彼の能力を花開かせたものとは?~祝!全中(全日本中学校陸上競技選手権大会)出場!800mを1分58秒で駆け抜ける中学3年生男子ランナーに今日のアムフィット!(その2) ― 2016年08月21日 19時00分39秒
(つづき)
7月23日、RYU-Kくんがふたたびのご来店。
全中出場決定おめでとーーございまーーす!
いよっつ!

川見店主:「RYU-Kくん、すっごい!やったね!」
RKくん:「ありがとうございます」
お父さん:「800mで2分を切れるようになりました。
今度の全中のレース本番には、
中距離モデルのスパイクシューズで
走るっていうのはどうでしょうか?」
川見店主:「はい、今のRYU-Kくんなら、
しっかり走れると思います」
つーわけで、ご用意したのは、
400~1500m用の中距離モデルスパイクシューズ↓
TTP518 COSMORACER MD

装着するオーダーメイド・インソールは、
最上級インソールのゼロ・アムフィットです。
川見店主、入魂!

いよっしゃーーい!
コスモレーサーMDにゼロ・アムフィット装着!
シューレースは燃えるレッドに替えたぜ!


さぁさぁさぁ、履き心地はいかがでしょーかー!
RKくん:「すごくいいです」
お父さん:「4日後の京都府中学総体で
800mを走ります。
全中の本番の前に、
このスパイクシューズで
走ってみたらいいですよね?」
川見店主:「それは、ちょうどいいですね!
RYU-Kくん、実際に試合で使ってみて、
何か問題があったら調整に来てね」
RKくん:「わかりました」
川見店主:「それと、全国大会に行くRYU-Kくんには、
サンワーズTシャツをあげちゃう!」
RKくん:「ありがとうございます!」
-----------------
4日後、7月27日、京都府中学校総体。
RYU-Kくんは800mを1分58秒73で走り優勝、
またもや自己ベスト更新、近畿総体へ進出決定。
レースを振り返って、彼は言う。
RKくん:「顧問の先生に、
『チームメイトを2分切りさせるために
お前がレースで引っ張ってやれ』
って言われて、
その子のためにがんばれました」
つづく8月07日の近畿中学校総体では、
彼は800m決勝を1分58秒86で走り抜いて堂々2位。
初めてオリンピアサンワーズに来てくれてから
たった3か月間で、彼は4秒近くも記録を更新し、
近畿で2番目に速く走る中学生ランナーになった。
RKくん:「お父さんお母さんが応援してくれるから、
チームのみんなが喜んでくれるから、
僕はがんばって走れるんです」
彼の能力は、最早、誰の目にも明らかに花咲いた。
そして、その能力を花開かせたのは、
「己のため」でなく、
「誰かのため」に走れる彼の優しさと強さだった。
全日本中学校陸上競技選手権大会
男子800m予選は、
大会第1日目の明日8/22午後12時45分スタート!
RYU-Kくんのご健闘を祈ります!大いに祈ります!
がんばってねーーーっつ!
★☆★☆★☆★☆★☆★☆
全中出場決定おめでとーーございまーーす!
いよっつ!

川見店主:「RYU-Kくん、すっごい!やったね!」
RKくん:「ありがとうございます」
お父さん:「800mで2分を切れるようになりました。
今度の全中のレース本番には、
中距離モデルのスパイクシューズで
走るっていうのはどうでしょうか?」
川見店主:「はい、今のRYU-Kくんなら、
しっかり走れると思います」
つーわけで、ご用意したのは、
400~1500m用の中距離モデルスパイクシューズ↓
TTP518 COSMORACER MD

装着するオーダーメイド・インソールは、
最上級インソールのゼロ・アムフィットです。
川見店主、入魂!

いよっしゃーーい!
コスモレーサーMDにゼロ・アムフィット装着!
シューレースは燃えるレッドに替えたぜ!

こっちからも、うおっしゃーーい!

