さらば、世界陸上2009ベルリン~最後に(世界陸上2009ベルリン:その22) ― 2009年08月25日 17時24分48秒
怒涛の1週間
めくるめく1週間
世界陸上2009ベルリン。
この地球上で、
出場した選手と、
それを支えた人々と、
それを見守った人々の
途方もない数のドラマが生まれた
そんな1週間。
たくさんの栄光を目にしました。
たくさんの涙も見てきました。
でも、終わってしまえば、もう夢のようです。
さあ、ボクもアナタも
また新しい出発をしましょう。
これまでの自分を超えるために、
新しい自分に出会うために、
ふたたび旅をはじめましょう。
そして、2年後にまたお会いできればと思います。
ご愛読、ありがとうございました!
Danke schön!
written by gori
尾崎好美選手が、女子マラソン2位の銀メダル!(世界陸上2009ベルリン:その21) ― 2009年08月25日 13時48分41秒
彼女は目立つタイプでは、なかった。
走るのは人一倍好きだったが、学生時代にはなばなしい成績を残せたわけでもない。
陸上競技への思いを捨て去れないまま、大学を卒業後には鳥取県の中学校に奉職した。
しかし、ある日、彼女は、生徒の前で宣言してしまう。
「先生は、どうしても日の丸をつけてマラソンを走りたい」
教壇を去った。“先生”だったのは、わずが一学期だけだった。
社会人ランナーになり、マラソンに賭ける人生がはじまる。
運命のレースは4年後に訪れた。
1991年。
世界陸上東京大会。
彼女は、女子マラソンで2位に入賞。
銀メダルに輝いた。
山下佐知子
27歳の、夏だった。
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山下監督は、彼女のことを
「おとなしくて存在感がない選手だ」
と思った。
高校時代の記録もなく、実業団から声もかからなかった選手。
でも、彼女を見ていると
「フォームの良さと我慢強さがある。世界を狙える」
と思うようになった。
それでも、9年間、成長をじっと待ち続けた。
2009年。
世界陸上ベルリン大会。
彼女も、女子マラソンで2位に入賞。
銀メダルに輝いた。
尾崎好美
27歳の夏。
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山下監督と尾崎好美選手は、普段から本当に仲がよいそうです。
姉妹みたいな感じだとか。
レース後の、おふたりの談話
山下監督:「できれば自分を超えて優勝してほしかった」
尾崎選手:「監督を超えられなかったけど、とりあえず追いつけてよかった」
18年の時を経て、奇しくも同じ大会で、同じ年齢で、同じ銀メダル。
おふたりの出会いは、姉妹以上に、運命的かもしれませんね。
最後に、この男がやってくれた!男子やり投げ村上幸史選手が銅メダル!(世界陸上2009ベルリン:その20) ― 2009年08月25日 11時26分35秒
男子やり投げ
村上選手がやってくれました!
「ダァァアアア~~~ッッツ!」
いうて、投げてはりました!
82m97を投げて、銅メダルです!
予選の時の村上選手の投てきを見て、サンワーズ店主が
「腰から投げてる」
と言っていたのを8月22日付のブログにも紹介しました。
その時は、「ま~た難しいこと言い出した~」と思って、深く触れずにいたのですが、新聞記事でオモシロイのを発見しました。
時事通信の【工夫重ねて金字塔=「壁」突き破った村上-世界陸上・男子やり投げ】という記事の中で、村上選手のこんな言葉。
『外国勢の投てきと比べ背筋と肩甲骨周りの筋肉がうまく使えていない。だけど部分、部分を鍛えるのではなく、下半身から上半身へ力が連動するように意識した。』
<下半身>から<上半身>へ力が連動。
ワタクシ:「『腰から投げてる』って、このことを言ってたんですね」
サンワーズ店主:「そう」
ワタクシ:「さっすが~」
サンワーズ店主:「優勝したアンドレアス・トルキルドセン選手の投げ方。あれはまったく新しい投げ方よ。これからの投げ方じゃないかな」
ま~た難しいこと言い出したので、この記事はここまで。
ちなみに、村上選手をはじめ世界の投てき選手ご愛用のベルトはこちら↓
ノルディック製スローイングベルト
http://www.ne.jp/asahi/olympia/sunwards/xnewshop/1-tandf/02javelin/t5126.htm
JAPAN!男子4×100mは4位!(世界陸上2009ベルリン:その19) ― 2009年08月24日 11時44分54秒
よくやってくれました!
よくやってくれましたよ!
