怒涛の5月、スパイクセット・ツアーを振り返る。 ― 2014年06月03日 20時04分53秒
怒涛のようにドバーっと5月が過ぎ去っていきました。
毎日毎日、たくさんのスパイクシューズをクルマに積みこんで、
大阪府下の中学校から中学校へと走りまわっておりました。
オリンピアサンワーズの5月は毎年、
スパイクセットセールでてんやわんやなんであります。
毎日毎日、たくさんのスパイクシューズをクルマに積みこんで、
大阪府下の中学校から中学校へと走りまわっておりました。
オリンピアサンワーズの5月は毎年、
スパイクセットセールでてんやわんやなんであります。
つわーけで、スパイクセットセールの
てんやわんやな、なんやかんやの話。
-------------------
・僕はこの時期をひそかに"スパイクセット・ツアー"と呼んでます。
「今年もツアーがはじまるぜ」
つってー、なんかー、
ミュージシャンみたいでー、かっこいいじゃないですかー。
スパイクセットツアーの告知ポスター(イメージ)↓
・「どれだけのサイズがどれだけの人数分必要なのか?」
それは行ってみてサイズを合わせてみないとわからない。
だから、21.0cm-28.0cmの各サイズを十分に揃えて、
50-80足くらい(段ボールで4-7ケース)を
常にクルマに積んで学校に持っていくことになります。
・スパイクシューズのサイズ合わせは、どんなところでもやります。
校庭でも校舎の片隅でも、ちょっとしたスペースがあればできます。
路上でやることもあります。これは"路上ライブ"と呼んでます。
・サイズ合わせを教室でさせてもらうこともあります。
その時は、新入生のみんなや先輩たちが、
教室までたくさんのスパイクシューズを運ぶのを手伝ってくれます。
えっさ、えっさと運んでくれます。
「俺に持たせろよ!」「お前はそっち持てよ!」
って男の子同士で荷物の取り合いになることもあります。
荷物がなくなると
「なーんだ、もうないの?」
ってがっかりします。
みんな、人の役に立ちたいって思ってくれてるんですね。
・学校へ訪問するのは、平日は大抵、
授業が終わってクラブ活動がはじまる16時頃で、1校が限界です。
土曜日なんかは、朝・昼・夕と3校訪問することもあります。
・学校によっても年度によっても、
新入部員の多い少ないとういのは当然のことながらあります。
10名のこともあるし、40名のときもあります。
でも、人数の多い少ないにかかわらず、
10代のエネルギーと向き合った後は、ヘトヘトになります。
だから、1日に3校を終えたときなんかは、ほぼ廃人です。
「おっつあん、真っ白だぜ。燃え尽きたぜ」です。
・S市やT市など北摂地域へのルートとしてよく使う新御堂筋。
行きはぜーんぜん迷わないけど、問題は帰り道だ。
最後に待ち受ける分岐が、
方向オンチかつ廃人状態になってるオレには鬼門なんである。
梅田のビル群が見えてくると、帰って来たーって感じ。
しかしここで油断すると痛い目に合う。
今日は大丈夫なのか!↓
でた!ここの分岐が大事!
右の「天6、中津」方面に行ってしまうと、
大阪キタのど真ん中に降ろされ渋滞地獄に巻き込まれる。
何の誘惑かこちらを選んで痛い目に合うこと過去に多数。
正解は左の「難波、淀屋橋」方面。
もう間違えないもんね!
さっきの分岐で「難波、淀屋橋」方面を選んで
「よしよし」と油断してると、
次の分岐は3つに分かれるて
「どれやねん!」ってテンパることに。
今度は右の「南森町」方面が正解。
だから、もう間違えないんだってば!
「南森町」方面を選んでやれやれの都会的な1枚。
ま、新御堂筋を降りたら、結局大阪市内はどこでも渋滞してるし、
どこで降りようが道はつづいてるから帰ってこれるんですけどね。
※写真は運転しながら撮ってませんからね。
すべて助手席に乗ってる優秀な(ということにしておこう)
当店スタッフが撮りました。
家に帰って一番はじめにするべきことは? ― 2014年05月24日 20時54分35秒
今日は東へ、明日は西へ。
スパイクシューズをいっぱいクルマに積み込んで、
大阪府下の中学校から中学校へと走りまわっております。
これから陸上競技をはじめる新入生たちが待っているのだ!
