ココハドコ?ワタシハダレ?の話。 ― 2012年06月02日 16時14分16秒
今日は東へ、明日は西へ。
スパイクセットセールで大阪府下の中学校をクルマで走り回る毎日です。
スパイクセットセールで大阪府下の中学校をクルマで走り回る毎日です。
ボクは、よく道に迷います。
いや、迷ってるうちは、まだいい。
それを超えると、「彷徨う(さまよう)」になります。
いや、迷ってるうちは、まだいい。
それを超えると、「彷徨う(さまよう)」になります。
いわゆるひとつの方向オンチのようです。
それでも、ちゃんと、目的地には到着します。
なぜなら、カーナビ殿がいらっしゃるからです。
え?カーナビがあるのに、なぜお前は道に迷うのかと?
ここ最近になって、カーナビ殿がご機嫌を損ねられるんです。
GPSの受信が悪いのか、自分が走っている位置と、
カーナビ殿の示す現在位置が、道を何本分かズレるんです。
イメージ↓

あれ?本当のオレは、どっちに存在してるんだ?
ボクはこの状況を、「ココハドコ?ワタシハダレ?」状態と呼んでいます。
多くの場合は、しばらくすると、
カーナビ殿の現在位置が戻って正常なルートを引いてくれます。
やれやれと胸をなでおろします。
正気に戻られるカーナビ殿にやれやれ(イメージ)↓

最悪なのは、カーナビ殿が間違った現在位置から新たなルートを引かれることです。
現在位置もウソ、指示されるルートもウソ。
しかも、カーナビ殿ご自身も、お気づきになられて、
「あ、こっちか?いや、こっちか?」
と現在位置も、ルートも変更しまくられます。
こうなると、もう、なにがなんだかわけがわかりません。
間違った現在位置でルートを引きまくるカーナビ殿(イメージ)↓

ボクはこの状況を、「ご乱心」と呼んでいます。
「ああ~っ!殿~~っ!ご乱心を~~っ!」
ハンドルを握りしめたまま、泣き叫ぶことになります。
でも、ご心配なく!
最後はなんだかんだで、ちゃんと目的地には到着します。
でも、ご心配なく!
最後はなんだかんだで、ちゃんと目的地には到着します。
到着したら「正解!」と自分をほめてあげます。
ただ、正解までの道のりが正しかったのかどうかは、いつもわからずじまいですが。
迷っても、彷徨っても、明日はきっと、あなたの学校へ!
さぁ、少年たちよ!少女たちよ!陸上競技をはじめよう。
ただ、正解までの道のりが正しかったのかどうかは、いつもわからずじまいですが。
迷っても、彷徨っても、明日はきっと、あなたの学校へ!
さぁ、少年たちよ!少女たちよ!陸上競技をはじめよう。
数字が苦手な話。 ― 2012年06月03日 10時57分27秒
数字が苦手です。
例えば、買い物をした時に、支払い金額が中途半端になる場合は、
多めのお金を出して、おつりをキリのいい金額にするってこと、ないですか?
765円の支払いに対して、1,015円出して、おつりは250円、みたいな。
例えば、買い物をした時に、支払い金額が中途半端になる場合は、
多めのお金を出して、おつりをキリのいい金額にするってこと、ないですか?
765円の支払いに対して、1,015円出して、おつりは250円、みたいな。
これ、ちょっとスマートじゃない?かっちょいいんじゃない?
と思って挑戦するんですけれど、たまに計算を間違えるみたいなんです。
お金を渡すと、レジの人が「うん?」と首をかしげる。
で、返ってきた小銭は、余計にジャラジャラと多い。
単に迷惑をかけただけという、かっちょ悪い結果に!
というわけで、数字が苦手です。
今日も、スパイクセットセールで訪問した中学校で。
先生 :「スパイクピンと、レジナスガードをください。生徒がなくしましてね」
ボク :「ピンは1本53円、レジナスガードは1個45円です」
先生 :「じゃあ、3個づつください。いくらになりますか?」
ボク :「えー・・・53円×3個+45円×3個だから・・・」
ボク :「ピンは1本53円、レジナスガードは1個45円です」
先生 :「じゃあ、3個づつください。いくらになりますか?」
ボク :「えー・・・53円×3個+45円×3個だから・・・」
あーーーっ!ゼッタイワカラン!
電卓っ!電卓っ!
先生 :「294円ですね」
ボク :「え!先生、なんて計算がお早い!」
先生 :「こう見えて、数学の教師なんですよ」
ボク :「道理で!先生、ワタシはめっきり数字に弱くって」
先生 :「ははは、お仕事上、やばいじゃないですか」
ボク :「しかも、どえらい方向オンチときてます」
先生 :「わははは、それはキツイ!」
慣れない土地から土地へ、たまにご乱心なさるカーナビを頼りにクルマで移動し、
たどり着いた学校では生徒の皆さんおひとりずつと、
ジャラジャラとお金のやりとりもする毎日です。
ご乱心なさるカーナビ殿、ふたたび(イメージ)↓