さぁさぁさぁ、履き心地はいかがでしょーかー!
RKくん:「すごくいいです」
お父さん:「4日後の京都府中学総体で
800mを走ります。
全中の本番の前に、
このスパイクシューズで
走ってみたらいいですよね?」
川見店主:「それは、ちょうどいいですね!
RYU-Kくん、実際に試合で使ってみて、
何か問題があったら調整に来てね」
RKくん:「わかりました」
川見店主:「それと、全国大会に行くRYU-Kくんには、
サンワーズTシャツをあげちゃう!」
RKくん:「ありがとうございます!」
-----------------
4日後、7月27日、京都府中学校総体。
RYU-Kくんは800mを1分58秒73で走り優勝、
またもや自己ベスト更新、近畿総体へ進出決定。
レースを振り返って、彼は言う。
RKくん:「顧問の先生に、
『チームメイトを2分切りさせるために
お前がレースで引っ張ってやれ』
って言われて、
その子のためにがんばれました」
つづく8月07日の近畿中学校総体では、
彼は800m決勝を1分58秒86で走り抜いて堂々2位。
初めてオリンピアサンワーズに来てくれてから
たった3か月間で、彼は4秒近くも記録を更新し、
近畿で2番目に速く走る中学生ランナーになった。
RKくん:「お父さんお母さんが応援してくれるから、
チームのみんなが喜んでくれるから、
僕はがんばって走れるんです」
彼の能力は、最早、誰の目にも明らかに花咲いた。
そして、その能力を花開かせたのは、
「己のため」でなく、
「誰かのため」に走れる彼の優しさと強さだった。
全日本中学校陸上競技選手権大会
男子800m予選は、
大会第1日目の明日8/22午後12時45分スタート!
RYU-Kくんのご健闘を祈ります!大いに祈ります!
がんばってねーーーっつ!
★☆★☆★☆★☆★☆★☆
彼の能力を花開かせたものとは?~祝!全中(全日本中学校陸上競技選手権大会)出場!800mを1分58秒で駆け抜ける中学3年生男子ランナーに今日のアムフィット!(その1) ― 2016年08月20日 19時50分40秒
「息子がやりました!2分を切りましたよ!」
川見店主が携帯電話の受話ボタンを押すと、
興奮した声が聞こえてきた。
「1分59秒です!これで全中に出場できます!」
今年の夏、ひとりの男の子が、
全中(全日本中学校陸上競技選手権大会)に出場を果たす。
ご紹介するのは、彼と、彼のご家族と、
オリンピアサンワーズとの、3か月間の物語。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆
RYU-Kくんは中学生になって陸上部に入ったけれど、
走ることが好きだという自覚はあまりなかったし、
がんばろうという気持ちもさほど強いわけではなかった。
彼の中に眠る能力は、本人にも、
お父さんにも、お母さんにも、まだわからなかった。
それは地中深くにあって、誰の目にも触れなかった。
そのまま、中学校の2年間が過ぎた。
2016年春。
彼は中学3年生になった。専門種目は800m。
彼の能力が、ついに、大地を蹴破って発芽する。
・5月1日、京都市中学校春季総体
彼は男子800mを2分02秒で爆走、
2位を3秒近くも引き離すぶっちぎりの優勝だった。
スタンドで応援していた彼のチームは大騒ぎだった。
観戦していたお母さんは感動で涙が止まらなかった。
お父さんは、これは大変なことになったと思った。
全中に出場するための男子800m標準記録は2分01秒だ。
息子は、全国大会に手が届くんじゃないか。
彼ががんばれるなら何でもしてあげたい。
そうだ、彼の足にちゃんと合ったシューズを
買ってあげよう。
お父さんは色々調べて、大阪の、ある店を見つけた。
・5月12日
RYU-Kくんはお父さんと一緒にその店にやってきた。
お父さん:「全中が見えるところまできました。
せっかくなんだから、
息子にはできるところまで
がんばらせてあげたいと思います」
川見店主:「彼の記録はまだまだ伸ばせそうです。
RYU-Kくん、2分を切りたいよね?
全中に行きたいよね?」
RKくん:「はい(うなずく)」
川見店主はRYU-Kくんのシューズの全面改革を提案。
3足のシューズをフィッティングした。
装着したオーダーメイド・インソールはすべて
最上級インソールのゼロ・アムフィットだった。
3か月前、川見店主が入魂のアムフィット装着作業風景↓
川見店主が携帯電話の受話ボタンを押すと、
興奮した声が聞こえてきた。
「1分59秒です!これで全中に出場できます!」
今年の夏、ひとりの男の子が、
全中(全日本中学校陸上競技選手権大会)に出場を果たす。
ご紹介するのは、彼と、彼のご家族と、
オリンピアサンワーズとの、3か月間の物語。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆
RYU-Kくんは中学生になって陸上部に入ったけれど、
走ることが好きだという自覚はあまりなかったし、
がんばろうという気持ちもさほど強いわけではなかった。
彼の中に眠る能力は、本人にも、
お父さんにも、お母さんにも、まだわからなかった。
それは地中深くにあって、誰の目にも触れなかった。
そのまま、中学校の2年間が過ぎた。
2016年春。
彼は中学3年生になった。専門種目は800m。
彼の能力が、ついに、大地を蹴破って発芽する。
・5月1日、京都市中学校春季総体
彼は男子800mを2分02秒で爆走、
2位を3秒近くも引き離すぶっちぎりの優勝だった。
スタンドで応援していた彼のチームは大騒ぎだった。
観戦していたお母さんは感動で涙が止まらなかった。
お父さんは、これは大変なことになったと思った。
全中に出場するための男子800m標準記録は2分01秒だ。
息子は、全国大会に手が届くんじゃないか。
彼ががんばれるなら何でもしてあげたい。
そうだ、彼の足にちゃんと合ったシューズを
買ってあげよう。
お父さんは色々調べて、大阪の、ある店を見つけた。
・5月12日
RYU-Kくんはお父さんと一緒にその店にやってきた。
お父さん:「全中が見えるところまできました。
せっかくなんだから、
息子にはできるところまで
がんばらせてあげたいと思います」
川見店主:「彼の記録はまだまだ伸ばせそうです。
RYU-Kくん、2分を切りたいよね?
全中に行きたいよね?」
RKくん:「はい(うなずく)」
川見店主はRYU-Kくんのシューズの全面改革を提案。
3足のシューズをフィッティングした。
装着したオーダーメイド・インソールはすべて
最上級インソールのゼロ・アムフィットだった。
3か月前、川見店主が入魂のアムフィット装着作業風景↓

