ふたりが跳んでいる時、ふたりは一緒に跳んでいる。祝!男子三段跳び全国インターハイ出場!~京都「跳躍ツインズ」物語(その3) ― 2016年08月01日 19時20分30秒
(つづき)
果たして、彼らはふたたび跳ぶことができるだろうか?
この2年間、双子の兄弟は病院へ通いどおしだった。
お母さんは、今となっては、いつ、誰を、何回、
病院に連れて行ったのか思い出せないくらいだ。
今年の2月に初めてふたりが店に来てくれた時、
兄は膝と足首を痛め、弟は腰を疲労骨折していた。
特に弟は重症だった。
コルセットで固めた身体が痛々しかった。
シューズの履き心地を確かめるために
その場で軽くステップを踏むだけでも
痛みが走って顔をしかめるほどだった。
まして、三段跳びや走幅跳びで踏み切る際には、
体重の十倍以上の負荷がかかるとも言われている。
「このまま競技をつづけたら、
身体がどうなっても知りませんよ」
というドクターの警告は、おおげさでもなんでもなかった。
川見店主は、彼らのシューズを全面的に見直すと共に、
「姿勢」の改善を徹底するように彼らに求めた。
そのために必要なトレーニング器具や、
体のコンディションを整えるサプリメント等も提案した。
彼らはすべてを受け入れ、実践した。
復活を願い、目指し、一日一日の努力を怠らなかった。
こうして、3月、4月、5月が過ぎた。
「跳躍ツインズ」は高校最後のシーズンを迎えた。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆
<兄の戦い>
6月5日。京都インターハイ。男子三段跳び。
兄は予選を14m62cmの跳躍で総合2位通過。
つづく決勝、以下、兄の記録。
1回目 ○ 15m04cm(自己ベスト)
2回目 × ファウル
3回目 ○ 14m66cm
4回目 × ファウル
5回目 ○ 15m16cm(自己ベスト)
6回目 ー
この日、兄の跳躍は他の選手と次元が違っていた。
自身初の15m越えジャンプを連発、
これまでの自己ベスト14m95mを21cmも更新し、
他の追随を許さない、圧倒的な優勝を決めた。
その2週間後、6月19日、近畿インターハイ。
兄は15m12cmのロングジャンプで予選を総合1位通過、
決勝では堂々3位の結果を残し、
念願の全国インターハイへの進出を決めた。
-----------------
<弟の戦い>
6月3日、京都インターハイ。男子走幅跳び。
弟は予選を6m58cmの跳躍で総合13位通過。
つづく決勝、以下、弟の記録。
1回目 ○ 6m40cm
2回目 ○ 6m80cm
3回目 ○ 6m70cm
4回目 × ファウル
5回目 ○ 6m75cm
6回目 × ファウル
順位7位。
自己ベスト6m85cmに迫る跳躍を見せたが、
あと一歩、近畿大会までには及ばなかった。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆
先日、双子の兄弟とお父さんとお母さんがご来店。
川見店主:「お兄ちゃん、全国インターハイ進出おめでとう!
ビックリ!すごい!さすが!
お祝いにサンワーズTシャツあげる!」
兄:「ありがとうございます!」
川見店主:「弟くん、跳べたね!よかったね!」
弟:「近畿大会にも進めなかったので悔しいです」
川見店主:「うん、その気持ちもわかる。
でもね、ちゃんと記録を残せたってことは、
『競技』として成立したってこと。
それに6m80cmも跳べたんでしょ?
自己ベストのほぼタイ記録じゃないの。
4月まで走れなかったんだから上出来です。
陸上競技はそんなに甘くない!」
弟:「はい」
川見店主:「これからキミの走幅跳びがはじまるんです。
よし、今度は7m1cmを跳べたら、
キミにもサンワーズTシャツあげる!」
弟:「7mと1cm……ですか?」
川見店主:「そう、7mの壁を乗り越えたらってこと」
弟:「わかりました、がんばります!(笑)」
お父さん:「もう1年早くこのお店に来ていたら、
ふたりにはもっといい思いを
させてあげられたかもしれません」
川見店主:「でも、お父さん、
これだけ追い込まれた状況で、
これだけ限られた時間だったからこそ、
彼らも、お父さんもお母さんも
そして、私たちも、この5か月間、
こんなに一生懸命になれたのではないですか」
お父さん:「ああ……そうかもしれませんね」
そう、この5か月間、
ふたりがどれほど真剣に自分自身に向き合い、
どれほどその若き命を燃焼させてきたか――。
その充実感は、彼らの顔にハッキリと表れている。
そんな彼らを見ていると、
うれしくて、ついつい冗談を言ってみたくなった。
ふたりはこんなにソックリなんだからさ、
弟の調子が悪い時にはこっそり入れ替わって、
代わりにお兄ちゃんが走幅跳びをやっても
バレないんじゃない?
