元箱根駅伝ランナーが大阪マラソン2015をぶっ飛ばす今日のアムフィット!~Are You Ready? 2015(26) ― 2015年09月06日 19時30分38秒
その人には、腕時計をして走るという習慣がない。
明けても暮れても陸上競技の青春だった。
1500mならば3分48秒、
5000mならば14分28秒が自己ベスト記録だ。
高校時代には全国駅伝で都大路を走った。
大学時代の正月は毎年箱根駅伝を走った。
並み居るライバルたちに勝つか、負けるか?
記録を更新するか、途中でつぶれて棄権するか?
そんな世界でずっと勝負してきた。
その人にとっての「走る」とは、
「やるか、やられるか」
「生きるか、死ぬか」の戦いだった。
生死の狭間で時計とにらめっこしているヒマなどない。
だからその人は、走るときに腕時計をしたことがない。
マラソン・ランニングに挑戦するみなさんを勝手にワイワイ応援ブログ
「Are You Ready?2015-2016」
第26回目は、元箱根駅伝ランナーTさんのご登場です。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆
初めてフルマラソンに挑戦した時も、
Tさんの腕に時計はなかった。
3時間を切るのは当然のことだと決めていたが、
それ以上の明確なタイム設定はなかった。
いけるところまでいってやる――。
決めていたのはそれだけだった。
スピードの感覚はカラダが覚えている。
そのレースは走れすぎるほど走れた。
後半の折返しでタイムが気になった。
横で走っていたランナーに聞いてみた。
「このままのペースでいくと、
どれくらいのタイムでゴールできますかね?」
そのランナーは驚いたにちがいない。
レース中にそんな質問をされることは、
これまでもこれからも2度とないだろう。
それでも、息を切らしてこたえてくれた。
「に、2時間40分、くらいだと思います」
よし、このまま突っ込んでやる――。
Tさんはペースを落とさずに走りつづけた。
そして、ぶっつぶれた。
35km地点で足はパッタリと止まってしまった。
残りの7kmは8分/キロのペースにまで落ち込んだ。
初めての42.195kmには「やられた」が、
それでも3時間1分での完走だった。
「やるか、やられるか」
「生きるか、死ぬか」
Tさんにとっての「走る」とは、そういうことだ。
-----------------
Tさん、こんにちは。
腕時計なしでフルマラソンデビューした
「驚愕の3時間1分」から2年経ちました。
(2013年、その頃のリアルご来店記事)
あれからいかがお過ごしでしょうか?
Tさん:「情勢が不安定ですからね。
なかなかレースに出れないです」
学生時代は「陸上」競技漬けだったTさんですが、
今の職場は「海上」でこの国を守るのがお仕事。
ここ数年日本の領海は緊迫した状況がつづいてます。
Tさん:「いつ出動するかわかりませんからね。
前日になってレースをキャンセル
という場合もありますし、
なかなか予定も立たないですよ。
今年は大阪マラソンに当選したので、
なんとかして走りたいですね」
つーわけで、Tさんが大阪の街をぶっ飛ばす
ランニングシューズに今日のアムフィット!
ご用意したのはこちら↓
TJL427 LYTERACER TS4 Wide
明けても暮れても陸上競技の青春だった。
1500mならば3分48秒、
5000mならば14分28秒が自己ベスト記録だ。
高校時代には全国駅伝で都大路を走った。
大学時代の正月は毎年箱根駅伝を走った。
並み居るライバルたちに勝つか、負けるか?
記録を更新するか、途中でつぶれて棄権するか?
そんな世界でずっと勝負してきた。
その人にとっての「走る」とは、
「やるか、やられるか」
「生きるか、死ぬか」の戦いだった。
生死の狭間で時計とにらめっこしているヒマなどない。
だからその人は、走るときに腕時計をしたことがない。
マラソン・ランニングに挑戦するみなさんを勝手にワイワイ応援ブログ
「Are You Ready?2015-2016」
第26回目は、元箱根駅伝ランナーTさんのご登場です。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆
初めてフルマラソンに挑戦した時も、
Tさんの腕に時計はなかった。
3時間を切るのは当然のことだと決めていたが、
それ以上の明確なタイム設定はなかった。
いけるところまでいってやる――。
決めていたのはそれだけだった。
スピードの感覚はカラダが覚えている。
そのレースは走れすぎるほど走れた。
後半の折返しでタイムが気になった。
横で走っていたランナーに聞いてみた。
「このままのペースでいくと、
どれくらいのタイムでゴールできますかね?」
そのランナーは驚いたにちがいない。
レース中にそんな質問をされることは、
これまでもこれからも2度とないだろう。
それでも、息を切らしてこたえてくれた。
「に、2時間40分、くらいだと思います」
よし、このまま突っ込んでやる――。
Tさんはペースを落とさずに走りつづけた。
そして、ぶっつぶれた。
35km地点で足はパッタリと止まってしまった。
残りの7kmは8分/キロのペースにまで落ち込んだ。
初めての42.195kmには「やられた」が、
それでも3時間1分での完走だった。
「やるか、やられるか」
「生きるか、死ぬか」
Tさんにとっての「走る」とは、そういうことだ。
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Tさん、こんにちは。
腕時計なしでフルマラソンデビューした
「驚愕の3時間1分」から2年経ちました。
(2013年、その頃のリアルご来店記事)
あれからいかがお過ごしでしょうか?
Tさん:「情勢が不安定ですからね。
なかなかレースに出れないです」
学生時代は「陸上」競技漬けだったTさんですが、
今の職場は「海上」でこの国を守るのがお仕事。
ここ数年日本の領海は緊迫した状況がつづいてます。
Tさん:「いつ出動するかわかりませんからね。
前日になってレースをキャンセル
という場合もありますし、
なかなか予定も立たないですよ。
今年は大阪マラソンに当選したので、
なんとかして走りたいですね」
つーわけで、Tさんが大阪の街をぶっ飛ばす
ランニングシューズに今日のアムフィット!
ご用意したのはこちら↓
TJL427 LYTERACER TS4 Wide

