サロマ湖 100km 完走! ― 2006年07月08日 16時58分40秒

またまたうれしいご報告をいただきました。
Nさんが、サロマ湖100㎞ウルトラマラソンを完走されました!
タイムは9時間29分37秒。おめでとうございます!!
100㎞だなんて・・・。短距離出身の私には想像もできん距離です。すげぇ・・・。
このウルトラマラソンのために、サンワーズ店主も入魂のアムフィットを作製しました。
例えば、フルマラソンを走って、足の裏にまったくマメや靴擦れが起こらなかったとしたら、それは奇跡に等しいのです。なぜなら、長距離を走ると、足とシューズとの触れ合う時間が長いため、マメや靴擦れ等の発生する確率がどうしても高くなる。また走る時間が長ければ長いほど足もむくんできますから、距離と時間に比例して確率はますます高くなるのです。以前テレビ番組で高橋尚子選手の足裏がベロベロにめくれて痛そうだったのを見ましたが、これが長距離のコワさです。ですから、長距離シューズのためのアムフィット作製というのは、実はとっても難しいのであります。
まして、100㎞ですから!フルマラソンの2倍以上ですよ!!何も起こらない方がオカシイ。ケガして当然、故障して当然、リタイアして当然、みたいな競技です。
ウルトラマラソンはシューズ選びからして難しい。軽すぎてもダメ、重くてもしんどい。やわらかいのはダメ、カタすぎてもしんどい。結局、どうなってもしんどいこの競技のために、今回は悩みに悩み、考えに考えてTJG 624 LYTERACER GD-WIDE(ライトレーサー)になりました。(これ、みなさんがこのシューズをはいたらいいというものではありません。Nさんにはこれを選んだという、サンワーズ流シューズ選びですから。)
喜び勇んで、わざわざご報告にご来店いただいたNさん。なんと、100㎞完走するも、足裏とシューズとのトラブル一切なし!!これは奇跡以上です。いゃ~、よかった。
でも裏話があって、Nさんがお気に入りのシューズがあったのですが、サンワーズ店主がそれをウルトラマラソンではくのを猛反対してました。結局、55㎞地点でNさんはそのお気に入りシューズにはき替えたのですが、店主の警告どおりのペースダウンに陥ってしまったとのこと。
サンワーズ店主:「だから言ったじゃないですか!」
Nさん:「すいません・・・。」
苦笑いするNさんですが、次回は100分短縮するぞと決意されております。
Nさん、目指せ“サロマブルー”で!! (※サロマブルー:サロマ湖100㎞ウルトラマラソンを10回完走された方は、ゼッケンがブルーになって特別待遇なんですって。)
TJG624 LYTERACER GD-WIDE(ライトレーサー) ↓
コメント
_ Nです ― 2006年07月29日 17時56分10秒
_ 川見です。 ― 2006年08月07日 16時12分10秒
コメントありがとうございます。この1週間インターハイに入り浸って陸上競技三昧してました。お返事遅くなって申し訳ございません。
先日、ある番組でタレントさんがサロマの100kmに挑戦しているのを見ました。その方は、フルマラソンの経験も豊富で、走りには自信をもっているようでしたが、10数キロで膝が痛くなって、脚はテーピングだらけでした。シューズを見てみると、ちょっとソールが薄くて軽めのシューズに見えました。結局55kmでリタイアされていました。
フルマラソンと100kmウルトラマラソンでは、走り方もペースも、そしてシューズ選びも、全て発想を変えて考えなければならないと再認識しました。テレビ番組で走る以上、色んな面で相当なバックアップがあったと思うのですが、それでも完走できないのですから、やはりウルトラマラソンは難しいですね。
Nさんが、初ウルトラマラソンであれだけのタイムで完走されたのは、やはり奇跡みたいなものだと思います。他の種目に比べて、トラブルが想定しにくい競技です。計算どおりにいかない怖さと、だから挑戦することのオモシロさをかねた競技ですね。
目標があるからこそ頑張れる。でも、目標どおりにならないからオモシロイ。ですね。
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靴選びからアムフィット作りまで大変ご迷惑をおかけしました。しかし分かりやすい説明と,技術のすばらしさで,最高に快適な走りができました。
「走ることができる」は,私の長所です。自分で目標決めて,目標達成し,体も心も快適になれる・・・最高です。たとえ100km走って足がおかしくなっても,その回復過程を楽しむことができます。
「健康のためになにかやっていることはありますか」という質問があったら,迷わず「走ることで,目標達成することです」と答えます!
足はほぼ回復してきました。またお邪魔します! N