兄:「それは無理ですよ(笑)。
それに走り幅跳びに関しては
僕は弟にはかなわないですから」
弟:「兄の全国インターハイが決まった時は、
とてもうれしかったです。
でも、時間が経つと、だんだん、
『アイツだけいい思いをして……』
って、ちょっと腹が立ってきました(笑)」
ふたりの言葉からは、お互いがお互いをよく理解し、
強く認め合っていることが伝わってくる。
それぞれの試合を見ている時、
ふたりはこんなことを思っているそうだ。
兄:「弟がファウルしないように、と思ってます」
弟:「同じです。兄がファウルしないように」
彼らは……とても深い部分でつながっているのだろう。
きっと、兄が跳ぶ時には弟の気持ちも、
弟が跳ぶ時には兄の気持ちも、一緒に跳んでいるのだ。
ふたりが跳んでいる時、ふたりは一緒に跳んでいる。
ならば、兄の全国インターハイは、弟の全国インターハイだ。
だから、兄KOTAくんと、弟KIMITOくんを、
一緒に、最大に祝いたい。
いよっっつ!
果たして、彼らはふたたび跳ぶことができるだろうか?
この2年間、双子の兄弟は病院へ通いどおしだった。
お母さんは、今となっては、いつ、誰を、何回、
病院に連れて行ったのか思い出せないくらいだ。
今年の2月に初めてふたりが店に来てくれた時、
兄は膝と足首を痛め、弟は腰を疲労骨折していた。
特に弟は重症だった。
コルセットで固めた身体が痛々しかった。
シューズの履き心地を確かめるために
その場で軽くステップを踏むだけでも
痛みが走って顔をしかめるほどだった。
まして、三段跳びや走幅跳びで踏み切る際には、
体重の十倍以上の負荷がかかるとも言われている。
「このまま競技をつづけたら、
身体がどうなっても知りませんよ」
というドクターの警告は、おおげさでもなんでもなかった。
川見店主は、彼らのシューズを全面的に見直すと共に、
「姿勢」の改善を徹底するように彼らに求めた。
そのために必要なトレーニング器具や、
体のコンディションを整えるサプリメント等も提案した。
彼らはすべてを受け入れ、実践した。
復活を願い、目指し、一日一日の努力を怠らなかった。
こうして、3月、4月、5月が過ぎた。
「跳躍ツインズ」は高校最後のシーズンを迎えた。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆
<兄の戦い>
6月5日。京都インターハイ。男子三段跳び。
兄は予選を14m62cmの跳躍で総合2位通過。
つづく決勝、以下、兄の記録。
1回目 ○ 15m04cm(自己ベスト)
2回目 × ファウル
3回目 ○ 14m66cm
4回目 × ファウル
5回目 ○ 15m16cm(自己ベスト)
6回目 ー
この日、兄の跳躍は他の選手と次元が違っていた。
自身初の15m越えジャンプを連発、
これまでの自己ベスト14m95mを21cmも更新し、
他の追随を許さない、圧倒的な優勝を決めた。
その2週間後、6月19日、近畿インターハイ。
兄は15m12cmのロングジャンプで予選を総合1位通過、
決勝では堂々3位の結果を残し、
念願の全国インターハイへの進出を決めた。
-----------------
<弟の戦い>
6月3日、京都インターハイ。男子走幅跳び。
弟は予選を6m58cmの跳躍で総合13位通過。
つづく決勝、以下、弟の記録。
1回目 ○ 6m40cm
2回目 ○ 6m80cm
3回目 ○ 6m70cm
4回目 × ファウル
5回目 ○ 6m75cm
6回目 × ファウル
順位7位。
自己ベスト6m85cmに迫る跳躍を見せたが、
あと一歩、近畿大会までには及ばなかった。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆
先日、双子の兄弟とお父さんとお母さんがご来店。
川見店主:「お兄ちゃん、全国インターハイ進出おめでとう!