スパイクシューズをいっぱいクルマに積み込んで、
大阪府下の中学校から中学校へと走りまわっております。
これから陸上競技をはじめる新入生たちが待っているのだ!
つーわけで、スパイクセットセールの小話。
-------------------
校庭や校舎の片隅で、
陸上部の新入生たちとサイズ合わせを行っていると、
他のクラブの子や下校する生徒たちも
もの珍しそうに取り囲んできてワイワイ言ってます。
「なにやってんの?」
「陸上のスパイクシューズちゃうんか?」
「アシックスや!かっこいい!」
「これ、新しいやつ?」
でも、ボクには、どの子が陸上部で、
どの子がそうでないのかの見分けがつきません。
生徒:「俺もサイズ合わせて!」
ボク:「キミは陸上部なの?」
生徒:「俺は卓球部!」
ボク:「じゃあ、サイズ合わせてあげるから、今から陸上部に入りなよ」
生徒:「いや、俺は、ずーっと卓球やるねん」
ボク:「そうか、じゃあ卓球がんばれ!」
生徒:「おう!がんばるよ!」
陸上部でも卓球部でもいい。
なんでもいいから、みんながんばれっ!
-------------------
大阪市内のとある中学校にて。
今年の新入部員は約40名。
1時間半ほどかかってみんなのサイズ合わせが終了。
先生 :「はーい、みんな整列!
今日はオリンピアサンワーズさんに、
わざわざ学校まで来てもらって、
これだけ時間をかけて丁寧にサイズを合わせてもらって、
スパイクシューズの履き方も脱ぎ方も教えてもらいました。
みんなでお礼を言いましょう。ありがとうございました!」
みんな:「ありがとうございました!」
先生 :「さぁ、これからみんなは帰宅しますが、
家に帰って一番はじめにやるべきことはなんでしょうか?」
みんな:「なんやろ?(ざわざわざわ)」
生徒1:「はい!クツを脱ぐ!」
先生 :「それは当たり前!」
生徒2:「わかった!勉強!」
先生 :「それも大事なことやけど!他に!」
生徒3:「はいはい!うがい、手洗い!」
先生 :「それも間違ってないけど、もっと他に!」
生徒4:「あ!お父さんお母さんにスパイク買ったことのお礼を言う!」
先生 :「そのとおり!」
お父さん、お母さん、ありがとうって思いながら、
少年たちは、少女たちは、陸上競技をはじめます。
スパイクセットセールは、2014年07月20日までです!
新入生歓迎!スパイクセットセール2014実施中! ― 2014年05月16日 19時30分36秒
あー、毎日毎日、バッタバタです。
ブログを更新してる時間がないす。
なにやってんだって、
大阪中をクルマで走りまわっておるんです。
なんのためにって、
そう、今年もこの季節がやってきたんす!
ただいま、オリンピアサンワーズでは、
新入生歓迎のスパイクセットセールを実施中なんす!
たくさんのスパイクシューズをクルマに積み込んで、
みなさんの学校まで出張中!
陸上競技をはじめる新1年生お一人おひとりと、
丁寧にサイズ合わせを行って、
さらには、スパイクシューズの
正しい履き方・脱ぎ方も一緒に練習します。
スパイクシューズの取り扱い方も、
しっかりみっちりとご説明いたしますよー!
この時期だけは、スパイクセットの通信販売もやってます。
もちろん店舗での販売も行っています!
オリンピアサンワーズならではのセット価格で
セットセールの期間は、2014年7月20日まででーす。
お求めはこちら↓
ブログを更新してる時間がないす。
なにやってんだって、
大阪中をクルマで走りまわっておるんです。
なんのためにって、
そう、今年もこの季節がやってきたんす!
ただいま、オリンピアサンワーズでは、
新入生歓迎のスパイクセットセールを実施中なんす!
たくさんのスパイクシューズをクルマに積み込んで、
みなさんの学校まで出張中!
陸上競技をはじめる新1年生お一人おひとりと、
丁寧にサイズ合わせを行って、
さらには、スパイクシューズの
正しい履き方・脱ぎ方も一緒に練習します。
スパイクシューズの取り扱い方も、
しっかりみっちりとご説明いたしますよー!
この時期だけは、スパイクセットの通信販売もやってます。
もちろん店舗での販売も行っています!
