約束の42.195km~Are You Ready? 2015(47) ― 2015年11月01日 19時07分26秒
一年前に、彼は友と約束したのだ。
来年の大阪マラソンも一緒に走ろうなと。
マラソン・ランニングに挑戦するみなさんを勝手にワイワイ応援ブログ
「Are You Ready?2015-2016」
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第47回目は、大阪マラソンを走ったふたりの青年の話。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆
K谷くんが初めてオリンピアサンワーズにやって来たのは、
9月の末のことでした。
大学生の彼は1か月後に大阪マラソンをひかえてました。
K谷くん:「昨年の大阪マラソンにも出場しました。
初めてのフルマラソンでした。
22kmくらいで足が動かなくなりました。
もう走れませんでした。
歩いて歩いて6時間15分かかって
なんとかゴールにたどり着きました」
なんとまぁ…よくあきらめませんでしたね。
さぞかし大変な思いをされたことでしょう。
それでもまたフルマラソンに出場するのですね。
K谷くん:「昨年は友人と一緒に走りました。
その友人と約束したんです。
次の大阪マラソンも
当選したらまた一緒に走ろうなって」
何か足のトラブルでお悩みでしょうか?
K谷くん:「長く走ると膝が痛くなります。
それと昨年の大阪マラソンでは、
足の裏の土踏まずが痛くなりました」
あー、またきっとコイツらのしわざですよ↓
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K谷くんが初めてオリンピアサンワーズにやって来たのは、
9月の末のことでした。
大学生の彼は1か月後に大阪マラソンをひかえてました。
K谷くん:「昨年の大阪マラソンにも出場しました。
初めてのフルマラソンでした。
22kmくらいで足が動かなくなりました。
もう走れませんでした。
歩いて歩いて6時間15分かかって
なんとかゴールにたどり着きました」
なんとまぁ…よくあきらめませんでしたね。
さぞかし大変な思いをされたことでしょう。
それでもまたフルマラソンに出場するのですね。
K谷くん:「昨年は友人と一緒に走りました。
その友人と約束したんです。
次の大阪マラソンも
当選したらまた一緒に走ろうなって」
何か足のトラブルでお悩みでしょうか?
K谷くん:「長く走ると膝が痛くなります。
それと昨年の大阪マラソンでは、
足の裏の土踏まずが痛くなりました」
あー、またきっとコイツらのしわざですよ↓

あーんど

K谷くん:「今も膝が痛くなってまともに走れません。
大阪マラソンまであと1か月。
なんとかして走りたいんですけど……」
ってなったら、このシューズの出番です↓
TJG902 GELSOUNDER MA2

でた!"Jimmy(ジミー)"ことゲルサウンダーさん。
K谷くん:「これ、ランニングシューズなんですか?
なんか、登山靴みたいですね」
川見店主:「今のK谷くんの足の状態では、
このシューズで走りはじめるしかないかな」
K谷くん:「これで大阪マラソンも走れますか?」
川見店主:「走れなくはないけど、
フルマラソンを走るには少々重いです」
K谷くん:「(履いてみて)そうですかね?
そんなに重く感じませんけれど」
川見店主:「結局ね、フルマラソンを走るのに
これが正解っていうシューズはないの。
どんなシューズでレースにのぞむかは、
毎回悩んで迷って、決断するしかないの」
K谷くん:「へぇー、そういうものなんですね。
ただなぁ、このデザインがなぁ……。
ちょっと考えていいですか?」
つってご来店初日のK谷くんは帰りました。
数日後。K谷くんがふたたびのご来店。
K谷くん:「まずはあのシューズで走ってみます。
もう膝を痛めたくありませんから」
つーわけで、目指せ完走な今日のアムフィット!
ジミーに装着するオーダーメイド・インソールは
最上級インソールのゼロ・アムフィットでした。
川見店主が入魂のアムフィット装着作業わず!

どぉおうりゃあーーい!
ジミーにゼロ・アムフィット装着わず!

はい、こっちからもどん!わず!

この日からK谷くんは少しずつランニングを開始。
その後、インソールの微調整にも何回かご来店。
大阪マラソン前日にも来てくれて、
レース本番のエネルギー補給についてご相談しました。
心配していた膝の痛みも問題ないとのこと。
とはいえ、まともに走れたのはわずか1か月だけ。
川見店主:「明日、無理しちゃダメだからね」
K谷くん:「はい、ハーフまではちゃんと走って、
残りの半分は歩こうと思ってます。
それでも制限の7時間以内には、
ゴールにたどり着けるはずですから」
川見店主:「どうしても完走する気なんだ」
K谷くん:「はい、友人との約束がありますから」
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2015年10月25日。第5回大阪マラソン。
K谷くんは一年前より45分速い5時間30分でゴール。
レースが終わって、K谷くんがふたたびのご来店。
K谷くん:「色々とありがとうございました。
無事に完走できました。
思ったよりも走れました。
膝も足の裏も痛くなりませんでした。
昨年とは違って全然カラダが楽でした」
川見店主:「こんなにいい記録で完走できるなんて
思ってなかったですよ。ビックリです」
K谷くん:「そうなんですかね?
あわよくば5時間を切れるかもって、
途中で思ったんですけども」
川見店主:「だってさ、1か月でどれだけ練習できたの?」
K谷くん:「えーと……週1回は10km走って……
走れた距離はトータルで75kmくらいですね」
川見店主:「あのね、フルマラソンを走る人って、
1か月に200kmとか300kmとか走って、
それを何カ月もつづけて大会にのぞむのよ」
K谷くん:「あ、そうなんですね。
考えが甘かったですね。
来年はちゃんと練習して走ります(笑)」
さて。
K谷くんは、今年も大阪の街を友人と走った。
しかし、沿道の人たちには、その友人の姿は見えなかった。
友人は、K谷くんの心の中にいた。
K谷くん:「突然のことでした。
まさか、アイツが逝ってしまうなんて」
共に走った42.195km、5時間30分の道のり。
K谷くん:「これで友人との約束が果たせました」
大会結果。
フルマラソンの部、完走者29,700人。
そして、プラス1名。
2015年の大阪マラソンを走り抜いたふたりの青年の話。
約束の42.195kmを友と駆けるK谷くん↓

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