「走った距離は、裏切らない」~野口みずき選手の強さ。2007年11月23日 18時17分16秒

野口みずき選手

この人の強さは・・・・・一体、何なのだろう?

11月18日に行われた東京国際女子マラソン。ご存知のとおり、優勝したのは、野口みずき選手でした。

川見店主と、このレースについて、色々と話しました。

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■ゴリ: すんげぇ、強かったですね。

■川見: ゴール直後のインタビューで、野口選手は「スタートラインに立つまでが、怖かった」と言ってたよね。これは、逆に言えば、「無事にスタートラインに立ちさえすれば、怖くない。勝てる。」という意味でしょう。それだけのことを、成し遂げてきた。勝つだけのトレーニングは行ってきた。だから、スタートラインにさえ立てば、勝てると。

■ゴリ: どの選手も、そう言う思いでレースにのぞむんじゃないんですか?何が他の選手と、違うのでしょうね?

■川見: 野口さんには、敵はいなかったと思います。誰に勝つとかではなかった。天候や駆け引きも含めて、あのコースで2時間21分台の走りができたら、勝てる。それだけのトレーニングを成し遂げてくることができた。だから、スタートしたら“勝つ”。もう、スタートの時点で勝ってたのよ。

■ゴリ: 野口選手の座右の銘は、「走った距離は、裏切らない」だそうです。よっぽど走ってきたんでしょうね。

■川見: これは、ただ単に、「誰よりも距離を走った」というだけの意味ではないでしょうね。毎日、毎日、その日の目標を、100パーセントやり遂げる。今この瞬間がレース。練習の、どの瞬間も負けられない。野口選手が、そういう日々の、一瞬一瞬の勝負に、勝ち続けたのだと思います。彼女はまず、勝つための自分を「裏切らなかった」のだと思いますよ。

■ゴリ: う~む。聞いてるだけで、息が詰まりそうですね。

■川見: 「今が試合やと思って、走れ!」って、アンタにもそうやって教えたやんか。あれのこと、あれのこと。

■ゴリ: あ~、もう、思い出しただけで、しんどいっす。

■川見: これだけの勝負をかけても、負けることもある。野口選手だって、2年2ヶ月、スタートラインに立てなかったのだから。でも、そういう真剣勝負に勝ち抜いてきた人の、勝利の姿は本当にすがすがしいね。素晴らしい!最高のレースを見せてもらったね。

■ゴリ: 川見さん、大絶賛ですねぇ。

■川見: 君もねぇ、野口選手を見習って、仕事の一瞬一瞬に真剣勝負しなさい。

■ゴリ: あじゃぱ~(撃沈)。

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実は、若き日の川見店主は、藤田監督のもとで走った経験(1週間)があるのだそうです。その時の話が実に面白い!機会があれば、紹介したいなぁと思います。



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