彼はなぜ、走るのをやめなかったのか。~Are You Ready? 2015(最終回)2015年04月05日 19時30分03秒

(つづき)

「完走」することは、彼の「目的」にはならない。
3時間以上かかる記録を残しても彼には意味がない。
だから、記録を狙えないと判断すれば、
レースの途中で棄権することも厭(いと)わない――。
それが、これまでの彼にとっての「フルマラソン」だった。
ならば、なぜ、彼はあの日の42.195kmを、
「3時間16分」で「完走」しなければならなかったのだろう?



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彼が店に顔を出してくれた時には、
あの日のレースから1か月ほどが経過していた。

彼はもうそのレースについて話したくないかもしれない。
だけど、どうしても彼には聞いておきたいことがあった。
他愛のない会話を交わした後、切り出してみた。

この前のレース、おつかれさまでした。
ひさしぶりの42.195kmはどうでしたか?

「年末年始のインフルエンザがダメでしたね。
 1か月では調子が戻らなかったってことです」

目標タイムはどれくらいに設定を?

「2時間35分です。
 いいペースで走れてたんですけど、
 32kmでバッタリと足が止まりました。
 まいりましたよ。
 ゴールまで残り10kmに80分かかりましたからね」


3時間16分から80分を引くと116分。
つまり彼は、足が止まる32km地点までを116分で、
計算すると3分36秒/kmで飛ばしていたことになる。
彼は間違いなく2時間35分を狙い、
そして、実際に、狙った通りに「走れていた」のだ。

それにしても、
彼が最後の10kmを80分かけてゴールしたとは――。
それは、ほとんど歩くほどのスピードだったはずだ。
時には立ち止まっていたかもしれない。
その「10km」という距離も「80分」という時間も
彼には気が遠くなるほどの長さに感じたことだろう。

あの日のレースは、32km地点を過ぎた時から、
彼にとっての「フルマラソン」ではなくなっていた。
最早、「完走」も、「記録」も、
彼にとって意味をなすものは何もないはずだった。
それなのに――。
だから、これだけは彼に聞いておきたかった。

あなたはなぜ、走るのをやめなかったのか?

ふと彼の視線は天を仰いだ。
そして、こう言った。

「それはわかってるんですよ。
 完走したところで、
 今回の記録が何の足しにもならないことは。
 ただ、思ったんですよ。
 このゴールにたどり着いておかないと、
 もうマラソンに帰ってこれないんじゃないかって」


ああ……こちらが天を仰ぐ番だった。
そうだったのか。
彼がゴールを目指して走りつづけたのは、
次のマラソンに自分をつなげるためだったのだ。

この日の店内は他のお客さんで混んでいた。
川見店主はインソール工房に入ったきりだった。

「あの日のレースはそういうことでした。
 また川見店主にも伝えといてくださいね」


OK、わかりました。必ず伝えます。
帰ろうとする彼に、もう一度声をかける。
これからどこに向かって走っていくのですか?

「4月からまたトラックレースがはじまりますよ!」

返ってきた彼の声に感傷の響きは微塵もなかった。
彼はすでに、新たなスタートを切っている。

閉店後、彼の話を川見店主に伝える。

「ああ……それで彼は最後まで走りきったんだ」

今度は、川見店主が天を仰いだ。

「次を目指す人は、強いよね。それに……」

誰に伝えるでもなく、つぶやいた。

「逆境に立たされた時に人は試されるよね。
 どこまで粘り、どこまで立ち向かえるのか」

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マラソンも人生もいつでも順風満帆とはいかないものだ。
走りつづけ、時に歩き、立ち止まり、また走りはじめる。
ゴールはまだ遠いかもしれない。
しかし、次の一歩を踏み出せば、いつか必ずたどり着く。

目を凝らす彼方には、あなたを待つ人が見えるだろう。
その人は――「あなた」だ。
あなたの到着を待ち、ゴールを引き継ぎ、
ふたたび新たなスタートを切ろうとしている、
新しい「あなた」だ。
次の一歩を踏み出す限り、新しい「あなた」はつづいていく。


