約束の42.195km~Are You Ready? 2015(47) ― 2015年11月01日 19時07分26秒
一年前に、彼は友と約束したのだ。
来年の大阪マラソンも一緒に走ろうなと。
マラソン・ランニングに挑戦するみなさんを勝手にワイワイ応援ブログ
「Are You Ready?2015-2016」
来年の大阪マラソンも一緒に走ろうなと。
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「Are You Ready?2015-2016」
第47回目は、大阪マラソンを走ったふたりの青年の話。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆
K谷くんが初めてオリンピアサンワーズにやって来たのは、
9月の末のことでした。
大学生の彼は1か月後に大阪マラソンをひかえてました。
K谷くん:「昨年の大阪マラソンにも出場しました。
初めてのフルマラソンでした。
22kmくらいで足が動かなくなりました。
もう走れませんでした。
歩いて歩いて6時間15分かかって
なんとかゴールにたどり着きました」
なんとまぁ…よくあきらめませんでしたね。
さぞかし大変な思いをされたことでしょう。
それでもまたフルマラソンに出場するのですね。
K谷くん:「昨年は友人と一緒に走りました。
その友人と約束したんです。
次の大阪マラソンも
当選したらまた一緒に走ろうなって」
何か足のトラブルでお悩みでしょうか?
K谷くん:「長く走ると膝が痛くなります。
それと昨年の大阪マラソンでは、
足の裏の土踏まずが痛くなりました」
あー、またきっとコイツらのしわざですよ↓
★☆★☆★☆★☆★☆★☆
K谷くんが初めてオリンピアサンワーズにやって来たのは、
9月の末のことでした。
大学生の彼は1か月後に大阪マラソンをひかえてました。
K谷くん:「昨年の大阪マラソンにも出場しました。
初めてのフルマラソンでした。
22kmくらいで足が動かなくなりました。
もう走れませんでした。
歩いて歩いて6時間15分かかって
なんとかゴールにたどり着きました」
なんとまぁ…よくあきらめませんでしたね。
さぞかし大変な思いをされたことでしょう。
それでもまたフルマラソンに出場するのですね。
K谷くん:「昨年は友人と一緒に走りました。
その友人と約束したんです。
次の大阪マラソンも
当選したらまた一緒に走ろうなって」
何か足のトラブルでお悩みでしょうか?
K谷くん:「長く走ると膝が痛くなります。
それと昨年の大阪マラソンでは、
足の裏の土踏まずが痛くなりました」
あー、またきっとコイツらのしわざですよ↓
あーんど
K谷くん:「今も膝が痛くなってまともに走れません。
大阪マラソンまであと1か月。
なんとかして走りたいんですけど……」
ってなったら、このシューズの出番です↓
TJG902 GELSOUNDER MA2
でた!"Jimmy(ジミー)"ことゲルサウンダーさん。
K谷くん:「これ、ランニングシューズなんですか?
なんか、登山靴みたいですね」
川見店主:「今のK谷くんの足の状態では、
このシューズで走りはじめるしかないかな」
K谷くん:「これで大阪マラソンも走れますか?」
川見店主:「走れなくはないけど、
フルマラソンを走るには少々重いです」
K谷くん:「(履いてみて)そうですかね?
そんなに重く感じませんけれど」
川見店主:「結局ね、フルマラソンを走るのに
これが正解っていうシューズはないの。
どんなシューズでレースにのぞむかは、
毎回悩んで迷って、決断するしかないの」
K谷くん:「へぇー、そういうものなんですね。
ただなぁ、このデザインがなぁ……。
ちょっと考えていいですか?」
つってご来店初日のK谷くんは帰りました。
数日後。K谷くんがふたたびのご来店。
K谷くん:「まずはあのシューズで走ってみます。
もう膝を痛めたくありませんから」
つーわけで、目指せ完走な今日のアムフィット!
ジミーに装着するオーダーメイド・インソールは
最上級インソールのゼロ・アムフィットでした。
川見店主が入魂のアムフィット装着作業わず!
どぉおうりゃあーーい!