ビックリ!すごい!さすが!
お祝いにサンワーズTシャツあげる!」
兄:「ありがとうございます!」
川見店主:「弟くん、跳べたね!よかったね!」
弟:「近畿大会にも進めなかったので悔しいです」
川見店主:「うん、その気持ちもわかる。
でもね、ちゃんと記録を残せたってことは、
『競技』として成立したってこと。
それに6m80cmも跳べたんでしょ?
自己ベストのほぼタイ記録じゃないの。
4月まで走れなかったんだから上出来です。
陸上競技はそんなに甘くない!」
弟:「はい」
川見店主:「これからキミの走幅跳びがはじまるんです。
よし、今度は7m1cmを跳べたら、
キミにもサンワーズTシャツあげる!」
弟:「7mと1cm……ですか?」
川見店主:「そう、7mの壁を乗り越えたらってこと」
弟:「わかりました、がんばります!(笑)」
お父さん:「もう1年早くこのお店に来ていたら、
ふたりにはもっといい思いを
させてあげられたかもしれません」
川見店主:「でも、お父さん、
これだけ追い込まれた状況で、
これだけ限られた時間だったからこそ、
彼らも、お父さんもお母さんも
そして、私たちも、この5か月間、
こんなに一生懸命になれたのではないですか」
お父さん:「ああ……そうかもしれませんね」
そう、この5か月間、
ふたりがどれほど真剣に自分自身に向き合い、
どれほどその若き命を燃焼させてきたか――。
その充実感は、彼らの顔にハッキリと表れている。
そんな彼らを見ていると、
うれしくて、ついつい冗談を言ってみたくなった。
ふたりはこんなにソックリなんだからさ、
弟の調子が悪い時にはこっそり入れ替わって、
代わりにお兄ちゃんが走幅跳びをやっても
バレないんじゃない?
兄:「それは無理ですよ(笑)。
それに走り幅跳びに関しては
僕は弟にはかなわないですから」
弟:「兄の全国インターハイが決まった時は、
とてもうれしかったです。
でも、時間が経つと、だんだん、
『アイツだけいい思いをして……』
って、ちょっと腹が立ってきました(笑)」
ふたりの言葉からは、お互いがお互いをよく理解し、
強く認め合っていることが伝わってくる。
それぞれの試合を見ている時、
ふたりはこんなことを思っているそうだ。
兄:「弟がファウルしないように、と思ってます」
弟:「同じです。兄がファウルしないように」
彼らは……とても深い部分でつながっているのだろう。
きっと、兄が跳ぶ時には弟の気持ちも、
弟が跳ぶ時には兄の気持ちも、一緒に跳んでいるのだ。
ふたりが跳んでいる時、ふたりは一緒に跳んでいる。
ならば、兄の全国インターハイは、弟の全国インターハイだ。
だから、兄KOTAくんと、弟KIMITOくんを、
一緒に、最大に祝いたい。
いよっっつ!
京都が誇る「跳躍ツインズ」の最もアツい夏は、
明日8月2日の岡山市のシティライトスタジアムに訪れる。
男子三段跳び予選は午前10時開始!
おふたりの健闘を祈ります!大いに祈ります!
2016年夏。川見店主は彼らを応援するために朝っぱらから岡山県まで車をとばした。 ― 2016年08月06日 19時00分52秒
先週の7月31日(日)と8月1日(月)の2日間、
川見店主は岡山県へ行ってました。
岡山県まで何しに行ったんだって、
全国インターハイを見に行ったんですよ。
山陽道を通って、いざ岡山へ!
川見店主は岡山県へ行ってました。
岡山県まで何しに行ったんだって、
全国インターハイを見に行ったんですよ。
山陽道を通って、いざ岡山へ!
今年の全国インターハイ陸上競技の部は、
7/29~8/2の5日間にわたり
岡山県シティライトスタジアムにて開催されました。
川見店主がいてもたってもいられなくなって、
日曜日に朝っぱらから岡山県まで車を飛ばしたのは、
彼らを応援するためでっす!
・男子4×100m出場の愛知県のTKMくん
・男子800m出場のR太郎くん
・男子三段跳び出場のSNSKくんと、京都の跳躍ツインズ
いよっっつ!!