マラソン・ランニングに挑戦するみなさんを勝手にワイワイ応援ブログ
「Are You Ready?2014-2015」
は、これにて終了です。

ご登場いただいたランナーのみなさま、
ご来店いただいたランナーのみなさま、
今シーズンも誠にありがとうございました。
ではまた、ランナーたちの足音が聞こえてきた頃に。

<Are You Ready?>


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オリンピアサンワーズが考える
「42.195kmを走るためのランニングシューズ・メソッド」↓

彼はなぜ、走るのをやめなかったのか。~Are You Ready? 2015(106)2015年04月04日 19時00分15秒

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「Are You Ready?2014-2015」

第106回目は、あるランナーとフルマラソンの話。

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・2006年 2時間38分42秒
・2007年 2時間36分23秒
・2010年 2時間34分13秒
・2012年 2時間40分22秒


このようなタイムで走ることこそが、
彼にとっての「フルマラソン」だ。
ひとたび42.195kmのスタートを切ったとしても、
「完走」することは彼の「目的」にはならないし、
3時間以上かかる記録を残しても彼には意味がない。
だから、記録を狙えないと判断すれば、
レースの途中で棄権することも厭(いと)わない。

そんな彼だが、ここ数年はフルマラソンを走らなかった。

フルマラソンへの出場を見合わせていたのは、
彼にとっての「フルマラソン」が実現できないことを、
彼自身がよくわかっていたからだ。
自分が望む記録で走るためには、
どれほどまでにカラダを仕上げなければならないのか?
それを知っていた彼は、
自分自身に42.195kmへの出走を許可できなかったのだ。
しかし、そうは言っても、その頃の彼は、
ハーフマラソンを走れば70分台でゴールするのだった。

昨年の秋。
彼からフルマラソンに復帰する意気込みを聞いた。
彼がマラソンのロードに帰ってくる!
それは、とてもうれしく、楽しみなことだった。
年齢を重ねた彼はどんな走りをするのだろう。
数年ぶりの42.195kmが彼にはどんな景色に映るのだろう。
レースが終わったら、彼に色んなことを聞きたいと思った。

秋から冬にかけて、彼の練習は順調そのものだった。
11月の実業団駅伝では11kmを37分30秒で激走した。
カラダはこれまでにないくらいに仕上がってきていた。
このまま調子をあげていけば、彼は、
彼にとっての「フルマラソン」をふたたび実現するだろう。
勝負のレースは2か月半後の2015年2月1日と決まっていた。
彼がスタートラインに立つ日を心待ちにした。

2015年が明けてすぐ、彼は店にやってきた。
年末年始、インフルエンザで寝込んでしまった、
それが不安材料ではあるが、
レースまでの一か月でなんとか調子を戻すつもりだ、
そう彼は言っていた。
百戦錬磨の彼のことだから、レース当日までには、
100%ではなくても可能な限りの
コンディションにまで仕上げてくれるだろう、
そう思っていた。

あの日。
彼が42.195kmのゴールにたどり着いた時、
記録を示すタイマーは「3時間」を「16分」越えていた。

彼は――なぜ、走るのをやめなかったのだろう?


(つづきます)


洞爺湖マラソン2015で目指せサブ3.5!な女性ランナーに今日のアムフィット!~Are You Ready? 2015(105)2015年04月02日 19時06分07秒

ランナーたちは走り過ぎていった。
もう3月も終わり、4月に入っている。
マラソンのシーズンが終わる。
さぁ、そろそろこのブログも終わりにするかな。
そう思ってたら、見覚えのある女性が走ってこられた。


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「Are You Ready?2014-2015」

第105回目は、もうちょいでサブ3.5ランナーHTNさんがご登場です。

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HTNさんが初めてオリンピアサンワーズにご来店されたのは、
1年ちょっと前、2013年の暮れでした。
HTNさんはちょうどその1か月前の11月に、
韓国中央ソウルマラソン3時間36分で快走されたばかり。
ここまできたからにはもちろんHTNさんは
フルマラソンで3時間30分を切って走りたいし、
さらには、

Hさん:3時間20分で走れるようになりたいんです」

とおっしゃってました。

HTNさんは翌年(2014年)3月の名古屋ウィメンズマラソン
自己ベスト更新3時間35分で激走。
この時のレース用シューズをフィッティングした話は、
大会前日に更新したこちらの記事↓に残っております。
昨シーズンのワイワイブログ第103回

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HTNさん、おひさしぶりです。
あれから調子はいかがでしょうか?