ジミーにゼロ・アムフィット装着わず!
はい、こっちからもどん!わず!
この日からK谷くんは少しずつランニングを開始。
その後、インソールの微調整にも何回かご来店。
大阪マラソン前日にも来てくれて、
レース本番のエネルギー補給についてご相談しました。
心配していた膝の痛みも問題ないとのこと。
とはいえ、まともに走れたのはわずか1か月だけ。
川見店主:「明日、無理しちゃダメだからね」
K谷くん:「はい、ハーフまではちゃんと走って、
残りの半分は歩こうと思ってます。
それでも制限の7時間以内には、
ゴールにたどり着けるはずですから」
川見店主:「どうしても完走する気なんだ」
K谷くん:「はい、友人との約束がありますから」
-----------------
2015年10月25日。第5回大阪マラソン。
K谷くんは一年前より45分速い5時間30分でゴール。
レースが終わって、K谷くんがふたたびのご来店。
K谷くん:「色々とありがとうございました。
無事に完走できました。
思ったよりも走れました。
膝も足の裏も痛くなりませんでした。
昨年とは違って全然カラダが楽でした」
川見店主:「こんなにいい記録で完走できるなんて
思ってなかったですよ。ビックリです」
K谷くん:「そうなんですかね?
あわよくば5時間を切れるかもって、
途中で思ったんですけども」
川見店主:「だってさ、1か月でどれだけ練習できたの?」
K谷くん:「えーと……週1回は10km走って……
走れた距離はトータルで75kmくらいですね」
川見店主:「あのね、フルマラソンを走る人って、
1か月に200kmとか300kmとか走って、
それを何カ月もつづけて大会にのぞむのよ」
K谷くん:「あ、そうなんですね。
考えが甘かったですね。
来年はちゃんと練習して走ります(笑)」
さて。
K谷くんは、今年も大阪の街を友人と走った。
しかし、沿道の人たちには、その友人の姿は見えなかった。
友人は、K谷くんの心の中にいた。
K谷くん:「突然のことでした。
まさか、アイツが逝ってしまうなんて」
共に走った42.195km、5時間30分の道のり。
K谷くん:「これで友人との約束が果たせました」
大会結果。
フルマラソンの部、完走者29,700人。
そして、プラス1名。
2015年の大阪マラソンを走り抜いたふたりの青年の話。
約束の42.195kmを友と駆けるK谷くん↓
彼女は襷(たすき)を受けとった。駅伝シーズンに挑む高校生長距離女子に今日のアムフィット! ― 2015年11月03日 19時20分21秒
中学生の全国駅伝大会は毎年12月に行われる。
開催地は、山口県セミナーパーク。
芝のクロスカントリーコースを周回して、
男子は6区、女子は5区に渡って襷(たすき)をつなぐ。
2014年12月14日。
中学3年生だった彼女もそのコースを走っていた。
選抜された5名の駅伝メンバーとしてではない。
「5名」に入らなかった各チームの補員メンバーが
出場できる2kmのオープンレースを走っていたのだ。
駅伝メンバーでない彼女は襷を持ってはいなかった。
しかし、2kmを思いっ切り走ってゴールした時、
彼女は確かに襷を渡したのだ。
誰に?「未来」の彼女自身に。
彼女は今、高校生になっている。
「中学生の彼女」から受け取った襷を、
しっかりと胸に抱いて走りつづけている。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆
本日のお客様は、高校生長距離女子のAYAちゃんです。
AYAちゃん、こんにちは。
Aちゃん:「こんにちは(ニコニコ)」
初めてオリンピアサンワーズに来てくれたのは、
昨年の9月でしたね。
あの頃のAYAちゃんは走れない状況がつづいてて、
とってもツラかった。
もう陸上競技をやめようとまで思いつめてた。
(その頃のリアルご来店記事)
でも、高校生になった今も陸上部に入って、
こうして笑顔で走りつづけてくれています。
(高校生になった今年春のご来店記事)
川見店主:「いつもニコニコしてていいね!
