせとこうと思うて。お世話かけます。」
深々と頭を下げられるN先生。
川見店主から中学時代のエピソードを聞いたことがあったからでしょうか、
ボクはN先生に初めてお会いしたのに、とても懐かしいような気持ちになりました。
N先生は川見店主に陸上部への入部を決して無理強いしなかった。
それでも3年間、“速記部の部長”を忘れず試合に出させてくれた。
そして、卒業アルバムの陸上部の写真にも、
「あなたもがんばったんだから、一緒に写りにおいで」
と声をかけてくださったんですって。
N先生と川見店主、しばし昔話に花が咲きます。
川見:「先生は当時、みんなのユニフォームとかスパイクシューズとかも、
ポケットマネーで買われてたんじゃないですか?」
N先生:「ははは」
川見:「生徒のためにばっかりお金を使って、
奥さんは困ってらっしゃったんじゃないですか?」
N先生:「はははは」
N先生と川見店主、しばし昔話に花が咲きます。
川見:「先生は当時、みんなのユニフォームとかスパイクシューズとかも、
ポケットマネーで買われてたんじゃないですか?」
N先生:「ははは」
川見:「生徒のためにばっかりお金を使って、
奥さんは困ってらっしゃったんじゃないですか?」
N先生:「はははは」
川見:「あ、先生のことだから、奥さんにナイショで買ってらっしゃったんでしょ?」
N先生:「ふふふ・・・まぁ、まぁ」
川見店主は、ふたりの会話を聞いていた女子高生のお孫さんに話しかけました。
「あなたのおじいちゃんがいなかったら、今のわたしは、いなかったのよ」
女子高生の彼女の顔が、ほころびました。
ちょっと恥ずかしそうな、そして、おじいちゃんのことが誇らしげな、笑顔でした。
ちょっと恥ずかしそうな、そして、おじいちゃんのことが誇らしげな、笑顔でした。
そんなわけで、川見店主が恩師に捧げる今日のアムフィット!
お孫ちゃんにはもう一度カラダづくりから始めてもらうために、
N先生には、これからもお元気に歩いていただくために、
ゲルリーク・サンワーズモデルにオーダーメイドインソール・アムフィット装着です!
おそろいです↓
N先生には、これからもお元気に歩いていただくために、
ゲルリーク・サンワーズモデルにオーダーメイドインソール・アムフィット装着です!
おそろいです↓
シューズのフィッティングが終わって。
N先生はお帰りになる時も、深々と頭を下げられました。
「今後もまた、ひとつよろしくお願いいたします。」
もちろんこれは、
「孫のことをこれからも応援してやってください」
という意味でおっしゃられたんですけれど、
ボクには、
「ワタシの教え子もまぁ大変な人で、アナタもきっと苦労が多いでしょうが、
これからもめげずに応援してやってください」
というボクへの励ましの言葉にも聞こえました。
「孫のことをこれからも応援してやってください」
という意味でおっしゃられたんですけれど、
ボクには、
「ワタシの教え子もまぁ大変な人で、アナタもきっと苦労が多いでしょうが、
これからもめげずに応援してやってください」
というボクへの励ましの言葉にも聞こえました。
大変な人↓
川見店主
(おわり)
(おわり)
陸上競技100m10秒台を必然たらしめる今日のアムフィット! ― 2012年05月13日 19時44分10秒
本日は月に一度だけの日曜営業日“チョクチョクサンデー”。
お客様は、高校生スプリンターのYSGくんです。
お客様は、高校生スプリンターのYSGくんです。
YSGくん、昨シーズンは100mを11秒4の記録で終え、
先日の連休に行われた大会では追い風参考(2.3m)ながら
11秒07の記録を出してくれました。
今シーズン中に10秒台を目指しています。
いいぞいいぞ!
先日の連休に行われた大会では追い風参考(2.3m)ながら
11秒07の記録を出してくれました。
今シーズン中に10秒台を目指しています。
いいぞいいぞ!
で、YSGくんが今シーズンを乗り切るための色んなシューズに今日のアムフィット!
じゃんじゃん行きますよ!
全部で5足をご用意します。
①「歩く走る力を呼び覚ます」ゲルリーク・サンワーズモデルを2足
YSGくん、中学時代から日常生活はずっとこれ!
①「歩く走る力を呼び覚ます」ゲルリーク・サンワーズモデルを2足
YSGくん、中学時代から日常生活はずっとこれ!
②トレーニングシューズは、TGL417 BLADETRAINER
ここからは、ゼロ・アムフィット(原板加工)を装着します。
③キレのある動きのトレーニングに。
TGL416 WINDSPRINT にゼロ・アムフィット!