1足目はトレーニング用のランニングシューズ
ライトレーサーにゼロ・アムフィット装着!

2足目はスピードトレーニング用の
ターサージールにゼロ・アムフィット装着!

3足目は、1500~10000m用のスパイクシューズ
TTP517 COSMORACER LD

RYU-Kくんの専門は800mだけれど、
川見店主は彼の今の脚力を考えて、
あえて1500~10000m用の
中・長距離モデルのスパイクシューズを選択した。
川見店主:「今の彼にはこれがいいと思います。
彼が今後800mで2分を切って、
その走りが安定してきたら、
400~1500m用の
中距離モデルのスパイクシューズを
用意しましょう」
お父さん:「なるほど、おまかせします」
コスモレーサーLDにゼロ・アムフィット装着!
シューレースは光るイエローに替えました。

以上、3足のシューズを揃えたRYU-Kくんは、
全中出場をかけて勝負にでた。
・6月18日 京都市中学校選手権
彼は800mを2分01秒77で走って優勝。
全中出場資格の2分01秒まで、あと0.77秒と迫る。
・7月09日 全日本中学校通信陸上競技、京都府大会
彼は800mで2分の壁を破り1分59秒88で激走、
ついに全中への進出を決めた。
「息子がやりました!2分を切りましたよ!
1分59秒です!これで全中に出場できます!」
試合を見ていたお父さんはうれしくて、
競技場からすぐに川見店主に電話をかけたのだった。
川見店主の携帯電話から漏れるその喜びの声は、
周囲にいる店のスタッフにも聞こえるほど、響いた。
(つづきます)
祝!全中(全日本中学校陸上競技選手権)出場!800mを2分13秒ですっ飛ばす中学3年生女子ランナーに今日のアムフィット! ― 2016年08月19日 19時00分00秒
今年の全中(全日本中学校陸上競技選手権大会)は、
8月22日~24日に長野県松本平にある
信州スカイパーク陸上競技場で開催されます。
オリンピアサンワーズのお客さんでは、
中学3年生の中距離女子ランナーRNちゃんが、
女子800mで出場を決めてくれましたよ!
おめでとーございまーす!
いよっつ!
8月22日~24日に長野県松本平にある
信州スカイパーク陸上競技場で開催されます。
オリンピアサンワーズのお客さんでは、
中学3年生の中距離女子ランナーRNちゃんが、
女子800mで出場を決めてくれましたよ!
おめでとーございまーす!
いよっつ!

思いおこせば一年前の夏。
初めてオリンピアサンワーズに来てくれた時、
RNちゃんは外反母趾で足が痛かったり、
肉離れを起こしたりして走ることができなかった。
しかーーし!
シューズをフィッティングした2日後、
RNちゃんは奇跡を巻き起こすのだった!
・2015.07.10 たった2日で自己ベスト2秒更新した話。
さらーーーにっ!
その3か月後、RNちゃんは秋の中学校総体で、
なんと女子800mを優勝するのだった!
・2015.11.27 負けん気に火がつき大会新の話。
いよっ!