がんばる楽しさを知っちゃったもんね!」
Aちゃん:「はい!(ニコニコ)」
お母さん:「あんなにツラい思いをした陸上競技です。
高校になってもつづけるなんて、
思ってもみませんでした」
Aちゃん:「うふふ(ニコニコ)」
つーわけで、今年もAYAちゃんが
いよいよの駅伝シーズンに挑む今日のアムフィット!
2足のランニングシューズをフィッティングします!
装着するオーダーメイド・インソールは、
いずれのシューズへも
最上級インソールのゼロ・アムフィットです。
川見店主が入魂のアムフィット装着作業へ!
開催地は、山口県セミナーパーク。
芝のクロスカントリーコースを周回して、
男子は6区、女子は5区に渡って襷(たすき)をつなぐ。
2014年12月14日。
中学3年生だった彼女もそのコースを走っていた。
選抜された5名の駅伝メンバーとしてではない。
「5名」に入らなかった各チームの補員メンバーが
出場できる2kmのオープンレースを走っていたのだ。
駅伝メンバーでない彼女は襷を持ってはいなかった。
しかし、2kmを思いっ切り走ってゴールした時、
彼女は確かに襷を渡したのだ。
誰に?「未来」の彼女自身に。
彼女は今、高校生になっている。
「中学生の彼女」から受け取った襷を、
しっかりと胸に抱いて走りつづけている。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆
本日のお客様は、高校生長距離女子のAYAちゃんです。
AYAちゃん、こんにちは。
Aちゃん:「こんにちは(ニコニコ)」
初めてオリンピアサンワーズに来てくれたのは、
昨年の9月でしたね。
あの頃のAYAちゃんは走れない状況がつづいてて、
とってもツラかった。
もう陸上競技をやめようとまで思いつめてた。
(その頃のリアルご来店記事)
でも、高校生になった今も陸上部に入って、
こうして笑顔で走りつづけてくれています。
(高校生になった今年春のご来店記事)
川見店主:「いつもニコニコしてていいね!
がんばる楽しさを知っちゃったもんね!」
Aちゃん:「はい!(ニコニコ)」
お母さん:「あんなにツラい思いをした陸上競技です。
高校になってもつづけるなんて、
思ってもみませんでした」
Aちゃん:「うふふ(ニコニコ)」
つーわけで、今年もAYAちゃんが
いよいよの駅伝シーズンに挑む今日のアムフィット!
2足のランニングシューズをフィッティングします!
装着するオーダーメイド・インソールは、
いずれのシューズへも
最上級インソールのゼロ・アムフィットです。
川見店主が入魂のアムフィット装着作業へ!
まずは1足目!
トレーニング用のライトレーサーに
ゼロ・アムフィット装着どうだーー!
はい、こっちからもどん!
2足目!
でた!秘蔵中の秘蔵マラソンシューズは、
モザイクをかけてナイショにしちゃう。
勝負レース用マラシューにゼロ・アムフィット装着どん!
はい、こっちからもどん!
一年前、中学生活最後の駅伝。
走れるようになった彼女の喜びとがんばりが、
同じチームのメンバーにも伝染した。
そして今も、彼女の喜びとがんばりは、
周囲の人たちに伝染しつづけている。
お母さん:「AYAの姿を見てきた弟が、
何かとがんばるようになりました(笑)」
Aちゃん:「うふふ(ニコニコ)」
その笑顔を見るだけで、もう十分なのだ。
陸上競技においても、学校のお勉強においても、
おウチでの振る舞いにおいても、
彼女は挑戦することが楽しくて仕方ないのだ。
だから、彼女の笑顔は、とても優しくて、強い。
川見店主:「今のAYAちゃんは、何をやっても楽しいのよね」
AYAちゃんの横でお母さんは笑っておられます。
彼女の周りは笑顔がいっぱいですよ。
笑顔も伝染するんもんね。
じゃあAYAちゃん、駅伝がんばってねー!