Hさん:「なかなか3時間30分を切れないですねぇ。
    昨年の名古屋ウィメンズ以来、
    自己ベストも止まったままなんですよ」


ああ、今もHTNさんは、マラソンロードにおける
最も苛烈なラインを走りつづけておられる――。

以下「全日本マラソンランキング」からの話。

日本陸連公認コースで行われる国内のフルマラソンが年間で62大会
2013年4月-2014年3月における完走者の平均タイムは、
女性 5時間07分56
・男性 :4時間37分32秒
→ 女性と男性では完走タイムに「30分」ほどの差がある。

性別でのタイムに占める人数の割合は、
3時間30分以内で走る女性は女性全完走者数の3.3%
3時間以内で走る男性は男性全完走者数の3.0%

なるほど、こんな風に見てくると、
女性の「サブ3.5」は男性の「サブスリー」に匹敵する、
と考えてもいいんじゃなかろうか。
ならばHTNさんの目標がたやすくないのは当然ではある。

いや、そもそもですね、HTNさんみたいに、
フルマラソンを3時間40分切ってとかで
走られるだけで相当にスッゴイことなんですけども。

Hさん:「そんなことないですよ。まだまだ全然ダメです」

これからレースの出場予定はございますか?

Hさん:「5月17日の洞爺湖マラソンに出場します。
    だからレース用のシューズを新調したいです」


わっかりました!
では、こちらのシューズなんかいかがでしょーかー!
ターサーの「安定感ある方」の「TS」タイプ↓
TJR279 TARTHERZEAL TS3


今年の「TS」は、かなりスピード出せる構造です。
それをさらに高速仕様にする今日のアムフィット!
川見店主が入魂のアムフィット装着作業へGO!


どぉおおうりゃあーーい!
装着したオーダーメイド・インソールは、
もちろん最上級インソールゼロ・アムフィットでどん!


はい、こっちからもゼロ・アムフィットどん!


HTNさんはトレーニングのために
日々片道7kmほどの通勤ランを続けておられるそうだ。
月間の走行距離は300kmにもなる。
シューズとインソールの履き心地を確かめるために
店内を軽く走られるHTNさんの足首は細くくびれ、
ふくらはぎの筋肉はしなやかに、力強く隆起している。

ふたたび話は「全日本マラソンランキング」

2013年4月-2014年3月のデータによると、
フルマラソンを3時間45分以内に走る女性ランナーは、
女性の全完走者の内6%くらい。
つまり、残り94%もの女性ランナーたちが、
HTNさんの「背中」を見ながら走っていることになる。

だからHTNさんは、もう十分に速く走っておられるんです!

……という話をしても、HTNさんの耳には入らない。
入っても何のなぐさめにもならないと思われるだろう。
HTNさんが見ながら走っているのも、やはり、
自分よりも速いランナーたちの「背中」なのだから。

川見店主:「フルマラソンはここからが難しいところです。
      これから記録を伸ばすのに大事なのは、
      もう一度、基本の徹底です」


ってなったら要(かなめ)「骨盤(こつばん)」です。
HTNさんには、ニシスポーツ社"新兵器"商品
「正しい姿勢」のトレーニングを行ってもらいます。
この商品が何かは今日もブログなんかで教えてあげなーい。

Hさん:「こうやって、できることから、
    ひとつひとつやっていくしかないですね」


時に近づき、時に遠ざかる、
「3時間30分」の苛烈なボーダーライン(境界線)。
そのラインを見据えながら、今日もHTNさんは走る。

ご健闘をお祈りいたします!


<そう、「ランナー」とは前を向いて走る生き物なのだ。>
 Are You Ready?