しかーーーーもっ!
その時の記録2分13秒51は、
ななな、なんと大会新記録だったのだ!
いよっーーつ!

そして今年のRNちゃんはついに全中出場です。
先日、RNちゃんとお母さんがお店に来てくれました。
川見店主:「RNちゃん、おめでとう!すごい!」
RNちゃん:「ありがとうございます!」
川見店主:「昨年の好記録は全中への出場に
間に合わなかったけれど、
今年は余裕しゃくしゃくで
出場決定って感じだね!」
RNちゃん:「うふふふ」
お母さん:「一年前まで故障ばかりつづいて、
病院に通ってばかりだったのに、
一年後にはこうして
全国大会に行けるようになるなんて
思ってもみなかったです」
川見店主:「RNちゃんもよくがんばりました!」
お母さん:「おかげさまでもう故障しなくなりました。
このお店でシューズを
合わせてもらってるおかげです」
つーわけで、今日のアムフィットは、
今から2か月前の6月に全中出場目指して行った
2足のシューズのフィッティングをご紹介!
装着するオーダーメイド・インソールは、
いずれも最上級インソールのゼロ・アムフィットです。
まずはスピード練習用のターサージールに、
川見店主が入魂のアムフィット装着作業はツー・マンス・アゴー!

じゃかじゃん!
ターサージールにゼロ・アムフィット装着わず!

はい、こっちからもわず!

そして、全中出場を決めたのはこのスパイクシューズだぜ!
TTP518 COSMORACER MD

川見店主、入魂わず!

うぉっしゃーーーい!
コスモレーサーにゼロ・アムフィット装着どん!わず!

はい、こっちからもどりゃーーーい!わず!

RNちゃんは、このスパイクシューズを
めちゃめちゃ気に入ってるそうです。
今回、大事な全中前にわざわざご来店いただいたのは、
このスパイクシューズのゼロ・アムフィットを
全中の勝負用にチューンアップするためです。
川見店主はインソール工房へこもって、
アムフィットに何やら調整を加えてます。
川見店主:「もっと走れるように微調整しといたよ」
RNちゃんは履いてみて、
RNちゃん:「あ、ホントだ!すごく変わりました!
すごい!いい感じです!」
川見店主:「がんばったRNちゃんには、
全中出場のお祝いに
オリンピアサンワーズの
オリジナルTシャツをあげちゃう!」
ででーーん!これ↓