天気は暑かった。選手たちの戦いはもっとアツかった。
現地ではご本人や親御さんたちにもお会いできたそうです。
川見店主が全国インターハイを観戦できたのは7月31日のみ。
翌日は、岡山に住む知人のもとへ。
「岡山県って言うだけあって、
岡と山がいっぱい!って感じでしたね」
(川見店主談)
そう、岡を越え、山を越えて、
トンネルを抜けると、
やっぱり山ん中だった!
めっちゃいいとこですね。
2日間にわたり岡山県を走りまわった川見店主。
帰宅すると、チビタ先生がなんか言いたげ。
「どこ行ってたのにゃ」
-----------------
全国インターハイが終わったら、
次はリオデジャネイロオリンピックがはじまりましたね。
次はリオデジャネイロオリンピックがはじまりましたね。
川見店主:「チビタ先生も開会式を見られますか?」
リモコンを渡す。
リモコンを渡す。
どて。
2016年の夏は、まだまだ終わりません。
祝!全中(全日本中学校陸上競技選手権)出場!800mを2分13秒ですっ飛ばす中学3年生女子ランナーに今日のアムフィット! ― 2016年08月19日 19時00分00秒
今年の全中(全日本中学校陸上競技選手権大会)は、
8月22日~24日に長野県松本平にある
信州スカイパーク陸上競技場で開催されます。
オリンピアサンワーズのお客さんでは、
中学3年生の中距離女子ランナーRNちゃんが、
女子800mで出場を決めてくれましたよ!
おめでとーございまーす!
いよっつ!
8月22日~24日に長野県松本平にある
信州スカイパーク陸上競技場で開催されます。
オリンピアサンワーズのお客さんでは、
中学3年生の中距離女子ランナーRNちゃんが、
女子800mで出場を決めてくれましたよ!
おめでとーございまーす!
いよっつ!
思いおこせば一年前の夏。
初めてオリンピアサンワーズに来てくれた時、
RNちゃんは外反母趾で足が痛かったり、
肉離れを起こしたりして走ることができなかった。
しかーーし!
シューズをフィッティングした2日後、
RNちゃんは奇跡を巻き起こすのだった!
・2015.07.10 たった2日で自己ベスト2秒更新した話。
さらーーーにっ!
その3か月後、RNちゃんは秋の中学校総体で、
なんと女子800mを優勝するのだった!
・2015.11.27 負けん気に火がつき大会新の話。
いよっ!
しかーーーーもっ!
その時の記録2分13秒51は、
ななな、なんと大会新記録だったのだ!
いよっーーつ!
そして今年のRNちゃんはついに全中出場です。
先日、RNちゃんとお母さんがお店に来てくれました。
川見店主:「RNちゃん、おめでとう!すごい!」
RNちゃん:「ありがとうございます!」
川見店主:「昨年の好記録は全中への出場に
間に合わなかったけれど、
今年は余裕しゃくしゃくで
出場決定って感じだね!」
RNちゃん:「うふふふ」
お母さん:「一年前まで故障ばかりつづいて、
病院に通ってばかりだったのに、
一年後にはこうして
全国大会に行けるようになるなんて
思ってもみなかったです」
川見店主:「RNちゃんもよくがんばりました!」
お母さん:「おかげさまでもう故障しなくなりました。
このお店でシューズを
合わせてもらってるおかげです」
つーわけで、今日のアムフィットは、
今から2か月前の6月に全中出場目指して行った
2足のシューズのフィッティングをご紹介!
装着するオーダーメイド・インソールは、
いずれも最上級インソールのゼロ・アムフィットです。
まずはスピード練習用のターサージールに、
川見店主が入魂のアムフィット装着作業はツー・マンス・アゴー!
じゃかじゃん!
ターサージールにゼロ・アムフィット装着わず!
はい、こっちからもわず!
そして、全中出場を決めたのはこのスパイクシューズだぜ!
TTP518 COSMORACER MD
川見店主、入魂わず!
うぉっしゃーーーい!
コスモレーサーにゼロ・アムフィット装着どん!わず!
はい、こっちからもどりゃーーーい!わず!
