小学校の先生のウォーキングシューズに今日のアムフィット!~あの日の少年は、初心を忘れずに今も走りつづけている。(その2)2014年06月09日 19時40分21秒

198X年。
あの日のA少年は、教職について慌ただしい日々を過ごしていた。
それでも、毎日、走ることを怠らなかったし、
練習日誌をつけることも欠かさなかった。
練習日誌の最後のページには、
ボロボロになったハリマヤのカタログをいつも挟んでおいた。
それを見れば、ランナーとしての自分を見失わない気がした。




ランニングシューズをはき潰すと、
やはりオリンピアサンワーズへと足を運び、
おばちゃんが選ぶシューズを黙って履いた。

「おばちゃんが選ぶシューズには、間違いがない」

それが、A先生がシューズを選ぶ唯一の基準になっていた。

小学校の先生になってからも、
おばちゃんは以前と何ら変わりなく接してくれた。
相変わらず、名前は呼び捨てにされていた。
おばちゃんの前では、いつもあの日の自分に戻った。
いくつになっても、それは心地よいことだった。


オリンピアサンワーズの創業者、上田のおばちゃん↓
(1924-1986)



おばちゃんが亡くなったときは、とても悲しかった。
自分を支えていた何かが、
胸の中でスッポリと抜け落ちたようだった。
それに――、

「自分はこれからどこでシューズを買えばいいのだろう?」

オリンピアサンワーズは、新しい女性の店主が継ぐことになった。
その新しい店主のことは、あまりよく知らなかった。


オリンピアサンワーズ二代目、川見店主↓



「あのおばちゃんが選んだ人だから、間違いないだろう」

とA先生は思ったが、不安にならないでもなかった。

「新しい店主は、おばちゃんの遺志を継げるだろうか?
 オリンピアサンワーズは変わってしまわないだろうか?
 それに、新しい店主は、
 僕に合ったシューズを選ぶことができるだろうか?」

A先生は、ひとつの"覚悟"を決めた。

「これからもオリンピアサンワーズでシューズを買おう。
 それがおばちゃんへのせめてもの供養になるだろう。
 そして、新しい店主がすすめるシューズは、
 どんなシューズだって、黙って履くことにしよう」

だたし、とA先生は、その覚悟に"期限"を定めた。

「ただし、それはこれから1年間だけだ。
 1年経って、新しい店主のやり方に納得しなければ、
 残念ながら、僕があの店に行くことはなくなるだろう――」

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それから1年後も、10年後も、20年後も、
そして、30年近くが経過した今も、
A先生はずっと、
オリンピアサンワーズに足を運んでくださってます。

「これまでの人生、僕がずーっと走ってこれたのは、
 川見さんのシューズ選びが、間違ってなかったからです。
 それを見極めた、僕もまた、間違ってなかった!(笑)」


つーわけで、本日、A先生にご用意したのは、
普段履き用のウォーキングシューズです。
TDH136 FIELDWALKER SS-002 GT-X



装着するオーダーメイドインソールは、
アムフィット・スダンダード。
川見店主が、入魂のアムフィット装着作業へGO!


じゃかじゃん!
フィールドウォーカーにアムフィット装着完了!


こっちからも、アムフィットどーん!


A先生は、よく走られる人ですが、よく歩かれる人でもあります。
先生には、じっとしている時がありません。
毎日毎日、放課後になると、
生徒のもとへ、保護者のもとへと、
指導のために地域を歩きまわられる。
だから、先生の普段履きシューズは、
ハード・ウォーキングに適したこのフィールドウォーカーなんです。

新たに赴任してきた新米の先生は、
必ずA先生と一緒に"見習い"として行動をともにし、
A先生の行動力に圧倒され、衝撃を受けることになる。

「教師って……こんなにも生徒のために働くものなのか」

A先生に走ることの楽しさを教えてもらって、
中学校に入ってから陸上競技をはじめた子供たちの数は、
何百人、いや、何千人になるかと、もはや想像がつきません。

A先生、どうかいつまでもお元気で。


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「歩く」「働く」人のシューズはこんな感じでフィッティング↓



オリンピアサンワーズのブログは引っ越しました。

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