花は咲き、人へ微笑む。 ― 2007年11月02日 18時49分23秒

お店のカウンターに置かれている、ブリザードフラワーのアレンジメント。
見る角度によって、花々がまったく違う表情を見せてくれます。
フラワーデザイナーをされているHさんからいただきました。
花というものは不思議なものです。花々は美しさを誇るために咲いているのではない。ただ、自分らしく一生懸命に咲いている。その姿が美しいのでしょう。
お店の真ん中で、お客様へ微笑みかけているようです。
Hさん、ありがとうございました。
香りの高~い贈り物 ― 2007年11月09日 13時49分29秒

「足」とは、いかなる構造ぞ?
お客様の足の悩みを聞く以上、医学的な知識も必要になってきます。店内には、足の仕組みを知るための小物もあるんですねぇ。
写真の左上は、ドクターAさんから寄贈いただいた、足の関節の模型。
下にあるのは、同じくドクターのHさんからいただいた、足の図解。
で、右上にあるのは、アクリル樹脂で作られた透明な足。実はコレ私の作品で、高校時代に美術の授業で作ったものなのです!作品名は
「香りの高~い贈り物」。
昔、トイレの消臭剤のCMで、こういうフレーズがあったのです。もちろん、商品の“いい香り”を表現したもの。それを「足」に対して“香りが高い”とは、我ながらなんとも皮肉なタイトルをつけたもんだなぁ。
しかし、当時の美術の先生もなかなかユーモアのわかる方で、こんなふざけたタイトルにもかかわらず(だからこそ?)、優秀作品として教室のショーケースに展示してくださったのを覚えています。
まだオリンピアサンワーズの存在さえも知らなかった私が、なんでよりにもよって足なんか作ったのでしょう?自分でもわかりませんが、今、こういう仕事に関わっている自分が不思議に思えます。
ほっておけない ― 2007年11月10日 13時41分50秒

お店の近くにあるコンビニエンスストアの前を通りかかった時、ひとりの女の子が何か思いつめた様子で立っていました。彼女の小さな自転車のかごには、ダンボール箱が。そこから子猫がひょっこりと顔を出しています。
「ひろったのかな?」
すると、今度はコンビニから小さな男の子が数人、どやどやと出てきました。ひとりの男の子の手には、大事そうに牛乳のパックが。彼らもまた、何か思いつめた、真剣な表情。
「コイツどうする?」
「このまんまやったら、かわいそう。」
「誰か、飼える?」
「おかあさん、許してくれるかな?」
「・・・。」
彼らは、きっと、同じ話し合いを何度も繰り返したに違いありません。
自分達の胸に湧き出す、これまで感じたことのない感情。弱い者への慈しみ。優しくあることの喜び。小さな者を守る正義感。飼って生命を背負う責任への恐れ。「許してもらえないかもしれない」という予感と不安。そうなった時の絶望。小さな心で出した精一杯の優しさが、おとなに理解してもらえない時のくやしさ・・・。
色んな思いが、彼らの小さな胸の中にうずまいていることでしょう。
そういえば、サンワーズ店主の愛猫、チビタ君も捨て猫でした。今でこそもうわんぱくでイタズラばっかりしてるけど、拾われた時は鳴く力もないくらい弱ってたんです。
誰かのおかあさん、許してくれないかなぁ・・・。
※写真は、小さい頃のチビタ君です。今や、こんな感じです↓
PONKUNLIFE http://www.ne.jp/asahi/olympia/sunwards/mzfile/9-3ponkunlife.htm
おおはし文庫 ― 2007年11月15日 13時47分10秒

ありそうで、なかなかない、足と靴の本。
なぜ?
足と靴について語ること。それは人間の身体について語ることになり、おのずと医学の領域に入ってしまいます。行き着くところ医学書になるわけで、そりゃ、普通の本屋さんには売ってない。
写真にあるのは、オリンピアサンワーズの顧問ドクター(?)おおはし先生が持ってきてくださった医学書の数々。「足と靴~その整形外科的技術処置法」「プロフェッショナル・シュー・フィッティング」「新しい靴と足の医学」なんていう本です。順に、靴の先進国ドイツの本の和訳、アメリカの本の和訳、日本の本です。お値段は全部、5ケタでございます。医学書って、すんげぇ高価!
医学の本なので、骨やら筋肉やら生々しい写真もあり、素人の私なんかは、泡吹いて卒倒(そっとう)しそうなページもあります。
おおはし先生がこれらの本を持ってこられた時、「ああ、世の中にはこういう本が、ちゃんとあるんだ」と感動しました。で、あまりに物欲しそうに見ていたんでしょう、
「ここにあった方が、役に立つでしょう。」
と、あっさり置いていかれました。
おおはし先生、ご好意に甘えてしまってすんません m(。。)m
これらの本(もちろん、今は“借りてる”のです)は、“おおはし文庫”としてお店の一番奥にあり、「ここぞ!」という時にはいつでも取り出せるようになっています。
11月17日と、11月18日。 ― 2007年11月17日 12時27分01秒

11月17日。
2年前のこの日、オリンピアサンワーズは寺田町の旧店舗から現店舗に引っ越してきました。昨日のことのように思えますが、2年もの月日が経ったのです。信じられません。
2年の間には、サンワーズには色んな人との出会いがあって。
もちろん、僕にも色んな出来事があり、
お客様お一人おひとりにも、色んな出来事があったでしょうし、
今、このブログをご覧のあなたにも、色んなことがあったことでしょうし、
この地球に住むすべての人々にも、この2年間きっと色んなことがあったわけです。
そんなことを考えていると、今や地球上で、66億(どんどん増え続けている)の人が、現在進行形で、色んな人生を経験しているのだという、当たり前のことに思い至り、不思議な気持ちになりました。
ひとりの人間の人生において、この地球上でめぐり会える人の数は本当にわずかで・・・・・そして、お互い現在進行形の人生が交わる、人と人との“出会い”というものは、本当に不思議なものだなぁと思ったのです。
お客様とのかけがえのない出会いを、これからも一層大事にしていけるサンワーズでありたいと思います。
明日は、11月18日。
オリンピアサンワーズにとって、スゴク大事な記念日です。
その大事な記念日を、とっても大事な人と迎えるために、ご予約席をご用意してあります。
「大事な人って誰ですか?」って?
・・・・・・ウフフ・・・・・・ナイショ。
最近のコメント