RNちゃんは、このスパイクシューズを
めちゃめちゃ気に入ってるそうです。
今回、大事な全中前にわざわざご来店いただいたのは、
このスパイクシューズのゼロ・アムフィットを
全中の勝負用にチューンアップするためです。
川見店主はインソール工房へこもって、
アムフィットに何やら調整を加えてます。
川見店主:「もっと走れるように微調整しといたよ」
RNちゃんは履いてみて、
RNちゃん:「あ、ホントだ!すごく変わりました!
すごい!いい感じです!」
川見店主:「がんばったRNちゃんには、
全中出場のお祝いに
オリンピアサンワーズの
オリジナルTシャツをあげちゃう!」
ででーーん!これ↓
こっちが背中。それを着れば太陽が登る↓
RNちゃん:「わ!かわいい!うれしい!
ありがとうございます!」
川見店主:「全中のレースは思いっ切りいってね!
悔いのない走りをしてね!」
RNちゃん:「はい!がんばります!」
女子800m予選は、第1日目8/22の正午12時00分スタート!
RNちゃんのご健闘を祈ります!大いに祈ります!
がんばってねーーーっつ!
彼の能力を花開かせたものとは?~祝!全中(全日本中学校陸上競技選手権大会)出場!800mを1分58秒で駆け抜ける中学3年生男子ランナーに今日のアムフィット!(その1) ― 2016年08月20日 19時50分40秒
「息子がやりました!2分を切りましたよ!」
川見店主が携帯電話の受話ボタンを押すと、
興奮した声が聞こえてきた。
「1分59秒です!これで全中に出場できます!」
今年の夏、ひとりの男の子が、
全中(全日本中学校陸上競技選手権大会)に出場を果たす。
ご紹介するのは、彼と、彼のご家族と、
オリンピアサンワーズとの、3か月間の物語。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆
RYU-Kくんは中学生になって陸上部に入ったけれど、
走ることが好きだという自覚はあまりなかったし、
がんばろうという気持ちもさほど強いわけではなかった。
彼の中に眠る能力は、本人にも、
お父さんにも、お母さんにも、まだわからなかった。
それは地中深くにあって、誰の目にも触れなかった。
そのまま、中学校の2年間が過ぎた。
2016年春。
彼は中学3年生になった。専門種目は800m。
彼の能力が、ついに、大地を蹴破って発芽する。
・5月1日、京都市中学校春季総体
彼は男子800mを2分02秒で爆走、
2位を3秒近くも引き離すぶっちぎりの優勝だった。
スタンドで応援していた彼のチームは大騒ぎだった。
観戦していたお母さんは感動で涙が止まらなかった。
お父さんは、これは大変なことになったと思った。
全中に出場するための男子800m標準記録は2分01秒だ。
息子は、全国大会に手が届くんじゃないか。
彼ががんばれるなら何でもしてあげたい。
そうだ、彼の足にちゃんと合ったシューズを
買ってあげよう。
お父さんは色々調べて、大阪の、ある店を見つけた。
・5月12日
RYU-Kくんはお父さんと一緒にその店にやってきた。
お父さん:「全中が見えるところまできました。
せっかくなんだから、
息子にはできるところまで
がんばらせてあげたいと思います」
川見店主:「彼の記録はまだまだ伸ばせそうです。
RYU-Kくん、2分を切りたいよね?
全中に行きたいよね?」
RKくん:「はい(うなずく)」
川見店主はRYU-Kくんのシューズの全面改革を提案。
3足のシューズをフィッティングした。
装着したオーダーメイド・インソールはすべて
最上級インソールのゼロ・アムフィットだった。
3か月前、川見店主が入魂のアムフィット装着作業風景↓
川見店主が携帯電話の受話ボタンを押すと、
興奮した声が聞こえてきた。
「1分59秒です!これで全中に出場できます!」
今年の夏、ひとりの男の子が、
全中(全日本中学校陸上競技選手権大会)に出場を果たす。
ご紹介するのは、彼と、彼のご家族と、
オリンピアサンワーズとの、3か月間の物語。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆
RYU-Kくんは中学生になって陸上部に入ったけれど、
走ることが好きだという自覚はあまりなかったし、
がんばろうという気持ちもさほど強いわけではなかった。
彼の中に眠る能力は、本人にも、
お父さんにも、お母さんにも、まだわからなかった。
それは地中深くにあって、誰の目にも触れなかった。
そのまま、中学校の2年間が過ぎた。
2016年春。
彼は中学3年生になった。専門種目は800m。
彼の能力が、ついに、大地を蹴破って発芽する。
・5月1日、京都市中学校春季総体
彼は男子800mを2分02秒で爆走、
2位を3秒近くも引き離すぶっちぎりの優勝だった。
スタンドで応援していた彼のチームは大騒ぎだった。
観戦していたお母さんは感動で涙が止まらなかった。
お父さんは、これは大変なことになったと思った。
全中に出場するための男子800m標準記録は2分01秒だ。
息子は、全国大会に手が届くんじゃないか。
彼ががんばれるなら何でもしてあげたい。
そうだ、彼の足にちゃんと合ったシューズを
買ってあげよう。
お父さんは色々調べて、大阪の、ある店を見つけた。
・5月12日
RYU-Kくんはお父さんと一緒にその店にやってきた。
お父さん:「全中が見えるところまできました。
せっかくなんだから、
息子にはできるところまで
がんばらせてあげたいと思います」
川見店主:「彼の記録はまだまだ伸ばせそうです。
RYU-Kくん、2分を切りたいよね?
