おおはし文庫 ― 2007年11月15日 13時47分10秒
ありそうで、なかなかない、足と靴の本。
なぜ?
足と靴について語ること。それは人間の身体について語ることになり、おのずと医学の領域に入ってしまいます。行き着くところ医学書になるわけで、そりゃ、普通の本屋さんには売ってない。
写真にあるのは、オリンピアサンワーズの顧問ドクター(?)おおはし先生が持ってきてくださった医学書の数々。「足と靴~その整形外科的技術処置法」「プロフェッショナル・シュー・フィッティング」「新しい靴と足の医学」なんていう本です。順に、靴の先進国ドイツの本の和訳、アメリカの本の和訳、日本の本です。お値段は全部、5ケタでございます。医学書って、すんげぇ高価!
医学の本なので、骨やら筋肉やら生々しい写真もあり、素人の私なんかは、泡吹いて卒倒(そっとう)しそうなページもあります。
おおはし先生がこれらの本を持ってこられた時、「ああ、世の中にはこういう本が、ちゃんとあるんだ」と感動しました。で、あまりに物欲しそうに見ていたんでしょう、
「ここにあった方が、役に立つでしょう。」
と、あっさり置いていかれました。
おおはし先生、ご好意に甘えてしまってすんません m(。。)m
これらの本(もちろん、今は“借りてる”のです)は、“おおはし文庫”としてお店の一番奥にあり、「ここぞ!」という時にはいつでも取り出せるようになっています。
坂本直子選手 ― 2007年10月02日 16時27分18秒
9月30日に行われたベルリンマラソン。男子はハイレ・ゲブレシラシエ(エチオピア)が2時間4分26秒の世界新記録を樹立したそうです。
で、その話題に隠れてしまってますが、女子では坂本直子選手が2時間28分33秒で5位だったそうです。
坂本直子選手には、なんとなく親近感があります。
2004年の大阪国際女子マラソンは坂本選手が優勝しました。その数日後、某大手スポーツメーカーA社へ行った時、彼女がレース当日に履いていたマラソンシューズが展示してありました。ガラスケースに入っていましたが、無理言って触らせてもらうことに。
42.195kmを走りきったそのマラソンシューズは、一見、新品のシューズに見えました。アウターソール(靴底)が、全く磨り減っていないのです。
「これ、ホンマに履いてたシューズ?全然磨り減ってないやん。」とサンワーズ店主。
「あ、ホンマですね。でも間違いないですよ。ちゃんと履いてたシューズです」と担当者。
「ふ~ん・・・。」
サンワーズ店主が、不審に思いつつシューズの中に手を入れました。そして、しばらく何かを触っていたかと思うと、
「あ~、なるほどな~・・・。」
とため息をつきました。シューズの中のインナーソール(中敷)には、くっきりと足指のへこみが残っていたのです。ということは、間違いなくこのシューズで走った証拠。なのに、なぜアウターソールが磨り減っていないのか。
「重心移動がスムーズやから、アウターソールが磨り減らないんや・・・。」
「なるほど・・・そう言えば・・・」と担当者も長年の謎が解明されたかのように、あるエピソードを教えてくれました。マラソン界で超有名なT選手の全盛期に、彼のマラソンシューズを担当していたそうですが、やはりT選手もアウターソールが全くといっていいほど磨り減らなかったのだとか。
重心移動がスムーズになると、地面との摩擦さえも最小限になる。ムダなエネルギーが浪費されない省エネ走法になることを、シューズが証明したわけです。
その後、坂本選手本人が会場に姿を現しました。とても小柄な方でビックリしたのを覚えています。
あれから3年。北京オリンピックの女子マラソンは現在2つの枠しか残っていません。あの人もいるし、この人もいるし・・・どうなるかわかりませんが、坂本選手がんばってほしいですね。来年の大阪国際女子マラソンに出場するみたいですから、もちろん、店の前で応援したいと思います!
