ボストンマラソン。2014年04月24日 20時20分22秒

世界で最も歴史のあるマラソン大会。
心臓破りの丘。
1951年、ハリマヤの「金栗足袋」を履いて駆け抜け、
日本人として初めて優勝したのは、田中茂樹選手。
1953年、"日本マラソンの父"金栗四三さんの夢を背負い、
同じくハリマヤの「カナグリシューズ」を履いて、
世界最高記録(当時)で優勝したのは、山田敬蔵選手。
その後も、多くの日本人ランナー達が挑んだレース。
世界中のランナーが一度は走ってみたいと憧れる大会。

ボストンマラソン。

-----------------

アメリカのボストンという町には、
"Beantown(ビーンタウン)"という呼び名があるそうです。

"bean"とは「豆」のこと。
ボストンがなぜ「豆の町」なんだろう?

その理由を教えてくれたのが、若き日にアメリカに留学し、
この町に暮らしたことがあるHIDEAKIくんのお父さんでした。

お父さん:
「ボストンという町は、植民地時代(18世紀頃)の
 三角貿易で糖廃蜜が多くあり、
 baked beans(ベイクト・ビーンズ:豆を焼いた料理)
 が名物となったようです。
 私がボストンにいた時、
 ベイクト・ビーンズが街角の屋台で売られていて、
 何度か食べた記憶があります」

ベイクト・ビーンズ↓


豚肉と糖蜜から作るソースを用いたこの豆料理が、
ボストンの人々に広く食されていたんですね。
そこから「豆の町」のニックネームがついたんですね。

お父さん:
「例えば、オリンピアさんがあるこの鶴橋近辺ならば
 "ヤキニク・タウン"といったところでしょうか(笑)」

そうか、大阪なら「タコヤキ・タウン」とか。
なるほど!
と目から鱗(うろこ)が落ちる思いがしたものです。

なぜお父さんとこんな話になったかというと、
ハリマヤ特集サイトで紹介している英字新聞の中に、
ボストンマラソンの話が出ていて、
最後まで意味がわからなかったこの"Beantown"について
お父さんが調べてくださったからでした。

お父さんは、最近もボストンに行く機会があったそうです。

お父さん:
「せっかくなので、ベイクト・ビーンズを食べてきましたよ。
 写真も撮ってきました。
 グシャッてなっててキレイな写真ではないのですが(苦笑)」




あー、お皿にグシャってなってます。
これ、日本のレストランなら取り替えるでしょうね。
お皿のフチまでなみなみと注ぎ込んだ具合も含めて、
アメリカって国のおおらかさを感じます。
でも、美味しそうじゃないですか。

お父さん:
「それがね、味もそれほどじゃあないんですよ(笑)」

わははは。
お父さんのお口にはちょっと合わなかったですか。
きっと、安くて栄養もあって、
庶民に愛された食べ物なんですね。

-----------------

2014年4月21日。
ボストンマラソンは、今年「も」行われた。
「豆の町」の人々も、
世界中のランナーたちも、
1年前の悲劇に、決して屈しはしなかったのだ。


★☆★☆★☆★☆★☆★☆

【関連サイト】

特集サイト「嗚呼、ハリマヤのシューズ」↓

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://sunwards.asablo.jp/blog/2014/04/24/7293305/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。



オリンピアサンワーズのブログは引っ越しました。

新しいブログはこちらです。↓

https://olympiasunwards.com/shop-information/blog/