オリンピアサンワーズならではのセット価格で
セットセールの期間は、2014年7月20日まででーす。
お求めはこちら↓
店主の胸もキュンってなったスタブロのホルダーストラップはどうでしょう? ― 2014年05月09日 18時52分25秒
オリンピアサンワーズの店主は、
アクセサリー類にはさほど興味がないようである。
自分につけるものしかり。販売するものしかり。
だから、そんなようなモノは、お店にはほとんど置いてません。
アクセサリー類にはさほど興味がないようである。
自分につけるものしかり。販売するものしかり。
だから、そんなようなモノは、お店にはほとんど置いてません。
しかーーーし!
これには店主も、胸がキュンってなったらしいぞ!
ばばーん!
日本が世界に誇る陸上競技器具の専門メーカー
ニシスポーツが製造する
スターティングブロックの最上級品"スーパーⅢ"が、
ホルダー・ストラップになっちゃったのだ!
どうだーー!
ニシさん、たまにはシャレたことやってくれるじゃないの!
(失礼な)
ホンモノはこれ↓
F155A スターティングブロック・ス―パーⅢ
お値段は36,000円+税。
あなたのおうちのお庭に1台どうでしょう?お求めはこちら!
このスタブロは日本陸上競技連盟検定品、
IAAF(国際陸上競技連盟)の承認品で、
昨年(2013)の世界陸上モスクワ大会でも使用されました↓
あなたのおうちのお庭に1台どうでしょう?お求めはこちら!
このスタブロは日本陸上競技連盟検定品、
IAAF(国際陸上競技連盟)の承認品で、
昨年(2013)の世界陸上モスクワ大会でも使用されました↓
お店にもあります↓
で、このスタブロがこんなストラップに。
なかなかにディテールも精巧でいいじゃないの!
「NISHI」のロゴだってはいってるもん♪
前から見てみる。真ん中に取っ手もついてるんだもん♪
ほら!あなたのスマホもこんなにシャレオツに!
「きゃー、スタブロかわいい!」
「わお!こんなのがほしかったんだぜ!」
ってなるでしょ?どうですか?
え?ならない?そうですか、おっかしいなぁ。
少なくとも、陸上競技選手(だった人も)、
特に短距離選手(だった人も)のハートをわしづかみなのだ!
店頭に並べてから間もなく、一番はじめにご購入されたのは、
高校時代に100mで大阪ナンバーワンのスプリンターで、
公立高校から奇跡の国体出場を果たされたM本さんでした。
息子さんのシューズのフィッティングのために
一緒にご来店されたM本さんは、見つけるやいなや、
「これは、買っとかなアカンやろー」
って言いつつニンマリと2つご購入。
(ひとつは永久保存用だそうです。さすが!)
ニシスポーツさんには、このシリーズをつづけてほしい。
地味ーな陸上競技器具たちに光を当てて、
アクセサリーにしてやってほしいですよ。
ハンマーとかもさ、ストラップにしちゃってさ、
円盤とか砲丸は……ムズカシイな、丸いだけだもんな、
リレーバトンはどうだ、んー、ただの小さい棒にしかならんか、
んー……そうだ!
槍(やり)のMY爪楊枝(マイつまようじ)なんてどうだ?