ゴールの向こうには、新しい自分が待っている ― 2006年11月23日 17時29分41秒
こんにちは。
最近、ビデオクリップCD「東海大スプリント旋風」が急にまた売れだしたので、なんでかなぁ~と思っていたら、わかりましたよ、理由が。
みなさんは、ご覧になられましたか?NHK番組「プロフェッショナル~仕事の流儀」に高野進先生が出演されました(11月16日放送分)。この番組は、毎回色んな業界から、まさに“プロフェッショナル”な人物が登場し、その人の仕事観・人生観を探り出していくもの。仕事という「生き様」を通して見えてくる「人間」。本当におもしろい番組です。
番組では、高野先生独自のスプリント論とかの紹介はあまりなく、あくまでもコーチング論や指導者観といったものが話の中心でした。高野先生は淡々と語られるのですが、「走」見つめ理論化・体系化する哲学的な冷静さと、それを実践せずにはいられないという陸上競技への情熱を感じました。確信に満ちた一言一言に、心躍り、ワクワクする1時間でした。
「ゴールの向こうには、新しい自分が待っている」
レースまでの過酷な毎日の練習、結果を出すためのプレッシャー、レース直前までの緊張感・・・。乗り越えるたびに出会える「新しい自分」。
人生というものは、どれだけ「新しい自分」に出会えるかという旅かもしれませんね。だから、挑戦し続ける人は、魅力的なんですよ、きっと。
そうそう、高野先生は、司会者のおふたりに、速く走るための「正しい姿勢」を少しだけ教えてました。「東海大スプリント旋風」で紹介されている指導と全く同じでしたよ。
ビデオクリップCD「東海大スプリント旋風」のご購入はこちら↓
http://www.ne.jp/asahi/olympia/sunwards/spfile/traning/2-0-tr-cd.htm
「東海大~」をサンワーズ独自の視点から徹底分析!「高野進から末続慎吾へ~ファイナリストへの道」はこちら↓
http://www.ne.jp/asahi/olympia/sunwards/mzfile/7-0tf.htm
NHK「プロフェッショナル~仕事の流儀」のHPはこちら↓
川見店主がみた、全国インターハイ その② ― 2006年08月08日 19時32分07秒
引き続き、川見店主です。
「これは内緒なんですが、こっそりサブトラックへ行ける機会がありました(笑)。全国クラスの選手がウォーミングアップするのを間近で見ることができました。スゴイ楽しい!!
ここまで来た選手というのは、立ってる姿・歩いている姿だけを見ても、たいへん美しいものです。やはり、速く走ることができる人は、正しく「立つ・歩く」ということができている人なのですね。
選手によって走りの個性は色々ですが、速く走れる人には皆、多くの共通点があります。走りの「基本」というか「ツボ」というか・・・それを、速く走れる人は皆持ち合わせています。
で、走りの「基本」も「ツボ」も、やっぱり正しく「立つ・歩く」ということを原点として培(つちか)われていくものだということを、みなさんの姿を見て再確認することができました。とっても有意義な時間をサブトラックで過ごすことができました。」
サンワーズな商品~「東海大スプリント旋風」 ― 2006年03月15日 17時49分26秒
オリンピアサンワーズで売れ続けているオススメ商品を、せっかくですのでこのブログでも紹介していきたいと思います。今回は、ビデオクリップCD「東海大スプリント旋風」です。
「東海大~」は、高野進さんがご自身のスプリント理論を豊富な資料と映像で指導・解説するという贅沢な内容です。約100本のビデオクリップは、2002年8月から2003年3月までに撮影。東海大四回生時代の末続選手が登場しています。末続選手が世界選手権パリ大会で銅メダルに輝いたのは、2003年の夏のことですから、とても貴重な記録といえるでしょう。
高野進さんのスプリント理論のキーワードは、
「乗り込む」「弾む」「切り返す」
で、各理論の実践方法を、資料と映像で解説されていくわけです。これがおもしろくないわけがない!
CDーROMをスタートさせると、デスクトップが上写真のような画面になります。あとは、見たいメニューをクリックするだけ。 特に、練習計画テーブルからは、それぞれのトレーニング映像にリンクしていますので、練習計画の流れと具体的な実践の映像を合わせて見ることができます。
「東海大~」をはじめて見た時の感動は忘れられません。その興奮が、そのまま記事になったのが、当店ホームページの「高野進から末続慎吾へ~ファイナリストへの道」です。サンワーズ的に「歩く・走る」という視点から「東海大~」を解説してみた、初めての陸上競技読み物でした。↓
http://www.ne.jp/asahi/olympia/sunwards/mzfile/7-0tf.htm
とにかく、「東海大~」は、「より速く走る」ために、正しく「歩く・走る」という基本がいかに大事かということがわかる、すんばらしい内容です。
ご購入はこちらへ↓
http://www.ne.jp/asahi/olympia/sunwards/spfile/traning/2-0-tr-cd.htm
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