ほっておけない ― 2007年11月10日 13時41分50秒
お店の近くにあるコンビニエンスストアの前を通りかかった時、ひとりの女の子が何か思いつめた様子で立っていました。彼女の小さな自転車のかごには、ダンボール箱が。そこから子猫がひょっこりと顔を出しています。
「ひろったのかな?」
すると、今度はコンビニから小さな男の子が数人、どやどやと出てきました。ひとりの男の子の手には、大事そうに牛乳のパックが。彼らもまた、何か思いつめた、真剣な表情。
「コイツどうする?」
「このまんまやったら、かわいそう。」
「誰か、飼える?」
「おかあさん、許してくれるかな?」
「・・・。」
彼らは、きっと、同じ話し合いを何度も繰り返したに違いありません。
自分達の胸に湧き出す、これまで感じたことのない感情。弱い者への慈しみ。優しくあることの喜び。小さな者を守る正義感。飼って生命を背負う責任への恐れ。「許してもらえないかもしれない」という予感と不安。そうなった時の絶望。小さな心で出した精一杯の優しさが、おとなに理解してもらえない時のくやしさ・・・。
色んな思いが、彼らの小さな胸の中にうずまいていることでしょう。
そういえば、サンワーズ店主の愛猫、チビタ君も捨て猫でした。今でこそもうわんぱくでイタズラばっかりしてるけど、拾われた時は鳴く力もないくらい弱ってたんです。
誰かのおかあさん、許してくれないかなぁ・・・。
※写真は、小さい頃のチビタ君です。今や、こんな感じです↓
PONKUNLIFE http://www.ne.jp/asahi/olympia/sunwards/mzfile/9-3ponkunlife.htm
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