ウフフフ。(←伝染してる)
お伊勢さんからいらっしゃい!目指せサブ3.5な男性ランナーに今日のアムフィット!~Are You Ready? 2015(48) ― 2015年11月04日 05時19分30秒
マラソン・ランニングに挑戦するみなさんを勝手にワイワイ応援ブログ
「Are You Ready?2015-2016」
第48回目は、三重県は伊勢市からお越しのMASATOさんがご登場です。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆
MASATOさんは、学生時代には短距離選手で、
200mと400mが専門種目だったそうです。
社会人になってもランニングをつづけておられ、
しばらくは5kmや10kmのロードレースで
スピードを追求されてきました。
ここ数年はハーフマラソンにも挑戦されてます。
初めてオリンピアサンワーズにご来店されたのは、
13年前。
その後、ぴったり4年ごとにご来店されるので、
「MASATOさんはオリンピックみたいな人ですね」
なーんて冗談を言ってた話は、
昨年9月のこちらのブログに書いております。
MASATOさん、こんにちは。
あれからまたお会いするのは4年後になるのでは、
と心配しておりましたが(笑)、
最近は、大阪にお越しの際に
ちょくちょくお店にお立ち寄りいただいております。
Mさん:「実家が大阪なので。
ここのところ帰ってくる機会が多いんですよ」
昨シーズンは、あれから12月に
お伊勢さんハーフマラソンに出場され1時間43分で快走。
そして、今年(2015)の2月には
京都マラソンで初フル挑戦にして3時間44分の激走!
いよっつ!
「Are You Ready?2015-2016」
第48回目は、三重県は伊勢市からお越しのMASATOさんがご登場です。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆
MASATOさんは、学生時代には短距離選手で、
200mと400mが専門種目だったそうです。
社会人になってもランニングをつづけておられ、
しばらくは5kmや10kmのロードレースで
スピードを追求されてきました。
ここ数年はハーフマラソンにも挑戦されてます。
初めてオリンピアサンワーズにご来店されたのは、
13年前。
その後、ぴったり4年ごとにご来店されるので、
「MASATOさんはオリンピックみたいな人ですね」
なーんて冗談を言ってた話は、
昨年9月のこちらのブログに書いております。
MASATOさん、こんにちは。
あれからまたお会いするのは4年後になるのでは、
と心配しておりましたが(笑)、
最近は、大阪にお越しの際に
ちょくちょくお店にお立ち寄りいただいております。
Mさん:「実家が大阪なので。
ここのところ帰ってくる機会が多いんですよ」
昨シーズンは、あれから12月に
お伊勢さんハーフマラソンに出場され1時間43分で快走。
そして、今年(2015)の2月には
京都マラソンで初フル挑戦にして3時間44分の激走!
いよっつ!
MASATOさん、初フルでサブフォー達成!
すんばらしいではないですか!
Mさん:「あ、ありがとうございます。
自分では3時間30分を目指したんですが」
おおお、いきなりサブ3.5狙いで走られたんですか!
Mさん:「やはり後半はガクッとペースが落ちました。
足も動かなくなって何回も立ち止まって
屈伸しなければなりませんでした」
それでそれでの3時間44分はないすらーーーん!
今シーズンの出場レースはお決まりでしょうか?
Mさん:「11月15日の神戸マラソン。
12月6日のお伊勢さんハーフ。
そして来年2月21の泉州国際マラソンです」
つーわけで、目指せサブ3.5!な今日のアムフィット!
2足のランニングシューズをフィッティングするぜ!
2足とも装着するオーダーメイド・インソールは
最上級インソールのゼロ・アムフィットです。
川見店主が入魂のアムフィット装着作業へ!
おんなじような色とデザインでわかりにくいが、
1足目はトレーニング用のライトレーサーです↓
TJL426 LYTERACER TS4
はいライトレーサーにセロ・アムフィット装着どん!
はい、こっちからもどん!
ほんで2足目!
レースでぶっとばす用にはターサージールの「TS」。
TJR279 TARTHERZEAL TS3
うぉおおうりゃああーーーい!
ターサージール「TS」にゼロ・アムフィト装着っ!
はい、ゼロ・アムフィットいよっしゃーーい!