全中に行きたいよね?」
RKくん:「はい(うなずく)」
川見店主はRYU-Kくんのシューズの全面改革を提案。
3足のシューズをフィッティングした。
装着したオーダーメイド・インソールはすべて
最上級インソールのゼロ・アムフィットだった。
3か月前、川見店主が入魂のアムフィット装着作業風景↓
1足目はトレーニング用のランニングシューズ
ライトレーサーにゼロ・アムフィット装着!
2足目はスピードトレーニング用の
ターサージールにゼロ・アムフィット装着!
3足目は、1500~10000m用のスパイクシューズ
TTP517 COSMORACER LD
RYU-Kくんの専門は800mだけれど、
川見店主は彼の今の脚力を考えて、
あえて1500~10000m用の
中・長距離モデルのスパイクシューズを選択した。
川見店主:「今の彼にはこれがいいと思います。
彼が今後800mで2分を切って、
その走りが安定してきたら、
400~1500m用の
中距離モデルのスパイクシューズを
用意しましょう」
お父さん:「なるほど、おまかせします」
コスモレーサーLDにゼロ・アムフィット装着!
シューレースは光るイエローに替えました。
以上、3足のシューズを揃えたRYU-Kくんは、
全中出場をかけて勝負にでた。
・6月18日 京都市中学校選手権
彼は800mを2分01秒77で走って優勝。
全中出場資格の2分01秒まで、あと0.77秒と迫る。
・7月09日 全日本中学校通信陸上競技、京都府大会
彼は800mで2分の壁を破り1分59秒88で激走、
ついに全中への進出を決めた。
「息子がやりました!2分を切りましたよ!
1分59秒です!これで全中に出場できます!」
試合を見ていたお父さんはうれしくて、
競技場からすぐに川見店主に電話をかけたのだった。
川見店主の携帯電話から漏れるその喜びの声は、
周囲にいる店のスタッフにも聞こえるほど、響いた。
(つづきます)
彼の能力を花開かせたものとは?~祝!全中(全日本中学校陸上競技選手権大会)出場!800mを1分58秒で駆け抜ける中学3年生男子ランナーに今日のアムフィット!(その2) ― 2016年08月21日 19時00分39秒
(つづき)
7月23日、RYU-Kくんがふたたびのご来店。
全中出場決定おめでとーーございまーーす!
いよっつ!
川見店主:「RYU-Kくん、すっごい!やったね!」
RKくん:「ありがとうございます」
お父さん:「800mで2分を切れるようになりました。
今度の全中のレース本番には、
中距離モデルのスパイクシューズで
走るっていうのはどうでしょうか?」
川見店主:「はい、今のRYU-Kくんなら、
しっかり走れると思います」
つーわけで、ご用意したのは、
400~1500m用の中距離モデルスパイクシューズ↓
TTP518 COSMORACER MD
装着するオーダーメイド・インソールは、
最上級インソールのゼロ・アムフィットです。
川見店主、入魂!
いよっしゃーーい!
コスモレーサーMDにゼロ・アムフィット装着!
シューレースは燃えるレッドに替えたぜ!
さぁさぁさぁ、履き心地はいかがでしょーかー!
RKくん:「すごくいいです」
お父さん:「4日後の京都府中学総体で
800mを走ります。
全中の本番の前に、
このスパイクシューズで
走ってみたらいいですよね?」
川見店主:「それは、ちょうどいいですね!