こっちが背中。それを着れば太陽が登る↓

RNちゃん:「わ!かわいい!うれしい!
ありがとうございます!」
川見店主:「全中のレースは思いっ切りいってね!
悔いのない走りをしてね!」
RNちゃん:「はい!がんばります!」
女子800m予選は、第1日目8/22の正午12時00分スタート!
RNちゃんのご健闘を祈ります!大いに祈ります!
がんばってねーーーっつ!
ふたりが跳んでいる時、ふたりは一緒に跳んでいる。祝!男子三段跳び全国インターハイ出場!~京都「跳躍ツインズ」物語(その3) ― 2016年08月01日 19時20分30秒
(つづき)
果たして、彼らはふたたび跳ぶことができるだろうか?
この2年間、双子の兄弟は病院へ通いどおしだった。
お母さんは、今となっては、いつ、誰を、何回、
病院に連れて行ったのか思い出せないくらいだ。
今年の2月に初めてふたりが店に来てくれた時、
兄は膝と足首を痛め、弟は腰を疲労骨折していた。
特に弟は重症だった。
コルセットで固めた身体が痛々しかった。
シューズの履き心地を確かめるために
その場で軽くステップを踏むだけでも
痛みが走って顔をしかめるほどだった。
まして、三段跳びや走幅跳びで踏み切る際には、
体重の十倍以上の負荷がかかるとも言われている。
「このまま競技をつづけたら、
身体がどうなっても知りませんよ」
というドクターの警告は、おおげさでもなんでもなかった。
川見店主は、彼らのシューズを全面的に見直すと共に、
「姿勢」の改善を徹底するように彼らに求めた。
そのために必要なトレーニング器具や、
体のコンディションを整えるサプリメント等も提案した。
彼らはすべてを受け入れ、実践した。
復活を願い、目指し、一日一日の努力を怠らなかった。
こうして、3月、4月、5月が過ぎた。
「跳躍ツインズ」は高校最後のシーズンを迎えた。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆
<兄の戦い>
6月5日。京都インターハイ。男子三段跳び。
兄は予選を14m62cmの跳躍で総合2位通過。
つづく決勝、以下、兄の記録。
1回目 ○ 15m04cm(自己ベスト)
2回目 × ファウル
3回目 ○ 14m66cm
4回目 × ファウル
5回目 ○ 15m16cm(自己ベスト)
6回目 ー
この日、兄の跳躍は他の選手と次元が違っていた。
自身初の15m越えジャンプを連発、
これまでの自己ベスト14m95mを21cmも更新し、
他の追随を許さない、圧倒的な優勝を決めた。
その2週間後、6月19日、近畿インターハイ。
兄は15m12cmのロングジャンプで予選を総合1位通過、
決勝では堂々3位の結果を残し、
念願の全国インターハイへの進出を決めた。
-----------------
<弟の戦い>
6月3日、京都インターハイ。男子走幅跳び。
弟は予選を6m58cmの跳躍で総合13位通過。
つづく決勝、以下、弟の記録。
1回目 ○ 6m40cm
2回目 ○ 6m80cm
3回目 ○ 6m70cm
4回目 × ファウル
5回目 ○ 6m75cm
6回目 × ファウル
順位7位。
自己ベスト6m85cmに迫る跳躍を見せたが、
あと一歩、近畿大会までには及ばなかった。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆
先日、双子の兄弟とお父さんとお母さんがご来店。
川見店主:「お兄ちゃん、全国インターハイ進出おめでとう!
ビックリ!すごい!さすが!
お祝いにサンワーズTシャツあげる!」
兄:「ありがとうございます!」
川見店主:「弟くん、跳べたね!よかったね!」
弟:「近畿大会にも進めなかったので悔しいです」
川見店主:「うん、その気持ちもわかる。
でもね、ちゃんと記録を残せたってことは、
『競技』として成立したってこと。
それに6m80cmも跳べたんでしょ?
自己ベストのほぼタイ記録じゃないの。
4月まで走れなかったんだから上出来です。
陸上競技はそんなに甘くない!」
弟:「はい」
川見店主:「これからキミの走幅跳びがはじまるんです。
よし、今度は7m1cmを跳べたら、
キミにもサンワーズTシャツあげる!」
弟:「7mと1cm……ですか?」
川見店主:「そう、7mの壁を乗り越えたらってこと」
弟:「わかりました、がんばります!(笑)」
お父さん:「もう1年早くこのお店に来ていたら、
ふたりにはもっといい思いを
させてあげられたかもしれません」
川見店主:「でも、お父さん、
これだけ追い込まれた状況で、
これだけ限られた時間だったからこそ、
彼らも、お父さんもお母さんも
そして、私たちも、この5か月間、
こんなに一生懸命になれたのではないですか」
お父さん:「ああ……そうかもしれませんね」
そう、この5か月間、
ふたりがどれほど真剣に自分自身に向き合い、
どれほどその若き命を燃焼させてきたか――。
その充実感は、彼らの顔にハッキリと表れている。
そんな彼らを見ていると、
うれしくて、ついつい冗談を言ってみたくなった。
ふたりはこんなにソックリなんだからさ、
弟の調子が悪い時にはこっそり入れ替わって、
代わりにお兄ちゃんが走幅跳びをやっても
バレないんじゃない?
兄:「それは無理ですよ(笑)。
それに走り幅跳びに関しては
僕は弟にはかなわないですから」
弟:「兄の全国インターハイが決まった時は、
とてもうれしかったです。
でも、時間が経つと、だんだん、
『アイツだけいい思いをして……』
って、ちょっと腹が立ってきました(笑)」
ふたりの言葉からは、お互いがお互いをよく理解し、
強く認め合っていることが伝わってくる。
それぞれの試合を見ている時、
ふたりはこんなことを思っているそうだ。
兄:「弟がファウルしないように、と思ってます」
弟:「同じです。兄がファウルしないように」
彼らは……とても深い部分でつながっているのだろう。