さぁさぁさぁ履き心地はいかがでしょーかー!
Mさん:「あー、この感じですよねー。
やっぱり新しいのはいいですねー。
一年前に合わせたシューズとインソールが
どれだけ傷んでいたのかがよくわかります」
消耗してしまったシューズとインソールで走っても、
いいランニングフォームは身につきませんし、
レースでもベストな走りはできません。
貴重な時間を割いてのせっかくの練習も、
人生で何度とない大事なレースも、もったいないです。
Mさん:「レース前に買いに来てよかったです」
MASATOさんには、
最近のちょくちょくご来店いただいてる間にも、
「正しい姿勢」を整える秘密トレーニング兵器たちを
ひとつづつ揃えていただいております。
Mさん:「あの器具、毎日やるように心がけてますよ」
川見店主:「ぜひ、つづけていただきたいです。
地道なトレーニングを毎日
マジメに取り組める人が最後は勝ちます」
Mさん:「わかりました。励みになります」
MASATOさんの並々ならぬ決意を感じます。
なるか、さぶ3.5!ご健闘をお祈りいたしまーす!
<本気は地道。>
Are You Ready?
ランナーが登場するブログを全部読む↓
オリンピアサンワーズが考える
「42.195kmを走るためのランニングシューズ・メソッド」↓
ふたりの少女たちは、走る喜びを知っている。 ― 2015年11月06日 19時20分00秒
一年前、ひとりの少女が店にやってきた。
中学3年生。
ケガや故障で走れない日々がつづいていた。
「もう陸上競技なんてやめよう」
とさえ思いつめていた。
お父さんもお母さんも心を痛めておられた。
せめて、中学生活の最後ぐらいは、
娘に思い切り走らせてあげたいと思っておられた。
そして、ご両親の思いは届く。
この日を境に、少女は走れるようになっていく。
(そのときの話)
この少女の「走る喜び」は、
ある「もうひとりの少女」へと伝染する。
そして、思いもよらない物語を生み出すことになる。
-----------------
少女の「走る喜び」がすぐに伝染したのは、
同じチームの同級生のエースだった。
エースの「もうひとりの少女」も故障がちで、
足の痛みをこらえ不安を抱きながら走っていた。
エースである彼女が店にやってきたのは昨年12月。
全日本中学校駅伝大会を1週間後にひかえていた。
2足のランニングシューズをフィッティングした。
(そのときの話)
1週間後。舞台は山口県セミナーパーク。
彼女は駅伝の周回コースを疾走していた。
女子の部、アンカーの第5区は3kmを走る。
彼女は18位で襷を受けたが、15位でゴールした。
3kmで3人抜いた10分32秒の記録は
区間でなんと5位の成績だった。
この時の光景を、後に彼女はこんな風に語る。
「前を走っていた人たちが、
登り坂でどんどん下がってきたんです」
もちろんこれは「彼女が見た」光景だ。
追い抜かれた3人の選手たちと、
沿道で応援していた人たちとが見た本当の光景は、
「後ろから走ってきた彼女が、
登り坂でどんどん上がってきた」。
-----------------
今春「もうひとりの少女」は高校生になった。
新天地でも彼女の快進撃は止まらない。
専門種目の自己ベスト記録は、
入学から半年でうなぎ登りに伸びていった。
以下、中3の時と現在の記録の比較。
1500m: 4分52秒(中3)→ 4分36秒(高1)
3000m:10分05秒(中3)→ 9分43秒(高1)
圧巻は8月のN県ユース大会だった。
女子1500mは2位。
そして優勝した女子3000mで叩きだしたタイムは、
なんと20年ぶりに大会記録を塗り替えてしまった。
快進撃はまだつづく。
彼女が所属するT高校の女子駅伝チームは、
これまで全国大会へ駒をすすめた歴史がない。
N県の女子駅伝は、IE高校が圧倒的な力を誇り、
ここ12年間連続して全国大会進出を果たしていた。
去る10月25日、N県の駅伝予選会。
