たつみ先生の、ちょっといい話。2010年03月06日 14時44分27秒

たつみ先生は、高校の数学の先生です。
高校時代からのオリンピアサンワーズのお客様ですから、かれこれ15年ものお付き合いになります。

そのたつみ先生が人生初のフルマラソンに挑戦、見事完走されました!
おめでとーーーーございまーーーーーす!

共に走ったシューズと記念撮影です。やりきった笑顔です。
たつみ先生

学生時代は、長距離選手でした。
社会人になり、結婚もし、お子さんもお二人授かって、仕事に生活にと多忙な毎日。
時間を見つけては走っていたものの、なんとなくお腹も出てきた感じが・・・
このままではイカンと、ちょうど一年前に、夢のフルマラソン挑戦を決意されました。
担任をもつクラスでも生徒にフルマラソン完走を宣言。
毎月発行される学年だよりには
「初マラソン 42.195kmへの道」
と題する連載コーナーで、日々の練習や、走ることへの思いを書き綴ることになりました。

この連載が、学校内外で評判となり、たつみ先生を応援する雰囲気が俄然(がぜん)盛り上がってきたそうです。
「先生、マラソンがんばってください!」
と電話をかけてきてくれる保護者の方もいらっしゃったとか。

「これは・・・絶対に完走せなアカンやん。」

たつみ先生、応援の包囲網に、もはや逃げ場のない状況に!

迎えたレース当日。2月21日の日曜日に行われた泉州国際市民マラソン。
午前11時にレースがスタート!

「まだまだ先は長い・・・」

ゆっくりと走り始めた、たつみ先生。
と、沿道に、見慣れた顔と顔が目に飛び込んできました。

「先生!がんばれ!」

実は、レース前日は学校の卒業式でした。
卒業生たちが、先生にナイショで、応援に来てくれていたのです!

「これは・・・絶対に完走してやる!」

嬉しさと同時に、熱いものが胸にこみあげてきたそうです。

「25km以降で、今までにない苦しみを味わいました」
「息切れしてないのに、足が動かない。これがマラソンかと思いました」

この大会のコースは、ちょっとイジワルです。
最後の最後で、一番高低差のあるコースを仕組んでます。

34km付近で田尻スカイブリッジ。高低差約20m。
泉南マリンブリッジ

35km付近で泉南マリンブリッジ。こちらも高低差約20m。
田尻スカイブリッジ

で、37km地点で折り返させて、もう一回この2つのブリッジを走らせるんです。

今度は、39km付近で泉南マリンブリッジ。
田尻スカイブリッジ

で、40km付近で田尻スカイブリッジ。
泉南マリンブリッジ

イジワルだな~(笑)。
ウンザリするな~、このブリッジたちは!

のぼりは歩く。くだりは走る。
返りも、のぼりは歩く、くだりは走る。
なんとか、なんとか、一歩、一歩、足を前に、前に・・・。

ラスト1kmが、永遠に続くかと思えるほど長く感じたそうです。

「テレビでマラソンを見ていると、『沿道の応援が力になりました』って選手がコメントしてますけど、あれ、本当でした。たくさんの方の応援が、すごく嬉しくて。本当に力になるんだと実感しました

「生徒のみんなの応援と、沿道のみなさんの応援と。学年だよりの連載がなかったら完走できてないと思います」

初マラソンのタイムは、3時間46分44秒でした。

後日、たつみ先生の健闘を讃えて、学校からも表彰状が贈られたそうです。

見事完走!と!
見事完走!

たつみ先生の初フルマラソンにまつわる、ちょっといい話でした。


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