きっと、兄が跳ぶ時には弟の気持ちも、
弟が跳ぶ時には兄の気持ちも、一緒に跳んでいるのだ。
ふたりが跳んでいる時、ふたりは一緒に跳んでいる。
ならば、兄の全国インターハイは、弟の全国インターハイだ。
だから、兄KOTAくんと、弟KIMITOくんを、
一緒に、最大に祝いたい。
いよっっつ!
果たして、彼らはふたたび跳ぶことができるだろうか?
この2年間、双子の兄弟は病院へ通いどおしだった。
お母さんは、今となっては、いつ、誰を、何回、
病院に連れて行ったのか思い出せないくらいだ。
今年の2月に初めてふたりが店に来てくれた時、
兄は膝と足首を痛め、弟は腰を疲労骨折していた。
特に弟は重症だった。
コルセットで固めた身体が痛々しかった。
シューズの履き心地を確かめるために
その場で軽くステップを踏むだけでも
痛みが走って顔をしかめるほどだった。
まして、三段跳びや走幅跳びで踏み切る際には、
体重の十倍以上の負荷がかかるとも言われている。
「このまま競技をつづけたら、
身体がどうなっても知りませんよ」
というドクターの警告は、おおげさでもなんでもなかった。
川見店主は、彼らのシューズを全面的に見直すと共に、
「姿勢」の改善を徹底するように彼らに求めた。
そのために必要なトレーニング器具や、
体のコンディションを整えるサプリメント等も提案した。
彼らはすべてを受け入れ、実践した。
復活を願い、目指し、一日一日の努力を怠らなかった。
こうして、3月、4月、5月が過ぎた。
「跳躍ツインズ」は高校最後のシーズンを迎えた。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆
<兄の戦い>
6月5日。京都インターハイ。男子三段跳び。
兄は予選を14m62cmの跳躍で総合2位通過。
つづく決勝、以下、兄の記録。
1回目 ○ 15m04cm(自己ベスト)
2回目 × ファウル
3回目 ○ 14m66cm
4回目 × ファウル
5回目 ○ 15m16cm(自己ベスト)
6回目 ー
この日、兄の跳躍は他の選手と次元が違っていた。
自身初の15m越えジャンプを連発、
これまでの自己ベスト14m95mを21cmも更新し、
他の追随を許さない、圧倒的な優勝を決めた。
その2週間後、6月19日、近畿インターハイ。
兄は15m12cmのロングジャンプで予選を総合1位通過、
決勝では堂々3位の結果を残し、
念願の全国インターハイへの進出を決めた。
-----------------
<弟の戦い>
6月3日、京都インターハイ。男子走幅跳び。
弟は予選を6m58cmの跳躍で総合13位通過。
つづく決勝、以下、弟の記録。
1回目 ○ 6m40cm
2回目 ○ 6m80cm
3回目 ○ 6m70cm
4回目 × ファウル
5回目 ○ 6m75cm
6回目 × ファウル
順位7位。
自己ベスト6m85cmに迫る跳躍を見せたが、
あと一歩、近畿大会までには及ばなかった。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆
先日、双子の兄弟とお父さんとお母さんがご来店。
川見店主:「お兄ちゃん、全国インターハイ進出おめでとう!
ビックリ!すごい!さすが!
お祝いにサンワーズTシャツあげる!」
兄:「ありがとうございます!」
川見店主:「弟くん、跳べたね!よかったね!」
弟:「近畿大会にも進めなかったので悔しいです」
川見店主:「うん、その気持ちもわかる。
でもね、ちゃんと記録を残せたってことは、
『競技』として成立したってこと。
それに6m80cmも跳べたんでしょ?
自己ベストのほぼタイ記録じゃないの。
4月まで走れなかったんだから上出来です。
陸上競技はそんなに甘くない!」
弟:「はい」
川見店主:「これからキミの走幅跳びがはじまるんです。
よし、今度は7m1cmを跳べたら、
キミにもサンワーズTシャツあげる!」
弟:「7mと1cm……ですか?」
川見店主:「そう、7mの壁を乗り越えたらってこと」
弟:「わかりました、がんばります!(笑)」
お父さん:「もう1年早くこのお店に来ていたら、
ふたりにはもっといい思いを
させてあげられたかもしれません」
川見店主:「でも、お父さん、
これだけ追い込まれた状況で、
これだけ限られた時間だったからこそ、
彼らも、お父さんもお母さんも
そして、私たちも、この5か月間、
こんなに一生懸命になれたのではないですか」
お父さん:「ああ……そうかもしれませんね」
そう、この5か月間、
ふたりがどれほど真剣に自分自身に向き合い、
どれほどその若き命を燃焼させてきたか――。
その充実感は、彼らの顔にハッキリと表れている。
そんな彼らを見ていると、
うれしくて、ついつい冗談を言ってみたくなった。
ふたりはこんなにソックリなんだからさ、
弟の調子が悪い時にはこっそり入れ替わって、
代わりにお兄ちゃんが走幅跳びをやっても
バレないんじゃない?
兄:「それは無理ですよ(笑)。
それに走り幅跳びに関しては
僕は弟にはかなわないですから」
弟:「兄の全国インターハイが決まった時は、
とてもうれしかったです。
でも、時間が経つと、だんだん、
『アイツだけいい思いをして……』
って、ちょっと腹が立ってきました(笑)」
ふたりの言葉からは、お互いがお互いをよく理解し、
強く認め合っていることが伝わってくる。
それぞれの試合を見ている時、
ふたりはこんなことを思っているそうだ。
兄:「弟がファウルしないように、と思ってます」
弟:「同じです。兄がファウルしないように」
彼らは……とても深い部分でつながっているのだろう。
きっと、兄が跳ぶ時には弟の気持ちも、
弟が跳ぶ時には兄の気持ちも、一緒に跳んでいるのだ。
ふたりが跳んでいる時、ふたりは一緒に跳んでいる。
ならば、兄の全国インターハイは、弟の全国インターハイだ。
だから、兄KOTAくんと、弟KIMITOくんを、
一緒に、最大に祝いたい。
いよっっつ!