④練習用の短距離スパイクシューズ
TTP774 HEATRUSH にゼロ・アムフィット!
100mを10秒台でかけ抜ける。
陸上競技をはじめた短距離選手なら、誰もが目標にする記録です。
そして、多くの選手が、夢のままに終わる記録です。
11秒の壁が破られた瞬間・・・
そこにはこれまでとは全く違ったスプリントの世界が開けています。
筋肉は動いている。けれど、静かである。
力強くトラックを蹴っている。けれど、摩擦を感じない。
時は止まっている。けれど、世界は流れている。
真空の空間を、なめらかに、どこまでも、すべっていく。
そして、ゴールの彼方に、カラダが吸い込まれていく。
「このまま、宇宙の果てまで、走っていっちゃうんじゃないか?」
その感覚は、“神秘的”でさえあるけれども、まったく“不思議”ではない。
自分の走りが、存在そのものが、決して“偶然”ではなく“必然”であることを確信する。
そんな瞬間が、訪れるのです。
スリリング!
YSGくんとオリンピアサンワーズの挑戦は続く!
不死鳥のごとくロンドンへ飛翔せよ!三段跳びスパイクシューズに今日のゼロ・アムフィット! ― 2012年05月16日 14時13分09秒
藤林献明(ふじばやし・のぶあき)選手が帰ってきてくれました。
おかえりなさい!
藤林選手は三段跳びの選手で、ベスト記録は16m51cm!
どえらい人です。
藤林選手が初めてオリンピアサンワーズに来てくれたのがちょうど10年前。
彼が高校3年生の時に大阪インターハイで優勝した時でした。
その後、学生時代も全日本チャンピオンシップで優勝されるなど華々しい活躍ぶり、
実業団でも全国を舞台に陸上競技界の第一線で戦ってこられました。
しかし、2年前にアクシデントが。
アキレス腱の断裂。
おかえりなさい!
藤林選手は三段跳びの選手で、ベスト記録は16m51cm!
どえらい人です。
藤林選手が初めてオリンピアサンワーズに来てくれたのがちょうど10年前。
彼が高校3年生の時に大阪インターハイで優勝した時でした。
その後、学生時代も全日本チャンピオンシップで優勝されるなど華々しい活躍ぶり、
実業団でも全国を舞台に陸上競技界の第一線で戦ってこられました。
しかし、2年前にアクシデントが。
アキレス腱の断裂。
川見店主:「やっぱり、すごい痛かった?」
藤林選手:「バチンッて音がして。後は、足がヘナヘナと」
そして、2年間の苦境を乗り越えて、
藤林選手は、カラダもココロもひとまわり大きくなられた感じがします。
藤林選手:「カラダづくりは、うまくいっていると思います」
川見店主:「じゃあ課題は、いい動きに仕上げていけるかどうかよね」
つーわけで、復活の狼煙(のろし)をあげる今日のアムフィットは次の2足!
①やっぱりこのシューズにはじまる
歩く走る力を呼び覚ます、ゲルリーク・サンワーズモデル
②支援企業のアシックスが藤林選手のためにつくった
スペシャル三段跳びスパイクシューズ↓
普通の三段跳びスパイクシューズと全然ちがう。
足首の右足がローカット、左足がハイカット仕様に。
これ、藤林選手とアシックスとの共同開発なんだそうです。
すごいや。
ゴールドで「アシックス・スペシャル」ってなってます。カッチョイイ!
もちろん、誰にでもこんなスパイクシューズを作ってくれるわけではないです。
そういや、藤林選手とアシックスの架け橋になったのは川見店主でした。
オーダーメイドインソールは、原板加工のゼロ・アムフィットです。
アムフィットをロンドンに連れてって!
ともに飛翔する想いで川見店主が入魂の加工作業に入った!
と、最終仕上げにも、なにやらひと工夫しはじめた川見店主。
こちらもスぺシャルインソールの誕生か!
秘策です。
スペシャルスパイクシューズに、スペシャルゼロ・アムフィット装着完了!
あっと言う間に5時間かかってフィッティングが終了。
藤林選手。
快心の跳躍を、祈るような気持ちで、待っておりまするぞ!
ちなみに。
藤林選手のブログの題名は、「正しい交差点のわたり方」っていうものなんですが。
これはきっと、「横断歩道を3歩で渡ってしまえる」三段跳びという競技のことで、
彼流のジョークなんだと思います。
(スポンサーでもないのに、オリンピアサンワーズHPへのリンクが。藤林選手、お気遣いありがとうございます。感謝!)
「正しい交差点のわたり方」↓
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