ボク :「スパイクセットセールのこの時期、
方向オンチで数字が苦手なボクの頭の回路は、いっつもショートしてます」
先生 :「わははは、ところで、今から他の学校に?」
ボク :「はい、〇〇中学校へ伺います」
先生 :「ああ、そこなら近くだ。10分でいけますよ」
ボク :「約束の時間まで、あと30分あります」
先生 :「じゃあ、余裕で間に合いますよ」
ボク :「問題は、たどり着けるかどうかです」
先生 :「わっはっはっは!」
頭の回路がショートしても、明日はきっと、あなたの学校へ!
さぁ、少年たちよ!少女たちよ!陸上競技をはじめよう。
さぁ、少年たちよ!少女たちよ!陸上競技をはじめよう。
今年も完走なるか!?サロマ湖100kmウルトラマラソンへ今日のアムフィット! ― 2012年06月09日 18時16分40秒
女子力あっぷあっぷのタナカちゃんがご来店です。
昨年に続き、今年もサロマ湖100kmウルトラマラソン大会に挑まれます。
昨年に続き、今年もサロマ湖100kmウルトラマラソン大会に挑まれます。
前回のタナカちゃん記事↓
「大阪国際女子力アップマラソンシューズに今日のアムフィット」
昨年の完走記事↓
「タナカちゃんのサロマ湖100kmウルトラマラソン奮戦記」
さて、大会当日まで、わずか約2週間しかありません。
それに最近のタナカちゃんは仕事に忙しいし、
ちょっと前には入院することもあったりとかで、あんまり走れてないんだとか。
・・・心配です。
この状況で100kmをどう乗り切っていくのか。
タナカちゃんと川見店主との戦略会議の結論は、
タナカちゃんと川見店主との戦略会議の結論は、
「まぁまぁスピードにノれる」シューズと、
「あんまりスピードにノれない」インソールで、走る。
このややこしくも微妙な組み合わせで、タナカちゃんの調子をカバーしていくのだそうです。
というわけで、今日のアムフィット!
「あ、今回はこのシューズにします!」
タナカちゃんが足を入れてビビッと直感的に選んだ
「まぁまぁノれる」EXCALIBER SV3-WIDE。

オーダーメイドインソール・アムフィットを「あんまりノれない」仕様に加工中の川見店主。
攻撃度★ 守り度★★★★ ってとこですか。
攻撃度★ 守り度★★★★ ってとこですか。

ほい!装着!どん!

こっちからも、どん!

タナカちゃんのインソールを10年来作り続けてきた川見店主の手は、
タナカちゃんの足を覚えているから、インソールがすぐに完成してしまう。
川見店主 :「微調整するから、イヤな所を探しながらはいてね。」
タナカちゃん:「でも、もうこれでイケると思いますけど。」
川見店主 :「そう言わんと、違和感をさがして!」
タナカちゃん:「うーーん・・・・・そう言われても・・・・・・ないんです。」
これが、「ぴったりがすんなりすぎて不安になる症候群」です。
→「ぴったり」が「すんなり」の話
どんなシューズとインソールで走るか?・・・それに「正解」はありません。
だから、フルマラソンの42.195kmだって、ウルトラマラソンの100kmだって、
ランナーのみなさんとは、一緒に挑戦して、一緒に勝負していくしかない。
タナカちゃんとも、そうやって一緒に走ってきた10年間なんですよね。
うれしいレースも、くやしいレースも、そりゃあ、色々あるもんです。
まぁ、今回の100kmはムリしないで、無事の生還を祈る!
どしゃぶりのジャンプオフ~日本陸上競技選手権を観戦した。(その1) ― 2012年06月11日 19時52分33秒
2012年6月8日。金曜日。
場所は長居陸上競技場。
天候は雨。いや、どしゃ降り。
トラックもフィールドも、最悪のコンディション。
場所は長居陸上競技場。
天候は雨。いや、どしゃ降り。
トラックもフィールドも、最悪のコンディション。
時計は21時をまわっている。
すべての競技は終了している。
男子棒高跳びをのぞいて。
男子棒高跳びの試技は、まだ続いている。
競技開始から、もう3時間以上が経過していた。
それでも、勝負が決まらない。
スタンドに残る観客も、わずかになった。
すべての競技は終了している。
男子棒高跳びをのぞいて。
男子棒高跳びの試技は、まだ続いている。
競技開始から、もう3時間以上が経過していた。
それでも、勝負が決まらない。
スタンドに残る観客も、わずかになった。