京都が誇る「跳躍ツインズ」の最もアツい夏は、
明日8月2日の岡山市のシティライトスタジアムに訪れる。
男子三段跳び予選は午前10時開始!
おふたりの健闘を祈ります!大いに祈ります!
ふたごの兄弟は3か月間で15足のシューズをフィッティングして、高校最後のシーズンを迎えた。~京都「跳躍ツインズ」物語(その2) ― 2016年07月31日 19時00分56秒
(つづき)
双子の兄弟に出会った時、川見店主はふたつのことに驚いた。
ひとつめ。彼らがあまりにソックリだったこと。
しばらくは、ふたりの顔と名前がこんがらがっていた。
ふたつめ。彼らの跳躍力が優れていたこと。
それは凡人にはないものだとわかった。
兄の三段跳び自己ベストは14m95cm。
弟の走幅跳び自己ベスト記録は6m86cm。
ただ、その素晴らしい記録と、
今の彼らの姿が釣り合わないという印象を受けた。
ふたりの立ち姿や歩く姿に違和感を持った。
川見店主:「ふたりとも姿勢が良くないと思います。
このままの姿勢でそんな記録で跳んでいたら、
いずれ腰の大きな故障につながると思います」
お父さん:「ふたりの姿を見るだけで、
そんなことまでわかるのですか!
実は弟はもう腰を疲労骨折しています。
跳ぶことはおろか走ることさえできません」
川見店主:「えっ!もうそんなに悪くしているのですか!
陸上競技どころではないではないですか!」
お母さん:「お医者さんには、
『このまま競技をつづけたら、
身体がどうなっても知りませんよ』
とまで言われています。
兄も膝と足首を痛めて練習できません」
川見店主:「……まいりましたね。
彼らが跳べるようになるには、
シューズももちろんですけれど、
立ち方、座り方、歩き方から
すべてを変えていかねばなりません」
お父さん:「わかりました。
できることはなんでもします。
ふたりもその覚悟で来ましたから」
この日から双子の兄弟は、
週末になると毎週のようにお店にやってきた。
川見店主はいつも彼らの調子を確認し、話し合い、
必要なシューズを計画し、取り寄せ、
入荷するたびにフィッティングを行った。
その3か月にわたる記録をご紹介する今日のアムフィット!
★☆★☆★☆★☆★☆★☆
<兄の6足、疾風のフィッテング編>
まずは、兄の3月の3足!
双子の兄弟に出会った時、川見店主はふたつのことに驚いた。
ひとつめ。彼らがあまりにソックリだったこと。
しばらくは、ふたりの顔と名前がこんがらがっていた。
ふたつめ。彼らの跳躍力が優れていたこと。
それは凡人にはないものだとわかった。
兄の三段跳び自己ベストは14m95cm。
弟の走幅跳び自己ベスト記録は6m86cm。
ただ、その素晴らしい記録と、
今の彼らの姿が釣り合わないという印象を受けた。
ふたりの立ち姿や歩く姿に違和感を持った。
川見店主:「ふたりとも姿勢が良くないと思います。
このままの姿勢でそんな記録で跳んでいたら、
いずれ腰の大きな故障につながると思います」
お父さん:「ふたりの姿を見るだけで、
そんなことまでわかるのですか!
実は弟はもう腰を疲労骨折しています。
跳ぶことはおろか走ることさえできません」
川見店主:「えっ!もうそんなに悪くしているのですか!
陸上競技どころではないではないですか!」
お母さん:「お医者さんには、
『このまま競技をつづけたら、
身体がどうなっても知りませんよ』
とまで言われています。
兄も膝と足首を痛めて練習できません」
川見店主:「……まいりましたね。
彼らが跳べるようになるには、
シューズももちろんですけれど、
立ち方、座り方、歩き方から
すべてを変えていかねばなりません」
お父さん:「わかりました。
できることはなんでもします。
ふたりもその覚悟で来ましたから」
この日から双子の兄弟は、
週末になると毎週のようにお店にやってきた。
川見店主はいつも彼らの調子を確認し、話し合い、
必要なシューズを計画し、取り寄せ、
入荷するたびにフィッティングを行った。
その3か月にわたる記録をご紹介する今日のアムフィット!
★☆★☆★☆★☆★☆★☆
<兄の6足、疾風のフィッテング編>
まずは、兄の3月の3足!
装着するオーダーメイドインソールはすべて最上級インソールのゼロ・アムフィットです!
川見店主が入魂のアムフィット装着作業へ!
川見店主が入魂のアムフィット装着作業へ!