新世代JAPAN!
1走の江里口君。
スタートの安定感を、サンワーズ店主は絶賛してました。
今大会で一番感じるのは、高平選手の“大人っぷり”です。
たのもしい。
いっぱい話聞きたくなります。
その、高平選手の談話↓
「希望が持てる4位。北京五輪から2人が抜け、新生チームでこれだけできたのは価値がある」
ほんと、そうだと思います。
高野進さん、伊東浩司さん、朝原さん、そして、末続慎吾選手や為末選手という、近年の日本短距離界の系譜。
いつの間にか日本男子の短距離は、世界を舞台に戦うことが、いい意味で当たり前になっている空気があります。
世界に行くだけではない。
世界で、どこまで行けるか。
そのことが出発点になっているこの新世代JAPANには、すでにメダルが目標として設定されています。
はじめっからメダルを獲りにいってるんですから、今大会の4位は、新生チームだからこその結果なのかもしれません。
真価が問われるのは、これからです。
JAPAN、応援しましょう!!
売り切れ商品もでてきました。JAPANのレプリカはこちらで↓
http://www.ne.jp/asahi/olympia/sunwards/xnewshop/0-cp/2009japan/2009japan.htm
勝負師!男子棒高跳びの優勝はスティーブン・フッカー選手。(世界陸上2009ベルリン:その18) ― 2009年08月23日 13時38分52秒
これまた、スゴイもん見た!
こんな勝負もあり!
男子棒高跳びのスティーブン・フッカー選手(オーストラリア)。
予選は5m65を1回跳んだだけで、決勝進出。
この時、試技が終わったマットの上でうずくまってましたよね。
よろよろと立ち上がると、
「イテテ・・・イテテ」
って、針の上を歩いてるみたいにしてましたよね。
足、ケガしてるって、話でしたよね。
だから、すんごい心配してたんです。
大丈夫かいな。この人。
足、もつんかいな。
2日後。
決勝がはじまって、色んな選手が出てきて、バーを越えたり、落としたりしている間(そうそう、澤野大地選手が5m50を成功させて喜んだり、そのあと全然跳べなくて悔しがったりしている間)、あのギリシャ彫刻みたいな姿はなし。
バーの高さ5m85になって、フッと姿を現す。
1回目の試技は失敗。で、この高さはパス。
2回目に5m90を跳んで、はい、優勝!
今大会、3回しか跳ばずに、金メダル!!!
昨年の北京五輪の時は、予選の試技は3回目でやっと成功。決勝も、5m80、5m85、5m90と、すべて3回目でやっとこさの成功。12回跳んで優勝しました。
「もう、あんな試合はイヤだ。思い出してもゾッとするよ」
と言ってたそうです。
今大会は、3回だけ跳んで金。
ケガが爆発する前に、勝負を決めなければならない。
最低限の跳躍で、勝たねばならない。
跳ばなアカン時に、跳ぶ。
勝たなアカン時に、勝つ。
しかも、一発で。
この男、勝負師やなあ!
ポイっと投げて?世界新。女子ハンマー投げ優勝はアニタ・ウロダルチュク(世界陸上2009ベルリン:その17) ― 2009年08月23日 11時31分03秒
土曜日の真夜中。
風呂に入って、あがってくると、女子のハンマー投げをやってました。
喉が渇いたので、スポーツドリンクを飲みながら腰を下ろすと、ブラウン管(液晶ではありません。もちろんアナログ)の中で、大きな女性がハンマーをブンブンと振り回して
“ポイッ”
と放り投げました。
“ポイッ”という感じに見えました。それくらい軽々投げたように見えたんです。
次の瞬間、実況アナウンサーが絶叫するのが聞こえました。
「世界新~~ッ!」
わたくし、あられもない姿で飛び上がってしまいました。
アニタ・ウロダルチュク選手(ポーランド)。
77メートル96cmの世界新記録!
私の格好がどうあれ、また歴史的な瞬間に立会うことができましたよ!
彼女、“ポイッ”と投げて世界新だから、次に「うがぁ~~!」と気合入れて投げたら、世界記録を更新するんじゃないかと期待していたら、
あれ?
寝っころがって、ガムかんでます。のんきに、ガムで風船つくってます。
左足首をアイシングしてる。
彼女、世界新を出して、大喜びして飛び跳ねて、足首をぐねっちゃったんですね。スローでその時のシーンが・・・あ~あ、“グネッ”ってなってますよ。イタタタ。
まぁそれも、ご愛嬌で終わってよかったです。
最後の投てきは回転せずに投げましたが、彼女が自身を祝うためのスローイングだったそうです。
三連覇!アリソン・フェリックス選手が女子200m優勝(世界陸上2009ベルリン:その16) ― 2009年08月22日 15時45分08秒
アメリカのアリソン・フェリックス選手が女子200mで優勝、大会三連覇を達成です!