(撮影:川見店主)
ボクがこれまで目にしてきた棒高跳びの勝負は、
どんどんバーの高さが上がっていき、
それを跳び越える選手の数がどんどん減っていき、
最後に、最も高いバーを跳び越えた選手が優勝する、
といったものだった。それが普通だと思っていた。
ボクがこれまで目にしてきた棒高跳びの勝負は、
どんどんバーの高さが上がっていき、
それを跳び越える選手の数がどんどん減っていき、
最後に、最も高いバーを跳び越えた選手が優勝する、
といったものだった。それが普通だと思っていた。
でも、たった今、目の前で繰り広げられている勝負は、そうではない。
バーの高さは、どんどんと下がっていく。
それでも、勝負が、決まらない。
5m42cmをクリアしていた山本聖途選手と沢野大地選手が、
それぞれ5m52cmを3回ずつ失敗して、ジャンプオフ(順位決定戦)にもつれこむ。
二人が4回目を失敗すると、その後バーは、5cm刻みに下げられていった。
5m52cm ××××
バーの高さは、どんどんと下がっていく。
それでも、勝負が、決まらない。
5m42cmをクリアしていた山本聖途選手と沢野大地選手が、
それぞれ5m52cmを3回ずつ失敗して、ジャンプオフ(順位決定戦)にもつれこむ。
二人が4回目を失敗すると、その後バーは、5cm刻みに下げられていった。
5m52cm ××××
5m47cm ×
5m42cm ×
5m42cm ×
まだ、勝負は決まらない。
選手も、審判も、トラックも、フィールドも、スタンドも、ぜんぶびしょ濡れ。
それでも、決して多くはない観客たちは、二人の勝負を最後まで見届けるつもりだ。
だって、こんな状況で戦っているふたりを残して、帰るわけにいかないじゃないか。
選手も、審判も、トラックも、フィールドも、スタンドも、ぜんぶびしょ濡れ。
それでも、決して多くはない観客たちは、二人の勝負を最後まで見届けるつもりだ。
だって、こんな状況で戦っているふたりを残して、帰るわけにいかないじゃないか。
でも、僕らはこの時、思いもしなかったのである。
まさか、これから、まだまだ、帰れないなんて。
まさか、これから、まだまだ、帰れないなんて。
5m37cm ×
5m32cm ×
5m32cm ×
まだ、勝負は決まらない。
二人はずぶ濡れだ。
体中からしずくが滴り落ちている。
ユニフォームは、カラダにピッタリと張り付いてしまっている。
それでも、降りしきる雨に逆らうようにポールを空に突き立てて、
水しぶきをあげながら助走を開始する。
ポールがボックスに突き刺さって、二人のカラダはゆっくりと浮上するが、
いずれも、バーを越えることができない。
体中からしずくが滴り落ちている。
ユニフォームは、カラダにピッタリと張り付いてしまっている。
それでも、降りしきる雨に逆らうようにポールを空に突き立てて、
水しぶきをあげながら助走を開始する。
ポールがボックスに突き刺さって、二人のカラダはゆっくりと浮上するが、
いずれも、バーを越えることができない。
今日、何回も見てきた光景が、デジャブのように繰り返される。
その度に、スタンドの誰もがため息をつく。
その度に、スタンドの誰もがため息をつく。
5m27cm ×
5m22cm ×
5m22cm ×
まだ、勝負は決まらない。
試技は10回を超えている。
二人は明らかに消耗している。
試技は10回を超えている。
二人は明らかに消耗している。
どうなってしまうんだろう。
この勝負、明日に続きやるってのはダメなのかな。
それに・・・・・・僕らは、いつになったら、帰れるのだろう。
この勝負、明日に続きやるってのはダメなのかな。
それに・・・・・・僕らは、いつになったら、帰れるのだろう。
5m17cm 〇
山本選手のカラダが、バーを越えた。
その瞬間、最後までスタンドに残った少数の観客たちは、
うわーっと身を乗り出して、手を叩いた。
僕もガッツポーズをせんばかりに喜んだ。
そして、今日はじめて、安堵のため息をついた。
ああ・・・やっと・・・帰れる!
3時間15分。
ふたりのボールターの死闘と、それを見届けた数百人の観客の話。
※ふたりはなぜ勝負を続けたのか。澤野大地選手ご本人がブログでコメントされてます。
その瞬間、最後までスタンドに残った少数の観客たちは、
うわーっと身を乗り出して、手を叩いた。
僕もガッツポーズをせんばかりに喜んだ。
そして、今日はじめて、安堵のため息をついた。
ああ・・・やっと・・・帰れる!
3時間15分。
ふたりのボールターの死闘と、それを見届けた数百人の観客の話。
※ふたりはなぜ勝負を続けたのか。澤野大地選手ご本人がブログでコメントされてます。
第1レーンは店にある~日本陸上競技選手権を観戦した。(その2) ― 2012年06月12日 19時22分10秒
日本陸上競技選手権、初日。
長居陸上競技場で川見店主と男子100m予選を見ていて、気がつきました。
第1レーンのナンバー標識がありません。
第1レーンは使用しない↓
第1レーンは使用しない↓

ボクは、はっとしました。
そして、思い出したんです!
「川見店主、大変です!」
「なにが?」
「第1レーンのナンバー標識、店にあります!」

みんなで探してるんじゃないか!?
『おーい、第1レーンの標識知らんか?』
『いや、最近、見ないですねぇ』
『じゃあ、第1レーンなしでやるか。2レーンからコースにするか』
つってんじゃないか!?
「もう、スタート前の緊張感に、しょうもないことを・・・」
「わははは」
「涙でるわ」
ホンモノですよん↓
ホンモノですよん↓

フライングしたら、レッドのプレートも出るよん↓

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