兄の1足目!
トレーニングシューズの最高傑作ビッカーにゼロ・アムフィット装着どん!

兄の2足目!
もうどこにも売ってないであろう、トレーニングシューズの幻の逸品、WINDSPRINTにゼロ・アムフィット装着どん!
もうどこにも売ってないであろう、トレーニングシューズの幻の逸品、WINDSPRINTにゼロ・アムフィット装着どん!

兄の3足目!
三段跳び用スパイクシューズにゼロ・アムフィット装着どん!
三段跳び用スパイクシューズにゼロ・アムフィット装着どん!

つづいて、兄の3月の2足!
短距離用スパイクシューズに入魂の川見店主!!

兄の4足目!
オールウェザー用短距離スパイクシューズにゼロ・アムフィット装着どん!

兄の5足目!
練習用短距離スパイクシューズにゼロ・アムフィット装着どん!

5月には、トレーニングシューズの最高傑作ビッカーをもう1足ご用意。アシックスイージーオーダーでオリジナルカラーのビッカーを作成。
ほんで川見店主が入魂のアムフィット装着作業へ!

兄の6足目!
別注のビッカーにゼロ・アムフィット装着どん!

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<弟の5足、怒涛のフィッティング編>
まずは2月、初ご来店時の弟くんの1足。
この時、彼は走ることさえできなかった。
彼のカラダをなんとかしなければ!の一心で、
急遽トレーニングシューズの最高傑作ビッカーに
アムフィット装着作業の川見店主↓

弟くんの1足目!
はい、ビッカーにゼロ・アムフィット装着どん!

つづいて弟くんの3月の3足!
怒涛のアムフィット装着作業の川見店主。

弟くんの2足目!
走幅跳び用スパイクシューズにゼロ・アムフィット装着どん!

弟くんの3足目!
オールウェザー用短距離スパイクシューズにゼロ・アムフィット装着どん!

弟くんの4足目!
練習用短距離スパイクシューズにゼロ・アムフィット装着どん!

5月には、弟くんにもトレーニングシューズの最高傑作ビッカーをもう1足ご用意。川見店主が入魂!

弟くんの5足目!
ビッカーにゼロ・アムフィット装着どん!

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<兄弟4足、逆襲のフィッティング編>
5月末。
いよいよ高校生活最後のシーズンが幕を明けた。
川見店主は、ふたりのスパイクシューズに、
より跳躍力が増すように調整した
特別仕様のインソールを作りあげて装着した。
兄の7足目!
三段跳び用スパイクシューズにスペシャル・ゼロ・アムフィット装着!

弟くんの6足目!
走幅跳び用スパイクシューズにスペシャル・ゼロ・アムフィット装着!


兄の8足目!あーんど弟くんの7足目!
ゲルリークにゼロ・アムフィット装着どうじゃーい!

以上、跳躍ツインズが3か月間でフィッティングしたシューズは計15足。
そしてふたりは、奇跡を起こす。
(つづきます)
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