装着するオーダーメイド・インソールは、
最上級インソールのゼロ・アムフィットです。
川見店主が入魂のアムフィット装着作業へ!

じゃかじゃん!
ライトレーサーにゼロ・アムフィット装着どん!

はい、こっちからもどん!

もうひとつ。
Tさんにとっての「走る」とは
「全速力(トップスピード)」のことだ。
「ペースを落とす」ということが自分に許せない。
全速力の自分がどれだけの距離を超えていけるか。
その結果、35kmでつぶれるかもしれないし、
42.195km走り切れば記録につながるだろう。
「全速力」の先に「完走」と「記録」がある。
――これがTさんが走る時の発想だ。
――これがTさんが走る時の発想だ。
普通、ランナーがレースにのぞむ時は、
「記録(目標タイム)」から逆算して
「完走」するための「速力(ペース配分)」を考える。
Tさんの発想はまったく「逆」なのだ。
川見店主:「でもTさん、
そろそろペースを落とす走りも
身につけてくださいね」
Tさん:「ゆっくり走るのが、
我慢ならないんですよね。
走れば走るほど、
スピードを上げてしまう(苦笑)」
川見店主:「4分30秒~5分/キロペースで、
走れる自分も作っておけば、
フルマラソンのレース後半で粘れます」
Tさん:「ペースをねぇ……
じゃあ、これから練習の時は、
家の時計を確認してから
走りに行くようにします(笑)」
あ、やっぱり腕時計はされない(笑)。
大阪マラソン、店の前で応援しておりまーす!
Tさんの発想はまったく「逆」なのだ。
川見店主:「でもTさん、
そろそろペースを落とす走りも
身につけてくださいね」
Tさん:「ゆっくり走るのが、
我慢ならないんですよね。
走れば走るほど、
スピードを上げてしまう(苦笑)」
川見店主:「4分30秒~5分/キロペースで、
走れる自分も作っておけば、
フルマラソンのレース後半で粘れます」
Tさん:「ペースをねぇ……
じゃあ、これから練習の時は、
家の時計を確認してから
走りに行くようにします(笑)」
あ、やっぱり腕時計はされない(笑)。
大阪マラソン、店の前で応援しておりまーす!
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