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アメリカ在住の男性ランナーが2015年のロサンゼルスマラソンを激走した話。~Are You Ready? 2015(104)2015年04月01日 19時50分09秒

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「Are You Ready?2014-2015」

第104回目は、
アメリカ
カリフォルニア在住ランナーKGさんの
ロサンゼルス・マラソン(LAマラソン)激走記です。
(今シーズンのワイワイブログは、第44回にもご登場)

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2015年3月15日。
アメリカでロサンゼルス・マラソンが開催されました。
LAですよ。ハリウッドですよ。ビバリーヒルズですよ。
80年代にはエディー・マーフィーが刑事やってて、
90年代には、なだき武と友近が、いやちがった、
ディランとキャサリンが青春してた「高校生白書」の街ですよ。

公式サイトでコース見てるだけでワクワクしてくる↓


さっき大学生にエディー・マーフィーを知ってるか聞いたら
「誰ですかそれ?」と言われました。
ああ、ビバリーヒルズ・コップの時代にキミらはまだ生まれてないや!

以下、KGさんからメールあり。
サブフォー目指して走り抜いたKGさんの命運やいかにー!

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「いつもお世話になっております。
 アメリカから、KGです。
 ロサンゼルスマラソンのレポートです。
 ブログででも応援して頂いたのに、
 悔しくて悔しくて……

のっけからこの展開。KGさんどうされたんですかー!

 
「今回のLAマラソンは当日の天候が
 記録的な猛暑になるという予報でした。
 レース5日前、突然スタート時間
 30分も繰り上げられるという異例の事態に。
 それから当日の朝まで、
 毎日注意事項のメールが送られてきて、
 そこには、
 『今大会は暑すぎるのでがんばるな!』
 『自分の普段のペースは出せない!』
 『今大会が初マラソンのランナーは
  タイムを狙わずに大会を楽しむだけに!』

 等々と書いてありました」


本番直前に毎日こんなメール来たらビビります。
大会運営側の危機感は相当だったのでしょうね。
ランナーの安全を守るためならやむなしですね。

 
レース当日。
 急遽のスタート時間変更にも関わらず、
 大きな混乱もなくレースはスタートしました。
 ちなみに、有森裕子さんは走ってませんでした

あ、LAには有森さんがいってらっしゃったんですか。
ちなみに現在、この大会の正式名称は、
「アシックス・LAマラソン」なんですね。


「有森さんはスタートゲートの所で、
 大会MCと一緒にランナー達を見送ってました。
 スタートゲートを通過時する時、有森さんに
 『走れへんのかい!』って思わずツッコんだら、
 手を振られてしまいました~(笑)」


わははは。
「走れへんのかい!」と有森さんにツッコむ(笑)。
さすが、カリフォルニア大阪人であられる。
きっと涼しい顔で「スルー」されたであろう
有森さんが見えるようでちょっとおかしい(笑)。
ちなみに有森さんは、「フォー」っと叫びながら、
マラソンを逆走し、バシバシ人を励ます(叩く)人です。

奈良マラソン2014の有森さんの話


「スタート時の気温は20度近く
 ロサンゼルスは朝から昼にかけて
 気温が10度以上あがるので

 ゴール時には30度以上になると容易に想像、
 予報通りにこれは暑くなると覚悟しました」


アッついですねー。コっワいですねー。
それでもKGさんは決死の覚悟で挑む!


「大きな交差点ごとには消防の人達が、
 消火栓にアタッチメントを付けてシャワー状にして、
 ランナーに吹き付けていました。
 沿道の人達も思い思いに水鉄砲とか霧吹きで
 ランナーに暑さ対策をしてくれていました。
 感謝でした!」


こういうのアメリカっぽい!
みんなで盛り上がって楽しむってことに、
アメリカの人たちって天才的でうらやましい。


「さて、僕の走りはと言いますと。
 前回出場の2013年ロサンゼルスマラソンでは
 練習不足の状態でレースに臨んで、
 30km地点で足が売り切れてしまいましたので、
 その反省も踏まえてペース抑えめのスタートでした」

ああ、そうでした、そうでした、
2年前、KGさんはこのロサンゼルスマラソンを
最後の5kmを歩きつつ4時間09分で完走されたんでした。
で、KGさんは足が止まるのを「売り切れ」とおっしゃる。


「今回はレース本番までの最後の一ヶ月に
 30km走4本程走れる時間が取れたので、
 最後まで走り切れると自信を持っていました。
 ところが!