彼女は「エース区間」の一区を激走した。
IE高校の一区は県で実力No.1の高3ランナーだった。
中学3年生。
ケガや故障で走れない日々がつづいていた。
「もう陸上競技なんてやめよう」
とさえ思いつめていた。
お父さんもお母さんも心を痛めておられた。
せめて、中学生活の最後ぐらいは、
娘に思い切り走らせてあげたいと思っておられた。
そして、ご両親の思いは届く。
この日を境に、少女は走れるようになっていく。
(そのときの話)
この少女の「走る喜び」は、
ある「もうひとりの少女」へと伝染する。
そして、思いもよらない物語を生み出すことになる。
-----------------
少女の「走る喜び」がすぐに伝染したのは、
同じチームの同級生のエースだった。
エースの「もうひとりの少女」も故障がちで、
足の痛みをこらえ不安を抱きながら走っていた。
エースである彼女が店にやってきたのは昨年12月。
全日本中学校駅伝大会を1週間後にひかえていた。
2足のランニングシューズをフィッティングした。
(そのときの話)
1週間後。舞台は山口県セミナーパーク。
彼女は駅伝の周回コースを疾走していた。
女子の部、アンカーの第5区は3kmを走る。
彼女は18位で襷を受けたが、15位でゴールした。
3kmで3人抜いた10分32秒の記録は
区間でなんと5位の成績だった。
この時の光景を、後に彼女はこんな風に語る。
「前を走っていた人たちが、
登り坂でどんどん下がってきたんです」
もちろんこれは「彼女が見た」光景だ。
追い抜かれた3人の選手たちと、
沿道で応援していた人たちとが見た本当の光景は、
「後ろから走ってきた彼女が、
登り坂でどんどん上がってきた」。
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今春「もうひとりの少女」は高校生になった。
新天地でも彼女の快進撃は止まらない。
専門種目の自己ベスト記録は、
入学から半年でうなぎ登りに伸びていった。
以下、中3の時と現在の記録の比較。
1500m: 4分52秒(中3)→ 4分36秒(高1)
3000m:10分05秒(中3)→ 9分43秒(高1)
圧巻は8月のN県ユース大会だった。
女子1500mは2位。
そして優勝した女子3000mで叩きだしたタイムは、
なんと20年ぶりに大会記録を塗り替えてしまった。
快進撃はまだつづく。
彼女が所属するT高校の女子駅伝チームは、
これまで全国大会へ駒をすすめた歴史がない。
N県の女子駅伝は、IE高校が圧倒的な力を誇り、
ここ12年間連続して全国大会進出を果たしていた。
去る10月25日、N県の駅伝予選会。
彼女は「エース区間」の一区を激走した。
IE高校の一区は県で実力No.1の高3ランナーだった。
高1の彼女は先頭を走る高3ランナーに食らいついて、
わずか3秒差の2位でチームに襷をつないだ。
彼女の走りをきっかけにチームは燃えた。
ついに逆転し優勝。
IE高校の13連覇を阻止した彼女のT高校は、
全国高校駅伝大会「初出場」の切符を手に入れた。
高校に入学してからわずか半年の間に、
彼女はN県の歴史を2つも変えてしまった。
-----------------
今、ふたりの少女はN県で別々の高校に通っている。
「陸上競技をやめよう」と思っていた少女
AYAちゃんは今も陸上部で走りつづけている。
(今年春のご来店記事)(今年秋のご来店記事)
AYAちゃんは、試合の陸上競技場でよく
「もうひとりの少女」YURIちゃんに出会う。
YURIちゃんはAYAちゃんの顔を見つけると、
いつも走り寄ってきてこんな風に言うらしい。
「AYAちゃん、ありがとう。
中3の時にAYAちゃんから
あのお店を教えてもらってなかったら、
私は今こんな記録で走れてないと思う」
そして、ふたりの少女たちは顔を合わせて笑う。
うれしくて楽しくて仕方がない。
なぜなら彼女たちは知っているから。