RYU-Kくん、実際に試合で使ってみて、
何か問題があったら調整に来てね」
RKくん:「わかりました」
川見店主:「それと、全国大会に行くRYU-Kくんには、
サンワーズTシャツをあげちゃう!」
RKくん:「ありがとうございます!」
-----------------
4日後、7月27日、京都府中学校総体。
RYU-Kくんは800mを1分58秒73で走り優勝、
またもや自己ベスト更新、近畿総体へ進出決定。
レースを振り返って、彼は言う。
RKくん:「顧問の先生に、
『チームメイトを2分切りさせるために
お前がレースで引っ張ってやれ』
って言われて、
その子のためにがんばれました」
つづく8月07日の近畿中学校総体では、
彼は800m決勝を1分58秒86で走り抜いて堂々2位。
初めてオリンピアサンワーズに来てくれてから
たった3か月間で、彼は4秒近くも記録を更新し、
近畿で2番目に速く走る中学生ランナーになった。
RKくん:「お父さんお母さんが応援してくれるから、
チームのみんなが喜んでくれるから、
僕はがんばって走れるんです」
彼の能力は、最早、誰の目にも明らかに花咲いた。
そして、その能力を花開かせたのは、
「己のため」でなく、
「誰かのため」に走れる彼の優しさと強さだった。
全日本中学校陸上競技選手権大会
男子800m予選は、
大会第1日目の明日8/22午後12時45分スタート!
RYU-Kくんのご健闘を祈ります!大いに祈ります!
がんばってねーーーっつ!
★☆★☆★☆★☆★☆★☆
全中出場決定おめでとーーございまーーす!
いよっつ!
川見店主:「RYU-Kくん、すっごい!やったね!」
RKくん:「ありがとうございます」
お父さん:「800mで2分を切れるようになりました。
今度の全中のレース本番には、
中距離モデルのスパイクシューズで
走るっていうのはどうでしょうか?」
川見店主:「はい、今のRYU-Kくんなら、
しっかり走れると思います」
つーわけで、ご用意したのは、
400~1500m用の中距離モデルスパイクシューズ↓
TTP518 COSMORACER MD
装着するオーダーメイド・インソールは、
最上級インソールのゼロ・アムフィットです。
川見店主、入魂!
いよっしゃーーい!
コスモレーサーMDにゼロ・アムフィット装着!
シューレースは燃えるレッドに替えたぜ!
こっちからも、うおっしゃーーい!
さぁさぁさぁ、履き心地はいかがでしょーかー!
RKくん:「すごくいいです」
お父さん:「4日後の京都府中学総体で
800mを走ります。
全中の本番の前に、
このスパイクシューズで
走ってみたらいいですよね?」
川見店主:「それは、ちょうどいいですね!
RYU-Kくん、実際に試合で使ってみて、
何か問題があったら調整に来てね」
RKくん:「わかりました」
川見店主:「それと、全国大会に行くRYU-Kくんには、
サンワーズTシャツをあげちゃう!」
RKくん:「ありがとうございます!」
-----------------
4日後、7月27日、京都府中学校総体。
RYU-Kくんは800mを1分58秒73で走り優勝、
またもや自己ベスト更新、近畿総体へ進出決定。
レースを振り返って、彼は言う。
RKくん:「顧問の先生に、
『チームメイトを2分切りさせるために
お前がレースで引っ張ってやれ』
って言われて、
その子のためにがんばれました」
つづく8月07日の近畿中学校総体では、
彼は800m決勝を1分58秒86で走り抜いて堂々2位。
初めてオリンピアサンワーズに来てくれてから
たった3か月間で、彼は4秒近くも記録を更新し、
近畿で2番目に速く走る中学生ランナーになった。
RKくん:「お父さんお母さんが応援してくれるから、
チームのみんなが喜んでくれるから、
僕はがんばって走れるんです」
彼の能力は、最早、誰の目にも明らかに花咲いた。
そして、その能力を花開かせたのは、
「己のため」でなく、
「誰かのため」に走れる彼の優しさと強さだった。
全日本中学校陸上競技選手権大会
男子800m予選は、
大会第1日目の明日8/22午後12時45分スタート!
RYU-Kくんのご健闘を祈ります!大いに祈ります!
がんばってねーーーっつ!
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