ところがっ!
どうなったんすか!


「前回よりも前の地点で足が売り切れ……」

あちゃー、今回も足売り切れ!

※イメージ


「前回は1km歩けば少し復活して
 次の1kmは走れたのに、
 今回は全然のち~んでした。。。」

「全然」の「ち~ん」ですか。
「足売り切れ」の擬音は「ち~ん」なんですね。


「しかも、35km以降は水を飲んでも飲んでも
 喉の乾きが癒されず、給水ポイント毎に飲む飲む。
 んなアホな。。。
 前半暑さ対策でこまめに水分取ってたのに。。。。 
 脱水症状?暑さのせい?
 練習方法のせい?年齢のせい?
 いろんな思いがぐるぐるしながらゴールしました」

いやー、これ完全に暑さのせいでしょう。
よくぞゴールまでたどり着かれたものです。


「タイムはサブ4を目指していたのに
 サブ4.5すらも達成できず。
 前回よりも30分も遅い、4時間37分54秒。。。。」


まあでも、大会側からの事前の注意事項にも
『今大会は暑すぎるのでがんばるな!』
『自分の普段のペースは出せない!』
とあったわけですから。
だからKGさん、大健闘だったのですよ!

 
「暑さというのはここまで影響するものなのでしょうか?
 そういえば、気温が1度上がれば、
 何分遅くなるとか千葉真子さんが言ってたような……。
 今までトライアスロンでもマラソンでも
 レース中に足が攣(つ)ったことなかったのに、
 今回は攣りそうになることが何度かありました」
 

昨年(2014)の大阪マラソンどえらい暑さで。
プロボクサーの長谷○穂積さんも出場してましたが、
脱水でフクラハギが痙攣(けいれん)してたそうです。
どんなスポーツよりも体調管理にはシビアであろう
ボクシングのチャンプでさえそうなっちゃうんですから。
そのときの話
だからKGさん、よっぽど暑かったんですよ。


「とにかく、悔しい~。
 来年リベンジしてやる!っと思っていたら、
 翌日、主催者から一通のメール。
 LAマラソンは毎年3月中旬の日曜日に
 開催されるのが通例なのですが、
 来年は2月14日のバレンタインが日曜日で、
 その日に開催することにしたとの旨でした」


大会側も「こりゃーもう3月開催は暑いわ。ムリだわ
ってなったんじゃーないでしょうか。


「そのメールにはもう一つ。
 今年のLAマラソンに出場したランナーには
 向こう2日間、特別低料金で参加登録可能だと。
 はい。早速登録しました」

今年は暑かったけどこの大会をキライにならないでねと。
レースの環境も整えるし参加費も安くしておくから、
もう一回この大会を走ってみてはいかがでしょうかと。
そういう計らいなんでしょうか。
今大会の暑さにやられて悔しい思いをしたランナーが
たくさんいるってことを大会側もわかってるんでしょうね。


「今年はレースの予定はないので、
 じっくりとトレーニングを積んで
 来年こそはサブ4を目指します。
 これからもシューズをお願いすると思いますが、
 よろしくお願いします」


KGさん、おつかれさまでございました!
詳細にわたるレースのご報告もありがとうございました。
では次のレースでサブ4目指して!
LAマラソンは、バレンタインでまたらいねーーん!


<英語で言うと"Legs are sold out."(ウソ)>
 Are You Ready?

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オリンピアサンワーズが考える
「42.195kmを走るためのランニングシューズ・メソッド」↓

初フルマラソンをサブフォーで飾った男性ランナーがサブ3.5を目指す今日のアムフィット!~Are You Ready? 2015(103)2015年03月31日 19時45分12秒

少年は走ることが得意だった。
中学生の時のマラソン大会はいつでも優勝候補だった。
高校生の時はサッカー部でその足を活かした。
かつての少年は、やがて大人になった。
やはり、走らずにはいられなかった。
走って走って20年。ついにフルマラソンに挑む時がきた。


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「Are You Ready?2014-2015」

第103回目にご登場は、サブフォーランナーのA-JIさんです。
(今シーズンのワイワイブログは、第87回第97回にもご登場)

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A-JIさん、おひさしぶりです。
3月1日淀川寛平マラソン人生初のフルマラソン挑戦
おつかれさまでございました!