お互いが尊敬し信頼し合っていることを。
「走る喜び」と「挑戦する喜び」が
ふたりの笑顔からあふれ出していることを。
わずか3秒差の2位でチームに襷をつないだ。
彼女の走りをきっかけにチームは燃えた。
ついに逆転し優勝。
IE高校の13連覇を阻止した彼女のT高校は、
全国高校駅伝大会「初出場」の切符を手に入れた。
高校に入学してからわずか半年の間に、
彼女はN県の歴史を2つも変えてしまった。
-----------------
今、ふたりの少女はN県で別々の高校に通っている。
「陸上競技をやめよう」と思っていた少女
AYAちゃんは今も陸上部で走りつづけている。
(今年春のご来店記事)(今年秋のご来店記事)
AYAちゃんは、試合の陸上競技場でよく
「もうひとりの少女」YURIちゃんに出会う。
YURIちゃんはAYAちゃんの顔を見つけると、
いつも走り寄ってきてこんな風に言うらしい。
「AYAちゃん、ありがとう。
中3の時にAYAちゃんから
あのお店を教えてもらってなかったら、
私は今こんな記録で走れてないと思う」
そして、ふたりの少女たちは顔を合わせて笑う。
うれしくて楽しくて仕方がない。
なぜなら彼女たちは知っているから。
お互いが尊敬し信頼し合っていることを。
「走る喜び」と「挑戦する喜び」が
ふたりの笑顔からあふれ出していることを。
(つづきます)
祝・全国高校駅伝出場決定!県ユース大会記録も20年ぶりに塗り替えた長距離女子が、都大路をかけ抜ける今日のアムフィット! ― 2015年11月07日 20時00分41秒
(きのうのつづき)
さて、昨日にひきつづきYURIちゃんの話。
初ご来店は昨年12月。当時の彼女は中学3年生。
足のトラブルで思いっ切り走れない状況でした。
それがそれが、その1週間後の全日本中学校駅伝で
「区間5位」で大爆走しちゃったから、
チームのみんなも我々も、誰もがぶったまげました。
(その時履いてたシューズのフィッティング記事)
で、今春に陸上競技の強豪高校に入学。
その後の大活躍は昨日のブログに書いたとおり。
N県ユースで20年ぶりの大会新記録!
ほんで12月の全国高校駅伝大会へ初出場決定!
いよっ!
さて、昨日にひきつづきYURIちゃんの話。
初ご来店は昨年12月。当時の彼女は中学3年生。
足のトラブルで思いっ切り走れない状況でした。
それがそれが、その1週間後の全日本中学校駅伝で
「区間5位」で大爆走しちゃったから、
チームのみんなも我々も、誰もがぶったまげました。
(その時履いてたシューズのフィッティング記事)
で、今春に陸上競技の強豪高校に入学。
その後の大活躍は昨日のブログに書いたとおり。
N県ユースで20年ぶりの大会新記録!
ほんで12月の全国高校駅伝大会へ初出場決定!
いよっ!
もういっちょ!
連続する快挙に川見店主も我慢できず、
思わずYURIちゃんちに電話してしまいました。
川見店主:「YURIちゃん!あなた、すごいね!」
Yちゃん:「あ、ありがとうございます!」
川見店主:「20年ぶりの大会新記録!」
Yちゃん:「N県は競技人口が少ないので……」
川見店主:「そんなの関係ないよ!
それに全国駅伝大会にも出場決定!
この前の県予選大会じゃあ、
N県で実力No.1のIE高校3年生ランナーと、
一区で堂々と渡り合ったんですってね!」
Yちゃん:「でも、ちょっと離されました」
川見店主:「3秒差の2位で襷をつなげたんでしょ?
もちろんその3秒は悔しいけれど、
相手は高3でYURIちゃんはまだ高1。
すごいじゃん!」
もう、川見店主がワイワイなってます。
ふたりの電話はまだまだ続きそうなので、
ここでYURIちゃんが高校に入ってから
半年間にわたってフィッティングしてきた
6足のシューズたちをどどーんとご紹介しときまーす!
-----------------
まずは、5月の2足!
トラックシーズンに向けて
長距離用スパイクシューズをフィッティング!
