嗚呼、愛の讃歌、あいの土山マラソン! ― 2011年11月14日 15時26分59秒
今日、滋賀県のY下さんからメールが届いた。
11月6日に開催された「あいの土山マラソン大会」のレース報告だった。
嗚呼、Y下さん・・・。
ボクは、Y下さんと過ごした、怒涛の2週間を思い出していた。
Y下さんから、オリンピアサンワーズに電話あり。
「今度マラソン出ることになってよ」
「え?Y下さん、走ってましたっけ?」
「職場の仲間で盛り上がってさ、申し込んじまったのよ・・・。」
「わかりました。で、ハーフですか?10km?」
「それが・・・フルマラソンなんだよな」
「えーーッ!マジですか?で、いつ?」
「2週間後さ」
「えーーーーーーっつ!」
Y下さんご来店。
とにもかくにも、ランニングのシューズはライトレーサーをご用意。
もちろん、オーダーメイドインソール・アムフィットを装着。
Y下さんは、人生で10km以上の距離を走ったことがないらしい。
42.195kmは苦闘することになるだろう。
ボクは、新色のゴールドラインのシューズをすすめながら、言った。
「足元から輝いていただこうと思いましてね。」
Y下さんは、オレにピッタリだと、笑われた。
Y下さん、インソールの調整のために再度ご来店。
心なしか、Y下さんの表情がブルーに見える。
「今朝、クルマでコースの下見してきてよ。
山の中で、坂道のぼったり、くだったり・・・ゾっとするぜ」
これが、そのルート↓
http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=7700b07f626eb9c256567df0cda07c13
こりゃあ、初フルマラソンにはキツイ、とボクは思った。
「あと3日でオレに何ができる?どうするのが一番いい?」
「Y下さん、レースに出ないのが、一番いいです。」
「お前は、おもしれぇなぁ。」
「Y下さん、完走できたら奇跡です。
普通の人が、たった2週間の準備で、マラソンは完走できません。」
「ほう、そんなもんかい。」
「どうか、ご無理だけは、なさらないでください。」
「そうかい。ありがとよ。」
オリンピアサンワーズのみんなが、Y下さんのことを心配していた。
Y下さんと偶然お店で一緒になった、他のお客様も、Y下さんのことを心配していた。
Y下さんは、完走できるのだろうか・・・。
レースから1週間が経った今日、Y下さんから届いたメール。
「35.5km付近でタイムオーバー、4時間15分だったぜ」
「わき腹が痛くなったり、足指が痛くなったりよ。でも楽しかったさ」
「今回は歩いちまったけど、次はしっかり準備するぜ」
「来年の春にハーフマラソンの完走。それめざして練習するさ」
嗚呼、Y下さん・・・・・・ナイス・ラン!
ボクは、心でつぶやいていた。
これは実話で、Y下さんも実在の人物ですが、Y下さんのキャラクターだけは、真逆に設定してあります。
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