つーわけで、川見店主の胸をキュンキュンさせた
スターティングブロックのホルダーストラップは、
数量限定、店頭のみで販売中。
価格は500円+税でござひます。
「オリンピア~ナチスの森で」(沢木耕太郎著)にハリマヤ創業者の黒坂辛作さんの名前があった。 ― 2013年12月18日 19時47分54秒
1年前の今日12月18日、何をしてたかって言うと、
「開運!なんでも鑑定団!」に
川見店主が「鑑定士」デビューしてました。
それに合わせて、
伝説のシューズメーカー"HARIMAYA(ハリマヤ)"については、
いろんな方々からもご協力いただいて特集サイトを作ったりしてました。
特集サイト「嗚呼、ハリマヤのシューズ」↓
★☆★☆★☆★☆★☆★☆
1936年。
第11回オリンピック・ベルリン大会での日本代表選手は、
今でも語り継がれるほどの活躍を見せた。
この大会の一部の競技は、オリンピックとしても
はじめて日本でラジオの実況生中継が放送された。
かの有名な
「前畑、ガンバレ!前畑、ガンバレ!」
のフレーズは、この大会で生まれたのだ。
人々はラジオの前で手に汗を握り、
新聞紙面をにぎわす代表選手の勝敗に一喜一憂した。
日本中が、連日にわたってオリンピックに熱狂した。
「オリンピア~ナチスの森で」(沢木耕太郎著)には、
このベルリン五輪に出場した日本代表選手たちが、
"その時"どのような気持ちでベルリンの地を踏み、
"その後"の人生をいかに生きたのか、
時代に翻弄(ほんろう)されながらも、
いかに懸命に個人の"生"を生きたのかが描かれている。
「開運!なんでも鑑定団!」に
川見店主が「鑑定士」デビューしてました。
それに合わせて、
伝説のシューズメーカー"HARIMAYA(ハリマヤ)"については、
いろんな方々からもご協力いただいて特集サイトを作ったりしてました。
特集サイト「嗚呼、ハリマヤのシューズ」↓
★☆★☆★☆★☆★☆★☆
1936年。
第11回オリンピック・ベルリン大会での日本代表選手は、
今でも語り継がれるほどの活躍を見せた。
この大会の一部の競技は、オリンピックとしても
はじめて日本でラジオの実況生中継が放送された。
かの有名な
「前畑、ガンバレ!前畑、ガンバレ!」
のフレーズは、この大会で生まれたのだ。
人々はラジオの前で手に汗を握り、
新聞紙面をにぎわす代表選手の勝敗に一喜一憂した。
日本中が、連日にわたってオリンピックに熱狂した。
「オリンピア~ナチスの森で」(沢木耕太郎著)には、
このベルリン五輪に出場した日本代表選手たちが、
"その時"どのような気持ちでベルリンの地を踏み、
"その後"の人生をいかに生きたのか、
時代に翻弄(ほんろう)されながらも、
いかに懸命に個人の"生"を生きたのかが描かれている。
ベルリン五輪のマラソンで優勝したのは、
日本代表の孫基禎(ソン・ギジョン、1914-2002)選手だった。
このレースを孫選手はハリマヤの"マラソン足袋"を履いて走った。
「オリンピア~ナチスの森で」には、
ハリマヤ創業者の黒坂辛作さんとご子息の勝蔵さんの名前が、
マラソンを走る孫選手のエピソードとともに紹介されている。
(第7章「故国のために」)
「孫は、前半を自分のペースで走ったおかげで
消耗の度合いは少なかったが、四十キロを前にして
左足が痛くなってきた。履いていたマラソン・タビが
小さすぎたのだ。そのタビは彼の足に合わせて、
東京大塚仲町のタビ職人黒坂辛作、勝蔵の親子が
作ってくれたものだった。
(中略)
黒坂は、いろんな状況に対応できるように、
微妙に大きさの違うタビを五足作ってくれたが、
レースに用いたタビは少し小さかったのだ。」
そして、このエピソードは、当時の新聞記事
「我、世界に勝つ」と内容が合致している。
さて、孫選手が日本代表選手としてマラソンに出場したのは、
当時、朝鮮が日本の統治下にあったからだ。
マラソンで優勝した孫選手が、
表彰台で味わっていたのは金メダルの喜びだけではない。
「だが、月桂の冠を頭にかぶせられると、
場内には『君が代』が流れ、
国旗掲揚台に『日の丸』が翻(ひるがえ)った。
孫はうつむきながら、どうしてここで『君が代』が流され、
『日の丸』が掲げられなければならないのだろう、
と無念の思いで聞いていた。
孫基禎は、この時、かつてないほど痛切に
『亡国』の悲しみを感じることになったのだった。」
★☆★☆★☆★☆★☆★☆
1936年のベルリン五輪には……どうしても暗い影がつきまとう。
20世紀の「戦争の時代」が色濃く反映して見えてしまうからだ。
しかし、孫選手も、その他の選手たちも、
そして黒坂さんも、あの時代を生きた他の人々も、
誰もが時代に翻弄されながらも、
懸命に個人の"生"を生き抜いていたはずだと思う。
2020年は東京オリンピック。
その時世界がどうなっていようと、
懸命に個人の"生"を生きる我々人類の代表選手たちが、
それぞれの国や民族の尊厳を踏みにじられることなく、
いかんなく力を発揮できる大会であってほしいと思います。
オリンピックなのだから。
最近のコメント