装着したオーダーメイド・インソールは、
最上級インソールのゼロ・アムフィットでした。
6か月前の川見店主がアムフィット装着作業写真↓
じゃかじゃん!の1足目!
TTP503 LD-JAPANにゼロ・アムフィット装着わず!
こっちからもどんわず!
でけでん!の2足目!
TTP513 GUNLAPにもゼロ・アムフィット装着わず!
こっちからもどんわず!
彼女はこのスパイクシューズたちを履いて、
まずは6月のN県インターハイに出場。
女子1500mを4分43秒で走って自己ベスト!
さらにその2週間後の近畿インターハイでも
4分40秒で走ってまたもや自己ベスト更新!
ほんで8月のN県ユースでは
女子1500mを4分36秒で怒涛の自己ベスト連続更新!
女子3000mは9分49秒で20年ぶりの大会新記録更新!
ほんでほんで、9月の近畿ユースでは、
女子3000mを9分43秒の自己ベスト更新で第5位でした!
なんつー記録の伸びっぷりよ!
-----------------
つづいて8月の2足!
鍛えの夏にトレーニング用シューズをフィッティング!
装着したオーダーメイド・インソールは、
最上級インソールのゼロ・アムフィットでした。
3か月前の川見店主がアムフィット装着作業写真↓
じゃかじゃん!の1足目!
ガンガン走り込む用ライトレーサーにゼロ・アムフィット装着わず!
ガンガン走り込む用ライトレーサーにゼロ・アムフィット装着わず!
でけでん!の2足目!
スピードトレーニング用ターサージール「TS」にも
ゼロ・アムフィット装着わず!
こっちからもどん!わず!
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ほんで駅伝シーズンを迎える10月の2足!
トレーニング用とレース用のシューズをフィッティング!
装着したオーダーメイド・インソールは、
最上級インソールのゼロ・アムフィットでした。
3週間前の川見店主がアムフィット装着作業写真↓
じゃかじゃん!の1足目!
ガンガン走り込む用ライトレーサーにゼロ・アムフィット装着わず!
でけでん!の2足目!
秘蔵中の秘蔵マラソンシューズはモザイクにしとこ。
1週間後、YURIちゃんはこのシューズで、
全国駅伝大会出場への切符を手に入れたのだ!
ゼロ・アムフィット装着わずじゃーーーい!!
こっちからもどん!わず!
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ふたりの電話はつづいてます。
川見店主:「マラソンシューズとインソール、
駅伝で走ってみてどうだった?」
Yちゃん:「すっごく軽くて走りやすかったです。
何も履いてないみたいでした。
ハダシで走ってるみたいでした!」
川見店主:「記録もどんどん伸びてビックリです!
とにかくYURIちゃんはすごいね!」
Yちゃん:「えー、そんなことないですよー」
川見店主:「そんなことあるの!
だって20年ぶりに大会新だし、
学校は全国大会初出場だし、
とにかくYURIちゃんは……」
あー、川見店主の電話は終わりそうにないので
ブログはこのへんにしときます。
2015年の全国高校駅伝大会は12月20日開催。
初めての都大路をYURIちゃんはぶっ飛ばします。
がんばってねーー!
★☆★☆★☆★☆★☆★☆
ふたりの電話はつづいてます。
川見店主:「マラソンシューズとインソール、
駅伝で走ってみてどうだった?」
Yちゃん:「すっごく軽くて走りやすかったです。
何も履いてないみたいでした。
ハダシで走ってるみたいでした!」
川見店主:「記録もどんどん伸びてビックリです!
とにかくYURIちゃんはすごいね!」
Yちゃん:「えー、そんなことないですよー」
川見店主:「そんなことあるの!
だって20年ぶりに大会新だし、
学校は全国大会初出場だし、
とにかくYURIちゃんは……」
あー、川見店主の電話は終わりそうにないので
ブログはこのへんにしときます。
2015年の全国高校駅伝大会は12月20日開催。
初めての都大路をYURIちゃんはぶっ飛ばします。
がんばってねーー!
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