Aさん:3時間51分で無事に完走できました。
    ブログでも応援ありがとうございました」


A-JIさんと言えば、大会1か月前のご来店時に、

「フルマラソンは未知の距離であるから
 レース前に一度は42.195kmを走っておこうと
 公園の周回コースで"ひとりフルマラソン"に挑戦するも、
 30km地点でしんどくなって、
 『42.195kmってどんだけ長いねん!
 とフルマラソンにツッコみを入れて走るのをやめた」


ってお話しされてたのが、頭から離れません(笑)。
その時の話はワイワイブログ第87回に

Aさん:「あれからなんですけど、
    やっぱり42.195kmの距離感を知っておこうと、
    大会前にもう一度○○公園の周回コースで
    "ひとりフルマラソン"に挑戦したんです」


あ、そうだったんですね。
で、どうでしたか?

Aさん:「やっぱり42.195kmは長いなー
    思いながら走ってました(笑)。
    また30kmでしんどくなりましたけど、
    なんとか4時間切るくらいで完走でした」


知り合いが見てるわけでもなく、
沿道の応援があるわけでもなく、
ひたすら同じコースを15周走っての42.195kmは、
カラダ以上にメンタルがジワジワやられる
あるランナーさんから以前に教えてもらいました。
よくぞひとりフルマラソンを走り切られましたね。

Aさん:「だから本番の淀川寛平マラソンで走った
    42.195kmはぜんぜん楽に感じました。
    ターサーとゼロ・アムフィットも
    よく走らせてくれました!」


A-JIさんの「相棒」ブラックターサー+ゼロ・アムフィット↓
この画像の元記事


大会当日はあいにくの雨、しかもとても寒かったようですが。

Aさん:「ゴールしてからしばらくは
    カラダの震えが止まりませんでした」


そんな悪条件にして初フルのレース挑戦にして、
A-JIさんのサブフォー達成ないすらーーーん!
支えてくれたのは、ないすおくさーーーーーん!
レースとおくさんの話はワイワイブログ第97回に




つーわけで、A-JIさんが早速次のシーズンに
向かって走りはじめる今日のアムフィット!
ガンガン走り込むランニングシューズをフィッティング!
TJL427 LYTERACER TS4 Wide



装着するオーダーメイドインソールは、
アムフィット・スタンダードタイプです。
川見店主が入魂のアムフィット装着作業へGO!


らいとれーさーにじゃかじゃんのあむふぃっと装着どん!


はいこっちからもあむふぃっとどん!


A-JIさんは、今回の淀川寛平マラソンに挑むにあたり
「サブ3.5」を目標とされてました。

Aさん:「まだひとりフルマラソンも完走できずに
    30kmで投げ出してた時から
    『3時間30分を切りたい』だなんて、
    無謀なことを言ってたもんだなぁと、
    今になってよーくわかります(苦笑)」

川見店主:「A-JIさんは地道な努力を重ねられますから、
     時に無謀であってもいいではないですか。
     いずれはフルマラソンを
     どれくらいで走ろうと思われてるんですか?」

Aさん:3時間を切りたいです

川見店主:「そこまで行きたいんですね。
     ではもう一度基本から徹底しないといけませんね」


ってなったら、
ランニングフォームの要は「骨盤(こつばん)」ですから
A-JIさんにはニシスポーツ社の"新兵器"商品で
「正しい姿勢」のトレーニングを行ってもらって、
結局この商品が何かはブログなんかで教えてあげなーい。

Aさん:「これは……なかなか難しいですね(汗)」

A-JIさんのマラソンロードは、はじまったばかり。
ではA-JIさん、どうか春夏は充実のトレーニングを。
そして来シーズン、まずは目指せサブ3.5!
さらにさらにのご健闘をお祈りいたしまーす!


<「どんだけ長いねん!」は名ツッコミだと思う。>
Are You Ready?

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「42.195kmを走るためのランニングシューズ・メソッド」↓



オリンピアサンワーズのブログは引っ越しました。

新しいブログはこちらです。↓

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