よかった!
ベロニカ・キャンベルブラウン選手(ジャマイカ)との、200mの女王争いは2004年から続いてます。
04年・08年の五輪はブラウンが金、05年・07年の世陸はフェリックスが金、というめぐり合わせです。
ジャマイカ勢の勢いがすごかったので、どうなるかと思ってましたが、アリソン・フェリックス選手、とても落ち着いて見えました。確実なレース運びでしたね。
2年前、アリソン・フェリックスの思い出↓
男子やり投げの村上幸史選手が22年ぶりの決勝進出!(世界陸上2009ベルリン:その15) ― 2009年08月22日 10時29分18秒
男子やり投げの村上幸史選手が決勝行きを決めました!
まさに
“渾身の一投”
でしたね。
2投目で83メートル10の自己新記録をマーク。
世界の舞台で、自己新てのがすごいじゃないですか!
彼、ええ面構えしてます。
この種目の日本人の決勝進出は、22年ぶりだそうです。
「腰から投げてる感じやねぇ」
と、横でサンワーズ店主。
「腰」から投げる?
こりゃ、また難しい話になりそうだ!
とにかく、決勝を応援しましょう!
男子400mの優勝は、メリットだ!(世界陸上2009ベルリン:その14) ― 2009年08月22日 10時14分57秒
“ケツを割る”
という言葉があります。
「最後までやりきらないで、逃げる」
みたいな意味で使います。
大阪だけかな?
他の地域の人も使う言葉でしょうか?
400mを走ったら
“ケツが割れる”
これは、ほんとに、オシリが割れるんです。
いや、オシリはもともと割れているんですけれど、もっと割れるんです。
経験のない方、いっぺん試しに走ってみてください。
ケツ、割れますから。
で、そのケツの割れる400mで、ケツを割らずに優勝したのは、アメリカのラショーン・メリット選手でした。
ウォリナー選手との2トップは最強です。
最終日のマイルが楽しみです!
また出ました~!ウサイン・ボルトは200mも世界新!(世界陸上2009ベルリン:その13) ― 2009年08月21日 19時09分46秒
ここんとこの睡眠不足は、どうしようもない。
昨夜は、テレビの録画を予約して、さすがに眠ってしまった。
今日、朝起きた時、この目でレースを見るまでは、絶対結果を知るまいと決めていた。
トーストを焼きながらテレビをつけると、みのもんたの背後にあるでっかいパネルに
「ウサイン・ボルト選手、●●で、●●!」
みたいに書いてある。大事な箇所はシールで隠してある、あのやり方だ。
みのもんたがシールをはがす直前に、チャンネルを変える。
あぶない、あぶない。
お楽しみを奪われるところだったぜい。
通勤の電車の中でも、おっちゃんの新聞から目をそむける。
朝刊には間に合わないだろうけれど、油断できん。
この情報化社会。
「知らない」方が難しい時代だ。
無事に店に到着。
パソコンを立ち上げる。
アブナイ、アブナイ!
インターネットに接続するところだった。
油断できん。
開店し、テレビのスイッチON!
急いで録画を再生する。
ああああ、どうなったんだ!
早く見たい!
ん?
めずらしく、僕の携帯に、母からメールが届いた。
朝からなんだ?
何かあったのか?
携帯の画面をのぞく。
「ボルト選手、世界新スゴかったねぇ~!」
・・・・・・撃沈・・・・・・・
・・・・・・なんちゅうメールを送ってきよんねん。
情報化社会の決定打を、オカンに打たれてしまった。
てなわけで、映像を見る前に結果を知ってしまったわけですが。
まぁ、勝つのはわかってました。
「なんぼで、勝つか?」が問題でした。
これまた、えげつない勝ち方でした。
100mは、「そりゃ、しゃーない」と思いましたが、
200mは、「そりゃ、あんまりや」という感じでしょうか。
ボルト選手のゴール直後、朝原さんが
「あ~、また出てしまいました~」
とつぶやいてました。
こりゃあ、もう、誰も追いつけないですよ。
ボルトはん、そりゃ、あんまりや!
19秒19て!
そない、ひとりで、先いったら、あきまへんがな!
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